キキョウ科 キキョウソウ
この時期どこでも見られるキキョウソウです。小さいですが、確かにキキョウに似ています。たまたま道で見かけたこの子は、今までに見たこともないくらいに花がついています。普通は上の方が数個だけ咲いて、後は閉鎖花になるのですが、やっぱり咲こうと思い直して遅れて咲き出したのでしょうかねー?
キキョウソウ果実
キキョウソウは英語では「ビーナスの鏡」と呼ばれます。この果実の姿が由来です。種子が熟すと果実の横の所がクルクルとロールカーテンのように巻き上がり、中から種子がこぼれ落ちます。巻き上がったロールカーテンも見えていますね!
ヒナキキョウソウ果実
類似種のヒナキキョウソウも同様のロールカーテンがありますが、穴の位置が上の方ですね!キキョウソウの花は横向きに付いていますが、ヒナキキョウソウは株のテッペンに天を仰ぐように上を向いて咲いています。葉が小さめでとんがっているように思います。名前が似ている「ヒナギキョウ」はまた別物で、かよわい感じです。
マツバウンラン果実
春早くから咲き始めていたマツバウンランが果実の時期を迎えています。今まで花はよく見ていましたが、果実は「これなんだろう?」程度しか見ていませんでした。光に照らされて、壁に取り付けられた照明が並んでいるようで、ナカナカかわいいのです。
中を見てみると、2部屋に分かれていて黒い種子がいっぱい入っています。
種子は1mm以下の大きさです。角ばった感じで不揃いでした。