今年初めての山歩き、先日の雪が残る枯れた山野のあちらこちらに赤い実が目立ちます。新年らしく縁起物を探して見ました!
サクラソウ科 ヤブコウジ(藪柑子)
別名をジュウリョウ(十両)シキンギュウ(紫金牛)、ヤマタチバナ(山橘)とも呼ばれます。
お正月の縁起物として古くから利用され、お金と幸運を呼びこむとされ、「明日への幸福」という
花言葉が付けられたそうです。夏に白やピンクの可憐な花をつけてコケ玉にも最高の材料です。
センリョウ科 センリョウ(仙蓼 / 千両)
常緑低木で別名クササンゴ(草珊瑚)とも呼ばれ、花の少ない冬に美しい果実をつけるので、正月
の縁起物として人気の高い植物です。花は黄緑色で7~8月頃に咲き、鋸歯のある葉の上に実を付け
ます。黄色の実をつけるキミノセンリョウや斑入りの品種もあります。
サクラソウ科 マンリョウ(万両)
常緑の木です。林内に生育し、冬に赤く熟す実が美しいので庭木としても植栽されます。特に名前がめでたいので正月の縁起物として利用されることも有ります。葉は縁に波状の鋸歯があり、互生します。花は白色で7月頃に咲き、果実は葉の下に付きます。園芸品種には白や黄色の果実も有ります。
十両、千両、万両は、いずれも冬と言う季節に緑の葉に赤い実が美しく付くのが特徴で条件になっているようです。この条件に合うナンテン(南天)「難を転じる」やアオキ(青木)「若く美しい」も同様に縁起物の植物として知られています。 一般的に馴染みは無いですが参考までに言うと一両は「アリドオシ」、百両は「カラタチバナ」億両は「ミヤマシキミ」となります。
ヤブコウジは大きな木の下で見られます。
野鳥の仕業なのでしょう。
木の根元の周りから出ることなく、目立たない花を咲かせて真っ赤な実をつけてくれています。
ヤブコウジはいつも気にかけて見るのですが、どうしても赤い実が二つ付いているのを探してしまいます(笑)
初めてコケ玉の材料に使おうと掘り起こした時、隣の物と地下茎でつながっていたので驚いた事があります。