葉が枯れて木々の枝が丸見えになると、「あれっ?」て思う事ありませんか?枝にツルが捲いて巻いていると、その木の実に見えて、近くに行って「なんだぁー」と苦笑いします。
ヤマノイモ科 ヤマノイモ(山の芋)
雌雄異株の多年生つる植物。夏に咲く白い花は美しいと思います。果実は三昧の翼状で一部を剥がして鼻に付けて遊んだことを思い出します。
ニシキギ科 ツルウメモドキ(蔓梅擬)
雌雄異株の落葉つる性樹木です。花は5-6月頃に咲きますが、実は秋に淡黄色に熟しますが時間が経過すると外被が割れとても鮮やかな橙赤色の種子が見えるようになります。その頃になると実を目当てに野鳥がひっきりなしに訪れるようになり種の運び屋をします。生け花に使われているのを良く見かけます。
ツヅラフジ科 アオツヅラフジ(青葛藤)
一見草の様に見えるのですが雌雄異株の落葉つる性の樹木です。秋に球状の実が房状に結実し、緑色から青く熟して目立つようになります。一見小さな美味しそうなブドウの様に見えますが毒があるので食べないでくださいね。
バラ科 ノイバラ(野茨)
落葉性のつる性低木。 ノバラ(野薔薇)とも呼び、枝に鋭いトゲがあります。4-6月に白い花を付けいい香りもします。果実は、固い球形で赤く熟して目立ちますが、冬には黒く変色します。ツグミやジョウビタキなどが種を啄んでいる所を時々見かけます。鳥が実を食べて空腹をしのぎ、植物は種を運んでもらう。持ちつ持たれつの関係が出来上がっています。
一般的に、つる性植物は嫌われ物ですね!他の植物に巻き付いて枯らしたり、トゲが刺されば痛いし、でも多くのつる植物の花はとても可憐だと思いますが如何でしょうか?
先日紹介いただきましたように鮮やかな橙赤色の種子が反対側の土手に鈴なりでした。
そう言えば毎年見られるなと再認識してしまいました。
ツルウメモドキ、初めて見た時は、実の色が綺麗で採ろうしましたが、つる植物だと分かり手こずったこと思い出します。名前もその後に知りました。(笑)