先日のこと、
職場にいて、業者との打ち合わせ中だった。
少し離れた会議机では、数人が打ち合わせ中。
同僚や上司もいて普段は4人くらいだが、その時は7人ほどがいた。
突然、それぞれの携帯電話が一斉に鳴り出した。
「えっ。大きい地震がくる?」
とテレビの電源を入れた。
「地震がありました。安全に」と繰り返すばかりで、いつもなら速報で各地の震度がテロップで
出るのに、一向に表示されない。
ゆれが来た感じもない。
しばらくして、ようやく日本地図が、出て、奈良あたりで観測。関東地方へも、表示があったが、小さい揺れのようだった。
「大丈夫みたいだ」と皆一様に仕事に戻った。
その後、緊急速報は、誤報だったというニュースがあった。
『「津波水没か、一瞬パニック・・・・「震度7」関西騒然』
『甲子園球場に鳴り響いた”誤報”』
『「関西で震度7」と誤報=緊急地震速報で』
知人のブログには、
「緊急地震速報」
というまるで受け取り方の違うかきこみがあった。
そしてさらに
「“震度7”誤報、「中継局」のデータ処理装置にも問題か」
今回の誤報騒ぎで、浮かび上がった問題点。
小さい地震が大きく報じられたので、人を驚かせたり鉄道などが運転見合わせなどで、大事には至らずにすんだ。
逆だったら、どうだったのだろう。
また、データ処理の問題点が発見されたことは、今後にとってはよかったのではないかと思う。
人は、データを自分の良いように解釈しがち。
データにあやまりがあったとしても、鵜呑みにする人も、信用しない人もいる。
データにおどろいて、パニックになること、勝手に過大評価したり、過小評価するのは、危険だということ。
またそれを、勝手に広めたり、デマに利用したり、悪用することは、慎みたい。