「指揮者の極意」として、命令されるのは、誰でも嫌だから、命令されたことを、命令だと思わないようにすること。
やりたいと、思わせること。音を出すのは、演奏者だから。
と、佐渡裕が語った。
合唱にも言えることだと思う。
アマチュアの合唱団員は、様々な人が集まっている。
歌いたい。歌えればいい。上手に歌いたい。ハーモニーを味わいたい。
良かったと、言ってもらえるような演奏をしたい。発表会ができればいい。
一人ひとりの思いによっても、左右される。
たいてい指揮者はプロだから、良い演奏にしたいと思いつつ、良い演奏を目指す。
様々なことを、要求されるが、一向に解さない、者もいる。
指導能力とも言えるだろうが、指導者の、思いを素直に受け止めてくれる者が多ければ
やりがいにもなろう。
さっぱり、上達しないともし、感じたら、手を変え品を変えて、要求して欲しい。
時には、意識改革に近いことを、する必要もあるかもしれない。
指揮者は、団員にとって、マエストロ。
団員は、指揮者に向いて、演奏する。
向いていない団員を向かせる努力が、一番大変なことかもしれない。
指揮者が何を考えているのか。
どんなことを要求しているのか。
それを知りたい、知ろうとする姿勢に全員がなれたら、演奏がもっと充実し、より、よい合唱団になっていくのかもしれない。