まばらな見物客で、じっくり鑑賞することができた。
見ごたえのある仏像。
説明文も簡易で読みやすかった。
信心・仏の教えとかに、縁のない者でも、仏像に向かうと、何か、心に響いてくる。
初めて、仏頭を拝顔し、心が現れるような感覚を覚えた。
優しいお顔。
静かに閉じられた瞳。
次の瞬間には、パッと眼を開かれるかのような錯覚を覚える。
仏頭の背後に回った時、「痛々しいわね」とつぶやいた人。
そう、そんな気持ちが自然と湧いてくる。
圧感なのは「木造十二神将」
今にも動き出しそうな、躍動感。
板彫りの神将は、一様にユーモラスでさえある。
木造は、襟を正したくなる、雰囲気。
「興福寺中金堂再建奉賛」の資料を頂戴して藝大美術館を後にした。
興福寺創建1300年記念
2013年9月3日(火)-11月24日(日)
東京藝術大学美術館
地中海 四千年のものがたり
2013年7月20日(土)→9月23日(月・祝)
東京都美術館