ふうせんのホームページ

合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

お箸の国

2013-09-21 22:23:51 | 日記

「にっぽん民謡紀行」で、民謡を広めよう、民謡の原風景を伝えようということに

努力している人たちの話題があった。

 

某小学校の給食風景があった。

それを見ていて愕然とした。

何人かのこどもの食事風景が映し出されていたのだ。

そしてその、映ったこどもが、皆、箸をきれいに持っていないのに気が付いてしまった。

 

小さい子向けの、グッズのある店に行くと、箸をきちんと持つための、道具にお目にかかる。

食器売り場にも、「しつけ箸」なるものがある。

小さいこの箸の持ち方は、母親の持ち方を反映しているが多い。

母親がきちんと持てないと、母親と同じような持ち方をしている。

 

きちんと持てる母親は、子どもにもきちんと持つように、しつけるのできちんと持てるようになる。

きちんと正しく持てない母親は、子どもの持ち方にも無頓着なので、どのような持ち方をしていても

たぶん、気にしないのだろう。

好き嫌いとか、きれいに食べたかとか、勉強は宿題は、学校へ持っていくものはなどに、注意を払う

保護者も、箸の持ち方、等のしつけを放棄していることは珍しくない。

 

もう、何十年も、きれいな持ち方のできない親子を見てきた。

保護者が、持ち方を、教えなければきれいに持てない。

小学校の高学年頃に、持ち方をすこーし変えた経験を持つ。

それは、きれいな持ち方をしたいと気が付いたから。

ほんの少しだけ不満があったから、自分で変えたことがある。

けれども、大人でもきれいに持てない人は多い。

料理人でも、持てないことにがっかりしたものだ。

「うまい物」を求めて食べ歩く番組があったが、きれいに持てない人ばかりで

見るのをやめた。

「お箸の国のひとだから」と何かのCMで聞いたことがあるけれど、あれはなんのCMだったか。

 

お箸の国なのに、ご飯を箸でたべられずに、スプーンで食べているいわゆるお年頃のギャルが

酷い持ち方をしていると幻滅してしまうのは、ほんの一部の者だけのよう。

悲しいことなんだと思うのは、自分だけではないことを祈りたい。