どんな、状況でも、情報を欲しいと思う者は、アンテナを張り巡らし、吸収しようとする。
あらゆる情報が蔓延していても、興味を示さない。
興味を持たないと、耳はなにも聞こえない。
眼は見ても脳は重大と捉えない。
興味のないことに反応しない。
「見ざる、聞かざる、言わざる」は、もう、昔のことのはずなのに、今でも根強く残っている。
忘れることは、人にとって重要なことなんだと聞いたことがある。
江戸時代のネットワーク、現代のネットワーク。
はるかに、ネットが拡大し、便利になったように思うけれど、ヒトは、取捨択一を、生き抜く知恵として持っているのかも
しれない。
歴史文化ライブラリー 207
江戸の海外情報ネットワーク
岩下哲典
吉川弘文館