猫にとって安全・快適な室温は 猫を熱中症にさせない留守番の工夫
2022/08/11 12:00
(ねこのきもち WEB MAGAZINE)
気温や室温が高くなる夏は、猫も熱中症を起こしやすくなります。そのため、夏に猫だけでお留守番をさせる際は、体温や室温を下げるための対策が必要です。今回は、夏のお留守番で心がけたい猫の熱中症対策について、獣医師の菊池亜都子先生に教えていただきました。
室温を28℃前後に保つ
一般的に、猫が快適と感じる室温は、28℃前後だといわれています。家の構造などにもよりますが、猫にお留守番をさせる際は、基本的にエアコンを活用し、室内が28℃前後に保たれるように心がけましょう。
エアコンのない部屋にはひんやりグッズを置く
エアコンをかけていない部屋には、ひんやりグッズを置いておくのもいいでしょう。市販のものを活用してもいいですし、お手製のものを置くのもおすすめです。ただし、猫が誤飲しやすいものは使わないようにしてください。
【ひんやりグッズ1:保冷剤】
猫が絶対にかじれないように工夫したうえで、保冷剤を、ひんやりグッズとして使用してみましょう。冷凍庫から取り出した直後などは特に、直接体に触れると冷やしすぎてしまうおそれがあるので、厚めのタオルに包んだ状態で置くようにしてください。
※保冷剤の成分によっては、猫が中毒を起こすことがあるので十分注意してください
【ひんやりグッズ2:凍らせたペットボトル】
水を入れたペットボトルを凍らせ、ペットボトル専用袋や未使用の靴下などに入れて与えてみてもいいでしょう。袋に紐があると猫を興奮させるおそれがあるので、袋の中にしまうか、あらかじめ紐を切っておくようにしましょう。
部屋を自由に移動できるようにしておく
エアコンをかけるなど、部屋を涼しくする工夫は必要ですが、猫によっては寒いと感じてしまうこともあります。そんなとき、猫が心地よく感じられる居場所を見つけられるよう、いろいろな場所を自由に移動できるようにしておくといいでしょう。ただし、浴室は猫がおぼれてしまう危険があるので、開放するときは浴槽の水を必ず抜いておくようにしてください。
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