2023年5月5日 午後2時42分ごろ、
石川県能登半島の
珠洲市で震度6強の地震が起きた。
糸魚川のヒスイ海岸で、
のんきに石を拾っていたら、
周りにいた人のスマホから
一斉に警報が鳴りだし、
かなりビビった。
津波の恐れもあったことから、
海岸にいた全員が、
速やかに避難行動をとったのだが、
まあ、見事なまでに粛々と行動する姿に、
やはり日本人は規律正しく、
とても誇らしかった。
まあ結局、ヒスイ拾いは
途中で断念することになったが、
直江津から「急行色」が戻ってくるので、
それを撮ることにした。
しかし、地震の影響でダイヤが乱れ、
通過時刻になっても来ない。
こりゃダメだと半ばあきらめ、
気に入ったアングルの場所を離れ、
糸魚川駅に戻ろうと
最寄り駅のホームにいたら、
踏切が鳴って、…来やがった。
2023年5月5日
えちごトキめき鉄道
えちご押上ひすい海岸駅
撮れたのは良かったが、
しょうもないアングルで、がっかり。
反対側とは異なり、富山方の455系には、
急行幕とヘッドマークが掲出されていた。
日本列島を形成する上で、
大きな意味を持つ大断層、
「フォッサマグナ」。
その名称を初めて知ったのは、
小松左京の「日本沈没」。
フィクションではあったが、
あまりに衝撃的で、
脳裏に焼き付いていた。
大陸から分断された日本が、
フォッサマグナを境に
ポキッと2つに折れ、
折れたところ(溝=海峡)に土砂が堆積し、
やがて隆起して圧縮されて
3000m級の山が連なる北アルプスになった。
そんな壮大な地球の歴史を
目の当たりにできるのが、
フォッサマグナパークなのだ!
今回は、長年の夢が叶うとあって
もうテンションも爆上がり。
大糸線 根知駅で下車し、
快晴の朝、弾むように足取りも軽い。
駅から歩いて10分ほどで、
フォッサマグナパークに到着。
興味のない人には、
全く響かないだろう、この感動。
ただの断層露頭ではない、
世界ジオパークにも認定されるほど
価値のある場所なのだ。
左が西日本の乗っかっている
ユーラシアプレート
(大陸から分かれた古い岩石で灰色)
右が東日本の乗っかっている
北アメリカプレート
(海底で堆積した岩石で茶色)
その中央が断層破砕帯で、
左右から圧力がかかり、
ボロボロともろくなっている。
目の前を流れているのは
姫川の支流、根知川も断層で、
この川の手前と対岸で、
糸静線がずれているという。
いやぁ、地球の歴史を満喫できて
大満足!
フォッサマグナパークからの帰り道、
ちょうど南小谷行きの
普通列車が来る時間だったので、
遊歩道から1枚。
2023年5月5日
大糸線 頸城大野ー根知
426D
もうサイコーだぁ。
カマ鉄オモシー組合
写真さえ撮っていれば幸せ