カマ鉄オモシー組合

写真を撮ってさえいれば幸せ。

写真を撮ることの楽しさって何だろう

2023-10-29 10:00:00 | 機関車
小学生の時、
 
初めて買ってもらったカメラは
 
中古のオリンパス ペン EE。
 
ハーフサイズのフィルムカメラ。
 
フィルム代、現像・プリント代もかかるため
 
撮影枚数を節約しながら撮っていた。
 
 
高校の合格祝いに、
 
Canon A-1を買ってもらうまで大事に使い、
 
出番こそないが、いまも手元にある。
 
 
 
A-1を手にしたとき、
 
それはもう嬉しかった。
 
嬉しさ爆発だった。
 
レンズはタムロンの35-70㎜ 1本だけだったが、
 
当時はそれでも大満足だった。
 
高校で写真部に入り、
 
放課後は毎日、暗室に籠って
 
フィルム現像やらプリント作業に没頭した。
 
暗室に入ると、外の様子が分からないので、
 
気付くと夜9時にもなっていて、
 
顧問の先生から『いい加減、もう帰れ』と
 
呆れられるほど没頭した。
 
とにかく高校の写真部での思い出は、
 
楽しかったの一言。
 
ロクに勉強もせずに、
 
好きなことだけやっていたわけで、
 
そりゃ楽しくないはずがない。
 
 
 
小遣いも少ないので、
 
フィルム代を節約するため、
 
当時は“100フィート”と呼ばれる
 
長尺のモノクロフィルムを、
 
自分でパトローネに巻いて使い、
 
プリントも引き伸ばし機を使って、
 
自分で印画紙に現像していた。
 
 
 
フィルムの現像は、
 
“ミクロファイン”とか“D76(デー・ナナロク)”
 
といった現像液を使い、自分でやっていた。
 
現像液の温度が高かったり、低かったり、
 
もう何度も失敗しながら…。
 
フィルム現像で失敗すると、
 
真っ黒になったり、真っ白になったりして、
 
プリントでも調整できないと、
 
ホントにがっかりした。
 
 
 
だが、フィルム現像の失敗を嘆く以前に、
 
そもそも自分が納得するような
 
会心作が撮れたか、と問われれば、
 
全く撮ることはできなかった。
 
 
 
今はデジカメの時代になり、
 
撮った瞬間に画像が見られる。
 
失敗と成功がすぐにわかる。
 
いや、失敗か成功か、ではなく、
 
写っているか、いないかが確認できる。
 
 
撮った写真の、失敗と成功の判断は
 
また別の話ではないかと思うのです。
 
 
 
仮にイメージ通りに撮れたとしても、
 
そこに何の工夫や挑戦もない、
 
写真の仕上りを見ても
 
感動がない、印象に残らない写真。
 
今も多くは、そんな駄作ばかり。
 
未だにうまく撮れない、いい写真が撮れない、
 
と悩み続けています。
 
 
 
私はプロの写真家ではないので、
 
撮りたいと思う被写体に対して、
 
あーでもない、こーでもないと、
 
好きなだけ時間をかけて撮ることができる。
 
もちろん自由な時間にも限りはあるけれど。
 
 
 
だが、プロはそうはいかない。
 
仕事だから失敗は許されないし、
 
限られた時間の中で、
 
次々と求められる被写体を
 
追っていかなければならない。
 
失敗できないプレッシャーと
 
作品に期待されるクオリティーがあるから、
 
“楽しんで撮る”なんてことは到底できない。
 
プロの悩みは計り知れない。
 
(無論、そうでないプロもいると思うが)
 
 
 
つまり、いい写真が撮れないというのは、
 
好きな被写体を、好きなだけ撮っていられる
 
アマチュアだけに許された
 
ある意味で贅沢な悩みです。
 
自由に創造し、挑戦して、
 
失敗しても許される、
 
だからこそ楽しいんだと思うのです。
 
だから今でも
 
写真を続けているのだと思うのです。
 
 
そして今日も、
 
上手くなりたいと思いながら、
 
「駄作」を積み重ねてしまうんです。
 
 
 
 
 

これから

2023-10-28 10:00:00 | 機関車
この道一筋、50年。
 
大袈裟なようで、そうでもない。
 
ただの趣味でしかないが、
 
よくもまあ、飽きずに懲りずに
 
鉄道ばかり撮ってきた。
 
 
中学3年生の時に、
 
交友社主催の『鉄道写真教室』に参加した。
 
鉄道写真家の廣田尚敬氏に会いたいがために。
 
その時に撮った写真など、
 
とても見せられたものではないが、
 
東北本線の豊原ー白坂で撮影したことと
 
東北新幹線の小山運転所を見学した思い出は
 
今も大事にしている。
 
 
なぜこんな話を書きつづったか。
 
それは、廣田先生からいただいた
 
写真に対するアドバイスを思い出したから。
 
そして、その通りに撮影してみたから。
 
 
 
 
 
2023年10月22日
山形鉄道フラワー長井線
西大塚ー梨郷
 
 
 
 
 
 
 
どんなアドバイスだったかは、
 
あえて言わない。
 
でも、先生のアドバイスは
 
やはり的確だったと改めて思った。
 
 
おそらく、撮り鉄は一生続けることになりそうだが、
 
これから師と仰ぐような方との出会いはあるだろうか。
 
いや、すでに出会っているのかも知れない。
 

きほんの “き”

2023-10-27 18:00:00 | 機関車
やはりヘッドマークの付いた2両編成を
 
きれいに撮りたいという
 
衝動は抑えることができず、荒砥鉄橋へ。
 
 
 
2023年10月22日
山形鉄道フラワー長井線
荒砥ー四季の郷
 
 
 
やはり基本は順光だな、
 
と思い直した次第。

差し込む光

2023-10-26 18:00:00 | 機関車
朝日連峰や吾妻連峰では、
 
初冠雪のニュースが伝えられ、
 
だんだんと冬の足音が
 
近づいてきたことを感じる。
 
麓ではこれからが紅葉の本番。
 
 
雲間から差し込んだ陽が、
 
ほんの少し、
 
色づき始めた山を照らす。
 
 
 
 
2023年10月22日
山形鉄道フラワー長井線
羽前成田-白兎
 
 
 
【追伸】
 
フラワー長井線の羽前成田駅の環境整備や
イベントの企画運営等を行っている
「おらだの会」さんのブログで、
私の拙い記事をご紹介いただきました。
当日は大変お世話になりました。
いつも快くお迎えいただけることに、
とても感謝しています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

長高生頑張ってます   その2

長高生頑張ってます   その2

 10月22日の長井線祭り。今年は全線開通100周年を記念して、5駅クイズラリーが行われました。来場者にクイズに答えてもらい、正解すると特製缶バッチがプレゼントされ?...

おらだの会

 

 


迎える

2023-10-25 18:00:00 | 機関車
2両編成の荒砥行きを
 
ホームで親子連れが迎える。
 
車窓にもたくさんの
 
子どもたちの笑顔が見える。
 
今日は楽しい一日になりそう。
 
 
 
 
2023年10月22日
山形鉄道フラワー長井線
西大塚駅

賑わいに満ちて

2023-10-24 18:00:00 | 機関車
 
 
今日は特別な日。
 
イベントで賑わう駅前に集う人々。
 
吹く風はもう冷たく、
 
待合室にはストーブも焚かれたが、
 
ひなたには暖かな陽が注いでいた。
 
 
 
 
 
2023年10月22日
山形鉄道フラワー長井線
羽前成田駅

フラワー長井線まつりの日

2023-10-23 18:00:00 | 機関車
全線開通100周年となった今年、
 
沿線ではさまざまなイベントが行われた。
 
その締めくくりとも言える
 
フラワー長井線まつりが
 
日曜日に開かれるとあって、
 
ずっと楽しみにしていた。
 
イベント列車が走ることもあるが、
 
たくさんの人で賑わうシーンを
 
撮りたいと思っていた。
 
明け方まで冷たい雨が降り、
 
風は強いものの、
 
昼前には青空が広がり、
 
羽前成田の駅前には
 
「いも煮」を求める人の行列もできた。
 
駅舎内では、長井高校写真部の皆さんによる
 
写真展も開かれ、高校生の皆さんも
 
イベントを手伝う姿も見られた。
 
 
 
2023年10月22日
山形鉄道フラワー長井線
羽前成田駅
 
 
ひととき、大いに賑わう羽前成田駅。
 
地域の方々がこうして鉄道を守る姿に、
 
フラワー長井線の魅力の本質がある。
 

那須塩原駅のホームにて

2023-10-19 18:00:00 | 機関車
那須塩原駅はホームが
 
大きくカーブしているので、
 
撮っていても
 
変化があってとても楽しい。
 
いつもは乗客として
 
カーブの遠心力を体感しながら、
 
一瞬で通過してしまうことが多い。
 
今日はホームに立って、
 
その遠心力を想像してみた。
 
 
 
2023年10月14日
東北新幹線 那須塩原駅

午後の秋日

2023-10-18 18:00:00 | 機関車
先日ブログにアップした、銀色つばさと
 
200系カラーE2系併結の折り返し。
 
後ろにE2系が見えるのは良いのだが、
 
なにせ逆光がきつい。
 
那須塩原もしょっちゅう
 
行けるところではないので、
 
ブレたりピン甘にならず、
 
とりあえずは良かった。
 
 
 
 
 
2023年10月14日
東北新幹線 那須塩原駅
6139B

いつもの並木道で

2023-10-17 18:00:00 | 機関車
鉄道の日の夜は、
 
いつもの駅といつもの並木道で
 
カシオペア紀行を撮る。
 
流し撮りも見飽きた感もあろうが、
 
当の本人はまだまだ飽き足らず。
 
 
なにせ夜の流し撮りは失敗の方が多いので、
 
ヘッドマークでもナンバーでも
 
写し止められていると、
 
ハンティングに成功した気持ちになる。
 
 
 
 
 
2023年10月14日
東北本線 松川駅
9011レ(青森行き カシオペア紀行)
EF81-81牽引
 
 
 
 
 
東北本線 福島ー東福島
 
 
昼間は障害物の多い場所だが、
 
夜は雰囲気が変わるので、
 
ついここへ来てしまう。
 

カマ鉄オモシー組合

写真さえ撮っていれば幸せ