雨が降ったり、
日が差したりと、
変わりやすい天気だったので、
クルマの中で待機しながら
落ち着いて撮ることもできず、
今回は不完全燃焼。
2024年10月28日
奥羽本線 かみのやま温泉
晴れた日に
もう少しマシに撮りたい。
前日の日曜日が出勤だったので、
平日に振り替えてもらった。
山形にお会いしたい方がいたので、
その方にご挨拶を済ませたあと、
かみのやま温泉近辺に移動。
まずはお手軽に茂吉記念館前で。
昨日アップした画像と
撮影日が前後するが、
前日の11月3日は早朝から
北山林道で俯瞰撮影をしていた。
2024年11月3日
奥羽本線 板谷ー庭坂
時期がまだ早かったのか、
紅葉の彩りは今ひとつ。
風も強く、
時々ちぎれ雲が影を落とし、
まだらにならないかとヒヤヒヤ。
奥羽本線の大沢駅から、
峠駅に立ち寄り、
ぐるりと庭坂の大カーブを経由して
北山林道へ。
秋の陽は大沢駅から、
峠駅に立ち寄り、
ぐるりと庭坂の大カーブを経由して
北山林道へ。
秋の日は釣瓶落とし、
到着する頃には、
もう日が沈みかけていた。
2024年11月4日
奥羽本線 板谷ー庭坂
最後にもう1本。
JORDANIAN氏と一緒でなければ、
こんな時間に来ることはないだろう。
奥羽本線の大沢駅は、
駅全体が長いスノーシェッドに覆われ、
列車の写真を撮る上では、
非常に撮りにくい駅だった。
ゆえに訪問機会も少なかったが、
スイッチバックが廃止され、
本線上にホームが移設されたことで、
かつては撮影できなかったアングルも
撮影が可能になった。
昔は今よりも自由だったとはいえ、
さすがにスノーシェッド内に立ち入って
撮影することは憚られたので、
このようなアングルでは撮っていない。
しかし駅が廃止されると、
構内への立入りもできなくなることから、
こうしたカットも、
駅が残る、今のうちしか
撮れないものになるだろう。
JR東日本 東北本部から
2024年10月31日付で、
奥羽本線の大沢駅について、
今年12月1日から全列車通過になると
プレスリリースされた。
大沢駅は、車でアクセスする場合、
非常に遠回りしなければならないため、
標準軌化されて以降、
数えるほどしか行っていなかった。
今回の全列車通過は、
実質的に駅が廃止される流れでもあり、
この機会にJORDANIAN氏とともに
再訪してきた。
プレスリリースされてから、
それほど日も経っていなかったが、
駅には多数の来訪者の姿があった。
板谷峠を通る、
数少ない普通列車が到着すると、
何人かの乗客が下車。
恐らくニュースで
大沢駅のことを知ったのだろう。
2021年3月に赤岩駅が廃止され、
大沢駅が廃止となれば、
かつての4駅連続スイッチバックのうち、
2つの駅が消えることになる。
スイッチバック時代、
大沢駅本屋の目の前には、
かつて大沢スキー場があった。
割と急斜面のゲレンデだったが、
今はすでに“山”に還り、
そこにスキー場があったことすら
全く想像できない。
駅前の家屋も多くが朽ち果て、
限界集落となっている。
駅の廃止も止む無し、
駅はただ記憶に残るのみ。
あれほど立ち込めていた深い霧が
みるみる晴れてゆき、
一気に青空が広がった。
JORDANIAN氏のたっての希望で、
この場所へ来てみたが、
リアル“森のくまさん”の場所なので、
あまり気乗りはしなかった。
久しぶりに山へ登ってみると、
随分と木々が伸びて、
かなり見通しが悪くなっていた。
葉が落ちないと
俯瞰は厳しいかもしれない。
それでもなんとか鉄橋が見えたので、
上下1本ずつ撮影し、
くまさんと出会う前に撤収した。
2024年11月4日
山形鉄道フラワー長井線
西大塚ー梨郷
午前8時を過ぎても、
霧は晴れない。
やがて踏切の警報機が鳴り、
鉄橋を渡る音が、
静かに響いてくる。
気がつくと、もうすぐそばまで
ヘッドライトが近づいていた。
2024年11月4日
山形鉄道フラワー長井線
西大塚駅
晩秋のある朝、
この駅から一日が始まる。
深い霧に包まれた
モノトーンの世界の中、
柿色が一際鮮やかに。
2024年11月4日
山形鉄道フラワー長井線
あやめ公園駅
まだ薄暗い霧の中に
3つの光の束が見えてくる。
ようやく始発列車がやってきた。
2024年11月4日
山形鉄道フラワー長井線
羽前成田駅
高校生が一人乗り込むと、
また列車は霧の中に
吸い込まれて行った。