進むスバルのトヨタ子会社化

 スバル(富士重工業と言うより、やはり「スバル」だな)が、トヨタと共同開発する小型スポーツカーを生産するため、群馬県に建設する新工場を建設すると発表。トヨタのバッヂエンジニアリングではなく、トヨタとの「共同開発」なのだとすれば、これは歓迎すべきことだろ。多分。だがしかし・・・。

 同時に、スバルとしては、軽自動車の製造から撤退することを発表。販売は継続するが、それは同じくトヨタの系列子会社であるダイハツからOEM供給を受けるものなのなのだという。つまり、スバル製の軽自動車は姿を消してしまうということだ。これはどう考えても「×」だな。

 確かに、トヨタとしては2つの子会社にそれぞれ軽自動車を生産させるよりも一社に集中させた方が効率が良いと判断したのだろう。ましてや、年内に軽自動車よりも(全長が)小さい「iQ」を発売するトヨタとしてはグループ内の軽自動車比率を下げておきたいという思惑もあるんだろうな。

 だけどだ、ホンダがN360で殴り込みを掛けるまで、「スバル360」で軽自動車の世界に君臨したスバルが、軽自動車の基礎を築き、日本にマイカー時代の到来を告げ、確固たる軽自動車マーケット確立に貢献してきたスバルが軽自動車から撤退するってのは、日本の自動車文化的にはどうなんだろう。
 
 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、一週間ほど前にも似たような写真をご覧いただいているので気が引けるのですが、すみよしの森の箒桃(ほうきもも)。
 桃と言えば、今週土曜日に山梨に桃と桜の写真を撮りに行くことになりましたので、乞う御期待。って、予告しちゃったけれど、お見せできるような写真が撮れなかったときには、この話はなかったことにしてね(^^)。
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