久しぶりのフロントロー対決

 地元、サーキット・ド・カタロニアでの大声援ターボが効いたのか、アロンソが予選2位を獲得。久しぶりにライッコネンとのフロンロー対決を見られることとなった。

 昨年来の不振に喘ぐルノーだが、ヨーロッパラウンドからR28に新な空力パーツや新設計のダンパーなどが投入され、こと、予選に関してはその効果を見る事が出来たようである。だが、それはたった一周のアタックでのことであり、レースは66周で争われる。予選では後塵を拝すこととなったマッサもいればマクラーレンの2台、BMWの2台も控えている。

 久しぶりに一列目からスターとするアロンソには、ぜひとも良いポジションでゴールしてもらいたいとは思うが、たとえ同一周回の戦いではあっても、アンフェアなブロックだけは止めてもらいたいものである。

 フリー2では一時は最速タイムをマークした中嶋一貴だが、今回もQ3進出はならなかった。それでもロズベルグを上回る12番手を確保し、チームメイトとの予選対決を2勝2敗とした。予選の戦い方が一貴の大きな課題の一つではあるようだが、タイム自体はトップチームから大きく遅れてはいないので、決勝レースに期待したいところである。
 

 例によって記事本体とは何の関係も無い今日の一枚は、すみよしの森の民家の庭先で咲いていた卯の花(うのはな)。「卯の花の匂う垣根に、時鳥(ほととぎす)早も来鳴きて、忍音(しのびね)もらす、夏は来ぬ」と歌われる「卯の花」ですが、正しくはユキノシタ科の空木(うつぎ)の花。
 「卯の花の匂う」と詠われていますので、さぞかし良い香りがするのかと思いましたが、匂いはほとんどありませんでした。試しに広辞苑を引いてみたら、ありました。⑤(丸5)「生き生きとした美しさなどが溢れる」。この意味の「匂う」のようです。確かに「匂い立つような美しさ」という表現を聞いた事があるような気がしますが、今はほとんど使われていませんね。
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