桜と桃を追いかけて(その3)

 見渡す限りに広がる桃畑。これぞ「桃源郷」という素晴らしい場所も確かにありましたが、いざ撮ろうとファインダーをのぞくと、そこには「桃源郷」と書かれた看板、電線、走り去るトラック、桃畑を散策する人の陰、そして写真をものにせんとするご同類。記憶に残すには不足のない風景でも、印画紙(郷秋<Gauche>は紙にインクを飛ばす自家プリントではなく、写真屋さんで印画紙に焼いてもらう「お店でプリント」を愛用している)の上に残る写真にしようとすると、実はなかなか難しいのであります。
 

 だから、どうしてもミクロ的な写真になってしまうという言い訳のあとの今日の一枚は、「桃下蒲公英之図」。(山梨県笛吹市一宮町にて)
コメント ( 0 ) | Trackback (  )