小笠原、父島(その4)

 いかんせん大昔の事なのでかなり記憶が曖昧になってきている。そりゃあそうだろ。鋼鉄製の船の形をしていた物さえ、腐食崩落しその姿を完全に海に飲み込まれようとしているのだ。それ程の時間が経っているのだ。昨日の夜に何を食べたのかさえ怪しい郷秋<Gauche>なのだから、当時の記憶が不正確なのは致し方の無いところである。

 

 記憶はとうの昔に失せていても記録は残るものです。幸いにして、ほんの僅かなものではありますが、ネガシートにメモが挿んでありました。

 

 25日に記したカメラ機材や現像液や現像時間、時々ですがどこで何を撮ったのかと云ったメモです。3月にはペンタックスSPSLでレンズは2855135。フィルムはイルフォード。10月にはそれにニコマートと200mm F4が加わりフィルムはTRI-Xに代わっています。フィルムでは初めて使う富士クロームも数本持って行ったようです。それとペンタックス用に誰かに借りたらしいコムラノン300mm F4.5と云う「怪しい」レンズも使っているようですが、これについての記憶はまったくありません。

 

 

 岩盤に穿たれた窓から見えるのは二見湾の北側に位置する村役場を中心とする集落のようである。詳しい記憶はないのだが、どうやらこれは二見湾に侵入した敵艦を迎え撃つためのカノン砲が据え付けられていた場所のようである。画面中央に見えているのがその砲を据えた基礎部分のように見える。

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D4とD400は8月、D700後継機は2012年?

 Nikon Rumorsによれば、Nikon(ニコン)のプロレベルのDSLRのライフサイクルは4年で、このレベルに該当するD3D300は、2007年に登場しているから登場から4年になる今年の8月に後継機たるD4D400が発表される。しかし、D7002008年に登場しているので、その後継機の登場は2012年になるとのこと。そうですか。

 

 Nikon Rumorsによれば、DXフォーマット12MPのセンサーはまずD300に搭載されて、その後にD90にも採用された。同じく16MPのセンサーはまずD7000に採用された後にD5100にも搭載された。更に、FXフォーマットの12MPセンサーはまずはD3に搭載され、その後にD700にも採用された。だから、D4登場の前にD700の後継機を期待するべきではない。成る程、なかなか説得力のあるお説でありますな。

 

 興味とお時間のおありの方は、ぜひNikon Rumorsをご確認いただきたい。ところで、D700 replacement still in the airって、「D700の後継機の話は『宙に浮いている』」って訳していいんですか?

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