唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
ケンコーとトキナーが合併
もう10日も前の事となってしまったが、カメラレンズ用のフィルターを主力とする株式会社ケンコーと、交換レンズ専業、所謂サードパーティーの株式会社トキナーが6月1日に合併し、株式会社ケンコー・トキナーとなった。
しかしだ、レンズとフィルターの関係を考えた時、あくまでもレンズが主であって、そのレンズの前玉を守ったり特殊効果を演出するフィルターが従だと考えるのが普通だと思うのだが、ケンコーとトキナーの関係は逆のようである。
合併して資本金1億円、売上102億円の中小企業だが、あくまでもケンコーが親会社でトキナーは子会社と云う位置づけのようである。となると、旧ケンコー時代からの子会社であった三脚の「スリック」をどうして合併吸収せずに子会社のまま残したのかが理解できないが、それはそれなりの事情があったのだろうな。
ちなみに郷秋<Gauche>は、フィルターはもっぱらケンコーのPRO1やZetaと云った「薄枠」シリーズ(全部で20枚近くはあるか?)、三脚や一脚はスリックの製品を愛用している(三脚2本、1脚1本)。特に薄枠のサーキュラーPLなどはなかなか使い勝手も良く、ニコン純正などはまったく出番がない程である。
と云うわけで、間抜けも甚だしい今頃にケンコー・トキナーの合併の話題をお許しいただきたい。
追記:今年のCP+会場でもらってきた「写真映像用品年鑑」を見ると、ざっと180ほどある掲載会社のうち、ケンコーが最も多くのページを費やしており、ついでハクバ、エツミ、浅沼商会となっている。売上102億円とは云え、ケンコー・トキナーはそれなりに存在感がある写真用品会社であると云う事になる訳だな。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、虫取り撫子(むしとりなでしこ)の蜜を吸う蜂。