シトロエンっぽくないシトロエン

 シトロエンC4の新型が登場した。内外装共に「アバンギャルド」のかけらもない、全然シトロエンっぽくないデザインだから、フロントグリルの二本のバーがダブルシェブロンになっていなければ、シトロエンであることに気付かない人も多いことだろう。

 

 ボディサイズは全長×全幅×全高が4330×1790×1490mm、ホイールベースが2610mm、車重が1370kgで、ゴルフⅥの4210×1790×1485mm2575mmにごく近い。価格もセダクション256万円、エクスクルーシブ299万円で、これまたゴルフのトレンドライン257万円からハイライン315万円と同価格帯である。

 

 しかしなぁ、エクスクルーシブ6速セミATは良いとしても、廉価版セダクションの4ATって、今どきどんなものだろうね。如何にMTの国、フランスのクルマと云えども今どき4ATは無いんじゃないの。日本では80万円のスズキアルトでさえ4ATなんだから。

 

ところでこの新しいC4、どう云う人が買うんだろうね。ゴルフⅤに乗っている人が乗り換えるとは思えないから、日本車からの乗り換えかな?あるいはプジョー307からの乗り換えと云うのもあるかも知れないな。308がやたらに大きく高価になっているからね。

 

でもこの新しいC4、全然未来っぽくない、最初から5年落ちみたいなデザインって、郷秋<Gauche>は結構好きだな。ドイツ車とは全然違う、まったく別のアプローチでありながら、結果的にはドイツ車同様まったく疲れない、フランス車の快適なシートも魅力だ。先に「某車オーナーが乗り換えるとは思えない」とは書いたけれど、個人的には有かも。あっ、気持ち的にはと云う事ですよ(^^)

 

 

 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、蕺草(どくだみ)。毒溜め(どくだめ)、魚腥草(ぎょせいそう)、地獄蕎麦(じごくそば)などの別名がある他、俳句の世界では十薬(じゅうやく)と呼ばれることが多い。白い花弁のように見えるのは実は苞(ほう)で、その上に立つ黄色のものが本来の花が密生した花穂。本来の花には雄蕊と雌蕊しかなく花弁もガクもない。この時期庭の隅、道端等の半日陰の湿ったところで盛大に繁殖している。独特の臭みから嫌われることが多いが、郷秋<Gauche>はこの花を美しいと思う。

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