唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
PENTAX Q登場
郷秋<Gauche>も2度ほど記事にしていたが、予てよりの噂通り、今日、PENTAX(ペンタックス)から新しいレンズ交換方式のデジタルカメラ「Qシリーズ」が発表された。23日発表と云う予想は当たったが、「ペンタックスが一眼レフを発表」と書いたSankeiBizは「デジタル一眼」と「デジタル一眼レフ」の違いも判らないと云う、何ともお恥ずかしい有様をさらけ出したことになる。
しかしこのQシリーズ、確かに小さく軽いようだが、イメージセンサーは噂通り1/2.3インチと小さいもの。いったい誰がどういうシチュエーションで使うのか、郷秋<Gauche>には想像が出来ない。かつてのauto110のようなお洒落なデザインならそれだけで許せてしまうのだが、今回発表されたQの姿には、はっきり言ってがっかり。まったく食指が動かない。
ボディを小さくするためにフォーカルプレーンシャッターを諦め、交換レンズ側にシャッターを組み込んだこと、1/2.3と小さなイメージセンサー故に作るのが難しい「ボケ」を電子的に作ってしまおうと云う試みが目新しく、その効果のほどは現時点ではわからないものの、新しい形と仕組みに取り組んだ姿勢は評価しても良いかな。
今日の所は、郷秋<Gauche>も記事にしていたこともあるので、噂通り6月23日にペンタックスからまったく新しいカメラシステムが発表されたことだけをお伝えし、詳細は今週末にでもゆっくり書こうかと思っていたのだが、まったく心ときめかないデザイン、レンズが交換できるのが目新しいだけで、結局はコンパクトタイプの「デジカメ」でしかないことを考えると、もうこれ以上書くこともないかな?と云う感じだな。
CX5に新しいファームウェアを導入してみた
一週間程前にRICOH(リコー)からCX5の新しいファームウェア公開のアナウンスがされていた。ちょっとバタバタしていてすぐには導入できずにいたのだが、ようやく今日、V1.19を導入することができた。V1.19導入によりホワイトバランスの精度の改善と、シャッター一気押しの撮影を繰り返すと操作を受け付けなくなる現象が修正されると云う。
ファームウェアはソフトウェアの一種だが、エンドユーザーが利用・活用するものではなくハードウェアを制御するソフトウェアで、通常はハードウェアと一体になったROMに組み込まれユーザーが勝手にいじることが出来ないようになっている。
ハードウェアは変わらなくてもこのファームウェアの入れ替えをすることで、例えばあるデジタルカメラに発売時にはなかった新しい機能を追加したり、発売時には気付かなかった特定の操作を行った時にだけ現れる不具合を修正・解消することが出来る。
新しいファームウェアの発表はメーカーのホームページで発表され、カメラ関係の情報サイトにもそれらのニュースが掲載されるので、お気に入りのカメラをお持ちの方は時々チェックをして、最新のファームウェアにアップデートすることをお勧めする。
一見ユーザーにとってメリットの多いファームウェアのアップデートのようだが、問題がない訳では無い。ファームウェアのアップデートによって新しい機能の追加だけではなく、発売時に内在していたバグの修正も容易なことから、事前のチェックが不十分な製品を安易に登場させると云う問題もあるのだ。発売直後にファームウェアのアップデートが度々行われるのはこういった類のカメラであると思って間違いがない。
逆に既に新型が登場しているのにも関わらず、所謂旧製品の新しいファームウェアが発表されることがある。最近ではNEX-C3に導入された新しい「ピクチャーエフェクト」機能の追加を含んだファームウェアをNEX-3・NEX-5用として発表したソニーの例がある。これなどは自社製品の愛用者に安易な買い替えを促すのではなく、自社製品のファンを育て末長く使ってもらおうと云うメーカー姿勢が表れた好例と云えるだろう。
と云う訳で、CX5(とNEX-3・NEX-5)をご愛用中の方はぜひファームウェアを新しくされることをお勧めする。
と云う訳で今日の一枚は、郷秋<Gauche>愛用のCX5。今日はちょっと気を使ってハンドストラップを外し、ブロアーで埃を飛ばしてから撮ってみた。
追記:ファームウェアのバージョンアップの手順は各メーカーのWebsiteで確認し、カメラのバッテリー残量が十分であることを確認してから行ってください。一般的にはメーカーのWebsiteから自分のPCに新しいファームウェアのファイルをダウンロードし、そのファイルをカメラのメモリカードにコピーした後に、カメラのメニュー機能から「ファームウェアの更新」を選んで実行します。特に難しい作業ではなく、10分程度で終了します。