海と亀

飼ってるリクガメ(マルギナータ、ヒガシヘルマン)のこと、たまに趣味のダイビング、ちょい釣のこと

異常事態のおたまご、その後の経過

2016年08月04日 21時27分11秒 | 孵化
昨晩大きな割れ目が入り、流血が見られたおたまご、
先ほど状態を確認すると・・・





甲羅は斜めに大きく歪んでいますが、甲羅の下の下の大きなヨークサック、
かなり吸収されたようで、外側からは見えなくなりました。。。

出血のほうも、最初に確認していた以上に拡がることなく、
治まってくれたように思います。

ついでに、おたまごの殻を齧っていたようで、口元が、、、




振り返ると・・・

5/30の母かめ・くうの産卵から、平均孵化日数の56日を大きく過ぎても、
一向に変化が確認できないながら、どうしても力を失ったようには見えず、
毎日数回、孵化器の中を確認していたのですが・・・

産卵から65日目の昨日、帰宅後に一度、変化がないこと確認し、
2時間程過ぎて、再度確認した時、





左右に大きく拡がった割れ目と、かなりの量の出血を含んだ粘液、、、

僅か2時間で?爆発したのか!?とまで思い、臭いを確認しましたが、
異臭はなく、割れ目の周りが、呼吸に合わせるように動いており、
中の仔がまだ生きていることを確信しました。



とは言え、これまでに経験のない事態に、中の孵化仔が気になり、
割れ目の周りの殻の破片と薄皮を捲って、中の状態を確認していると・・・

大きく割れたところ、出血が見られるすぐ上に、爪が見えてきました。

もう少し探ってみて、それが右前肢と判りましたが・・・

ということは、反対側の殻が外れて、薄皮になった当りが左手?
頭部に当たる位置は、まだしっかりと殻に覆われているところ??


通常なら卵嘴を使って、頭部に当たる位置から、殻に罅が入り、
そこから両前肢のほうへ割り拡げることが多いのですが、、、

もしかすると、卵嘴で罅を入れることが出来ず、孵化時期を過ぎても、
殻を割れなかったのか!?頭部に異常があるのでは???


不安に駆られて、殻を割り拡げてしまいました・・・・





真っ黒な頭で判り難いですが、鼻の辺りが通常より丸い?
卵嘴が通常よりだいぶ小さい??

これまで見てきた孵化仔たちは、鼻先がもっと突き出ている気がしますし、
卵嘴はずっと大きいです・・・


あくまで想像ですが、この小さな卵嘴が原因で、殻を割ることが出来ず、
孵化時期から大きく遅れたのでは??

何とか殻を割ろうと、必死で両前肢を動かして、殻を割ったものの、
大きく動いたため、血管を傷つけ、出血してしまったのでは???


殻を割り拡げることで、頭部の状態を確認することが出来たものの、
同時に確認できたのは、甲羅の下の大きなヨークサック、、、

大きく割れた(割り拡げた)殻の中で動き回って、これ以上出血しないよう、
ヨークサックを傷つけることなく、早く吸収してもらわないと・・・

殻を割り拡げてしまったものの、大きなヨークサックを出した状態で、
慌てて出ようとして、動いてしまわないよう、出来るだけ刺激しないように、
時間が過ぎて、ヨークサックが吸収されるのを待つしかありません、、、



丸一日気になっていましたが、何とか最初の画像の状態まで来ました。。。

まだ不安な要素は残っており、十分な注意が必要な状態ですが、
何とか今日のうちに孵化完了しても不思議がないところまできています。


引き続き、不測の事態に対応できるよう、
気を引き締めて、観察を続けるつもりです。





それから・・・


6/6のマルギ♀ちゃごの3rdクラッチの10個のおたまご、
今日で59日目になりますが・・・








2つが孵化開始しました。。。

順調に行けば、明日か明後日の誕生になる!?


一方で、10個のうちの別の2つ、7週目あたりから染みが、、、

10個全てが有精卵で、順調に成長しているように見えていたのですが、、、

諦めるしかないと判っていますが、孵化器から出すことが出来ず、
他のおたまごから反対側の隅に、2つを並べています・・・
コメント (2)
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