東日本大震災と福島第一原発事故の発生から三カ月以上が経過した。三カ月前とそれ以降で、越後タイムス社にとって最も変わったことと言えば、ファックスの受信量が桁違いに増えたことだ。
原子力安全・保安院からのファックスが最も多く、「東北地方太平洋沖地震被害情報(被害地域以外へのお知らせ)」と題する文書は十六日現在で第百三十九報に達している。一日あたり一・五報の勘定で、それぞれが二十頁くらいあるから、今までに送られてきた総枚数は二千六百枚にもなる。
内容は福島第一原発事故の時系列的な報告や、保安院の対応、住民避難の状況などで、特に初期のものは緊迫感に溢れている。どういう訳か第一報から第三報までが欠落しているが、第四報は三月十四日午後四時三十分に発せられている。
ところで、毎日二十枚も三十枚も送られてくるファックスに目を通している時間もなく、記述も専門的で分かりづらいので、ファックスはどんどん“堆積”していくことになった。東京電力からのファックスも含めて、その堆積物の高さは十六日現在で、三十センチにも達した。
多分、ファックスは原発事故収束まで続くのだろう。三カ月で三十センチだから、年末までには九十センチに達する計算になる。紙代はたかが知れているが、トナー代がばかにならない。一本二千円もするトナーを月に二~三本使用する。
貧乏新聞社にとっては大きな出費である。越後タイムス社としても原発事故の一日も早い収束を願うばかりである。
原子力安全・保安院からのファックスが最も多く、「東北地方太平洋沖地震被害情報(被害地域以外へのお知らせ)」と題する文書は十六日現在で第百三十九報に達している。一日あたり一・五報の勘定で、それぞれが二十頁くらいあるから、今までに送られてきた総枚数は二千六百枚にもなる。
内容は福島第一原発事故の時系列的な報告や、保安院の対応、住民避難の状況などで、特に初期のものは緊迫感に溢れている。どういう訳か第一報から第三報までが欠落しているが、第四報は三月十四日午後四時三十分に発せられている。
ところで、毎日二十枚も三十枚も送られてくるファックスに目を通している時間もなく、記述も専門的で分かりづらいので、ファックスはどんどん“堆積”していくことになった。東京電力からのファックスも含めて、その堆積物の高さは十六日現在で、三十センチにも達した。
多分、ファックスは原発事故収束まで続くのだろう。三カ月で三十センチだから、年末までには九十センチに達する計算になる。紙代はたかが知れているが、トナー代がばかにならない。一本二千円もするトナーを月に二~三本使用する。
貧乏新聞社にとっては大きな出費である。越後タイムス社としても原発事故の一日も早い収束を願うばかりである。
(越後タイムス6月17日「週末点描」より)
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