弁護士太田宏美の公式ブログ

正しい裁判を得るために

政治の私物化

2011年02月16日 | 政治、経済、社会問題

会社にしても、組織にしても私物化をすると、腐敗が始まっていると
考えていいだろうと思う。
エジプトのムバラク大統領も、基本的には、私物化した結果です。

私物化するということは、自分のことしか考えないということです。
国や国民のために奉仕するのではなく、逆に、国や国民を自己に都合がいいように
繰るということです。

日本の民主党の惨状はまさに、私物化です。
首相を辞任してからの鳩山氏の発言など、見識の一かけらも感じません。
小沢氏を巡る混乱も国民目線を感じません。

そもそもの始まりは中国漁船の衝突事件をもみ消したことです。
これは売国行動以外の何物でもありません。
真相がわかってからも、そのことの責任を厳しく問うこともありません。

私たちが投票するのは、なんでもどうぞ自分の好きなようにしてください、と
いうのではありません。
国民のためになるようなことをしてほしいと思って投票するのです。

今の政治家、特に、民主党の政治家は、国民が何を期待しているのか、
何が国民のためになるのか、など、考えていません。
ただただ仲間内で波風が立たないことだけを考えているのです。

それは、政治家に、利害の絡む困難な事柄を、自国民のために料理するという
能力がないからだと思います。

また、私物化を許している国民の責任でもあります。
私たちは、エジプトの人ほど、民主的ではないのかもしれません。
結局は、自分で自分の首を絞めているのです。
しかも、真綿で、じりじりと・・
気がついたら、みんな死んでしまいます。

わたしたち、もうそろそろ目を覚ますときです。