共和党の方も大混乱です。本気だと考えられていなかったトランプ氏が
世論調査ごとにトップになっており、今のところ断トツトップです。
ということで、どうやらご本人も本気になったようです。
これまでは共和党の指名を得られない場合は、独立候補として立候補する
ことを示唆していましたが、ここにきて撤回しました。ここをどうぞ。
ただ、この誓約は何ら法律的な拘束力はありませんので、トランプ氏のことですから
いざとなればご破算もあり得るかも?
これによって、共和党の候補として正式に名簿にのることになり、本格的な選挙
活動ができる体制が整ったことになります。
トランプ氏が不動産王として大成功を収めているので、大統領に転身というイメージが
しっくりとこず、政治評論家連中もどうとらえていいのか、定説というべきものが
ないようです。
トランプ氏は言いたい放題で、攻撃は最大の防御とのことわざのとおり、
何かあっても一切謝らず、逆に相手を徹底的に遣り込めることで、難を乗り越え
その都度、支持を伸ばしてきたのです。
今回は、外交関係に関する知識のなさを指摘されたのですが、相手を三流の
アナウンサーだとこき下ろして、一難を交わしたようです。ここをどうぞ。
実際、大統領候補だからと言ってすべて知っているわけではないのですが、やはり
それを認めるわけにはいかないのでしょう。
そもそもプロの政治家でないということも、重要なものかどうかわかりません。
オバマ大統領も直前は上院議員でしたが、1年生議員ですから、政治家の経歴は
ほとんどないに等しいわけです。
トランプ氏の場合は実業家としてのイメージが大きすぎるということでしょうか。
私も、トランプ氏が不動産王として確固たる地位をおさめつつあったときに、
ニューヨークのトランプビルをみましたので、その印象が強いです。
要は大統領というのは、アドバイザーの意見を聞いて、いかに適切に決断できるかです。
実業の世界で大成功を収めるには、実際的な知識・経験やいわゆる才覚があるはず
です。本人はそう言っています。
ヒラリーの貫禄と図々しさに対抗できるのはトランプ氏くらいです。
今回の大統領選は、前代未聞の展開のようです。