今日はいい天気です。久しぶりに心地良い風も吹いています。自然ってありがたいですね。
TVもラジオも・・・まるで日食フィーバーですね・・・たとえ雲で見れなくても、雲の上からの中継もあるそうですから、心配ないですね。こんな時こそは文明の利器をフルに活用ですね。
考え方によっては、その方が安全かもしれません。色々な意味においてですけどね。
ちょうど出勤の時間や通学の時間に重なりますから、くれぐれも日食に見とれてわき見運転とかしないで下さいね。
見上げると首が痛くなる

は、後でゆっくり中継をみるつもりです。
さて、今日はありふれた花(木に咲く花)の話です。これも、前から疑問に思っていたのですが・・・。
この花、毎年この時期に道路脇とか、土手にたくさん見かけます。毎年草刈で切り倒しても次の年には元通り・・・なんと繁殖力が旺盛な草(放っておくと木になります)なんだ・・・と思っておりました。
そしたら、この非常に邪魔な草が大きくなったなった木が一斉にこの時期に白い花を咲かせるんです・・・。
その花は、白い藤の花に似ていて・・・・今日まで、藤モドキと思い込んでいました。
しかも、毎年道路脇に花を咲かせる木と、草刈の時の邪魔になる草(幹も3センチくらい)が同じ種類だったとは・・・。
さらにこの花・・・けっこういい香りがするんです。おまけに蜂が蜜を求めてたくさん飛んでいます。←
ちなみに今年は今のところミツバチがほとんどいません
そんなわけで、今まで藤の木の仲間だろうと思っていました。
で、最近野草に興味があって詳しく調べたら、なんと藤ではなかった・・・・ここまで前置きです。長~~~い前置きごめんなさい。
この花・・・ハリエンジュと言うそうです。ニセアカシアとも呼ばれているようです。
きれいな花が咲き、観賞用として価値が高いことから街路樹や公園にも植えられるが、幹に鋭い棘があり剪定しにくく、根から不定芽が多数出る、風で倒れやすいなどの理由で庭木などにはあまり向かないといわれる。棘のない園芸用の品種もある。
特徴・・・生育がきわめて早く、痩せ地でも育つために、薪炭材としても用いられていた。1950年代まで、一般家庭の暖房や炊事、風呂の焚きつけなどに使う火力は、ほとんどが薪(まき・たきぎ)や炭に依存していたため、ニセアカシアは大変有用な植物であった。北海道に多く植えられたのも、燃料としての需要が多かったためである。
なんと燃料用として沢山植えられたのか・・・

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耐久性が高いためかつては線路の枕木、木釘、木炭、船材、スキー板などに使われた。
そんな使い方もあったのか・・・ただし、繁殖力が強いために、一端植えたら最後・・・駆除する為には薬剤を幹に注入するしか方法が無いようです。根本的な駆除は不可能らしい・・・。
今日、毎年草刈をするしか方法が無いのはその為か・・・

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おまけ、花を花序ごと天ぷらにして食べる。『新芽はおひたしや胡麻和えにして食べられる』と言われているが、花以外には毒があるので食用にすることは薦められない。
花をホワイトリカー等につけ込んでつくるアカシア酒は強い甘い花の香りがする。精神をリラックスさせる効果があると言われる。
花から上質な蜂蜜が採れ、有用な蜜源植物である。
花は食用に・・・。幹は燃料や木材として利用出来るなんて・・・一見万能のようにも思える

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しかし、放置すれば原生林のような状態になるのも事実・・・。この花が咲く場所には様々な人々の歴史があるのかもしれません・・・。
もしかすると、この花(木)が再び利用される時代がやってくるかもしれませんね。
また一つ勉強になりました

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