世の中が便利になり、できるだけ手間暇かけずに目的を達成すること(効率化)を良しとする傾向が強くなっています。苦労をせず、成果を収める。「より快適な」、「より便利な」社会を人々が望むようようになっています。世の中の便利さは管理人自身も享受しており、全否定することはできませんが、失われているモノもあります。忍耐力=我慢強さです。
昨日インターネット上で読んだ、新井眞人氏の論文「子どもの手伝いの変化と教育」は結構面白かったです。資本主義の発展の結果、今の物質的豊かさを得ることができた日本人ですが、反面失われていることも多いです。社会変革に伴う手伝いの変容から「躾や、労働能力、生活能力の減退」が進んできたことが納得できます。
便利さから不便さへは逆戻りできません。
家庭教育が一番の基本ですが、「スポーツの力」にも期待したいです。「できないことをできるようにする」、「努力をすることで道が開ける」、「辛さの向こうには、幸せがある」など達成感を味あわせることで、人間的な成長が期待できると思います。失敗がすべてではありません。試合で負けることもあります。むしろ、勝つことよりも負けることの方が多いでしょう。しつこいぐらいの我慢強さが必要かな?
カヌーを通じて、空手を通じて、子どもたちに身に付けてほしいことは、たくさんあります。監督業、頑張ろう
一無尽。
たっすいがは、いかん。