ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

新型インフルエンザ:障害者施設への配慮を国に要望 知事が意向 /滋賀

2009年05月28日 00時38分59秒 | 障害者の自立
 新型インフルエンザで7日間の閉鎖となった障害福祉事業所が減収に苦しんでいる問題で、嘉田由紀子知事は26日の会見で「障害者自立支援法で施設の収入が日額制になったことが響いた。弱者にしわ寄せがいってはならない」と述べ、国に制度の見直しを求める意向を示した。27日に上京して国に医療体制などの支援を要望する予定で、障害福祉事業所の苦境についても報告するという。

 06年施行の自立支援法で、利用者への福祉サービスに対する報酬が従来の月額制から日額制になっており、今回の臨時休業で大幅な減収となった。

 知事は「事業所はかなりの負担になっている。実態把握に努め、国とも相談したい」と話した。休業期間の補償については、「個別の対応は難しい」と難色を示した。

シャーシーバンド:障害者、介護者が今春結成 初ライブ、30日に西宮で /兵庫

2009年05月28日 00時37分26秒 | 障害者の自立
◇歌おうよ、楽しもうよ
 尼崎市や神戸市の身体障害者と、その介護者が今春結成したバンド「シャーシーバンド」が30日に西宮市宮西町の小規模作業所「きんとーん作業所」で開かれる「きんとーん 春いちライブ」で演奏を初披露する。「ガンバレ!ヤンバルクイナ」など3曲を披露する予定で、中心メンバーの秋田恵美子さん(56)=尼崎市水堂町4=は「演奏する側にとっても聴く側にとっても楽しいライブにしたい」と意気込んでいる。

 秋田さんは、生まれて間もなく、脳性小児まひになったことから、全身がうまく動かず、言語障害も残る。バンドは昨秋、秋田さんと、秋田さんの介護を続けている介護ヘルパーの森山なつ子さん=豊中市=が「友達を誘って何か楽しいことをしよう」と構想し、知り合いの介護従事者や障害者の知人に声をかけ、今年2月に7人がそろった。現在は昼食などを楽しみながら、公園などで練習を続けている。

 「しゃあしい」は博多弁で「にぎやか」や「やかましい」を意味する。沖縄の弦楽器・三線(さんしん)や、西アフリカの太鼓ジャンベなど、さまざまな楽器を使って演奏するほか、仲の良い友達同士が集まってにぎやかに演奏することからバンドの名前にとった。秋田さんは「バンドをやりたい仲間はいつでも歓迎。いつでも参加を待っています」と話している。

 ライブは入場無料。投げ銭歓迎。問い合わせは同作業所(0798・35・8091)へ

重度障害者の通院費を補助へ

2009年05月28日 00時34分34秒 | 障害者の自立
 山口県は26日、福祉医療費助成制度に7月から一部本人負担を導入するのを前に負担軽減策を発表した。重度障害者について本人の負担月額が2000円を超えた場合に限り超過分を補助する。ただ、対象は県の方針に沿って一部負担を取り入れる市町のみ。自己財源で無料化を続ける市町からは不満の声が出ている。

 助成制度の対象は、低所得の重度障害者、ひとり親家庭、乳幼児。これまでは医療費の本人負担分を県と市町が折半で肩代わりしてきたが、県は2月に方向転換を決定。7月以降、重度障害者には通院で月額上限500円、ひとり親家庭と乳幼児には1000円の負担を求める。複数の科や病院を受診した場合には、負担額が加算される。

 県の負担軽減策は、二井関成知事が記者会見で発表した。重度障害者のみを負担軽減策の対象としたのは、複数の科や病院を受診するケースが多く、本人負担額が膨らむ恐れがあるためとしている。

 ただ、県の負担軽減策の対象となるのは、県内20市町のうち、県と同様に本人負担を求める宇部市のみ。4市町は検討中で、残る15市町は時限措置も含めて県の折半分を自己財源で賄い、何らかの形で無料化を続ける。県の負担軽減策は大半の市町が対象外となる見通しだ。

 こうした県の方針に対し、無料化を続ける市の担当者は「後出しじゃんけんのようで不公平に感じる」と憤る。

応益負担(障害者自立支援法)と「炭鉱のカナリア」。

2009年05月28日 00時30分24秒 | 障害者の自立
 先ずは、北朝鮮の核実験に強く抗議の意を表します。世界が 核廃絶へ向けた新たな努力を始めているとき、時代に逆行した核開発は、北朝鮮の人々を国際社会からますます孤立させる不幸へと導くことだろう。北朝鮮は、こうした策動を直ちに止めて、6カ国協議の枠組みで話し合いによる平和共存の道に進むことを求めるものです。同時に日本政府も、制裁一本槍でない外交手段による問題解決の道を探ることを改めて求めます。

 さて本題に入ります。
秘書課の玲奈さんが、応益負担的「障害者自立支援法」の見直しは社会すべてにかかわる課題で以下のように述べています。
 社会全体で社会福祉サービスを負担するのではなく、個人が自分のお金で必要な社会的サービスを購入すべきであるという「応益負担論」にもとづくのが、現在の「障害者自立支援法」です。これを根本的に見直すことは、すべての社会のメンバーが幸せに生きられる社会を作るために必要である・・・。

 ・・・障害のない者は生存のために払わなくて済んでいるお金を障害者には特別に払わせることによって維持しようとする社会は原理的に誤っているからです。

「新自由主義」が人々の生活を破壊していることと、「応益負担論」にもとづく「障害者自立支援法」の反民主性、反人権性とは直結しています。「応益負担論」にもとづく「障害者自立支援法」の問題は、障害者当事者だけの問題ではなく、日本社会の誰もにかかわる性質を持っています。(以上、部分引用)

 同感です。個別障害者問題ではなく、人間と社会のあり方に関わる基本的な問題だという点で同感です。

 私は過去に、次のように書きました。

5) 共に生きる知恵と「炭鉱のカナリア」

 少年の頃を思い出した。知的障害を持つ従妹がいた。祖母が「あういう子は、家中の災難を一人でしょって生まれて来た子じゃ、大事にせんば・・・」といっていた。種子島の田舎の、学もない、決して慈悲深いとはいえない祖母だったが、共同体の「共に生きる」知恵と、命を生み出した母性とがそういわせたのかもしれない。

 話を戻します。
仲間たちは、今悲鳴を上げています。(知的障害の仲間は、訳もわからず、悲鳴さえ上げられない!)「炭坑のカナリア」の話をご存知ですか?
その昔、坑夫はかごに入れたカナリアを持って,坑道に入ったそうです。ガスをいち早く感知して危険を知らせてくれたのだそうです。
今、仲間たちは,自立自助、自己責任が押し付けられる、この国にあって、「ここから先へ行っては危ない!人間が行く道じゃない!」と、教えてくれているのではないだろうか?

 応益負担に反対するこの運動は、単に、仲間や家族の経済的な負担が大変だから何とかしなきゃという問題を超えた、大きな意味を含んでいると思います。

6) つながる生命=障害は私たちの一部

 障害を持つ人たちは、特異な存在ではなく、「つながる生命=私たちの一部」だということ。
生命を受け継ぎ、より豊かな生命を紡ぐために、ともに走るランナーだということ。一人のランナーの役割として「障害」をしょったかもしれない、仲間たちの「いきることの困難」を、この国、この時代に生まれた不幸で塗り固めたら、私たちに、心から笑える明日は来るのだろうか。

応益負担に反対する私たちの運動は、こうして一人障害者問題にとどまらず、人間が人間らしく生きる社会のあり方を問うものとなっていると思います。

 障害とは何か、それは決して自己責任ではなく、人間という生命体、種のめぐり合わせであること・・・など、私なりの、考えをまとめた二部作であり、ちょっと大げさですが私の思想的原点に通ずるものです。是非一度お読みください。

   NO.117 自立支援法・応益負担は許さない!(1)
             http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-120.html
   NO.120 自立支援法・応益負担は許さない!(2)
             http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-121.html

  内容は以下の目次です。福祉関係者だけでなく普通の人にわかってほしくて、できるだけ日常語で分かりやすく書いたつもりです。
     1) 応益負担とは何か。
     2) 「障害」とは何か?
     3) 障害は自己責任か?
     4) 生命(いのち)と障害。
     5) 共に生きる知恵と「炭鉱のカナリア」
     6) つながる生命=障害は私たちの一部

過去の稟議書基に偽造=係長「手続き滞るのまずい」-厚労省を家宅捜索・大阪地検

2009年05月28日 00時27分24秒 | 障害者の自立
 障害者団体向けの割引郵便制度がダイレクトメール(DM)送付に悪用された事件で、逮捕された厚生労働省障害保健福祉部の係長上村勉容疑者(39)が、部内で過去に作成された稟議(りんぎ)書の日付など一部を変更し、偽造文書に転用していた疑いの強いことが27日、捜査関係者への取材で分かった。

 偽造後の稟議書に押印がある同容疑者を除く担当者4人のうちの1人が、作成時点で別の部署に異動しており、この不自然さが偽造発覚の一因になったという。

 捜査関係者によると、上村容疑者は逮捕容疑を認め、「手続きが滞るとまずいと思った」と供述しているという。大阪地検特捜部は、偽造の手口や詳しい動機などを調べる。

 特捜部は同日、虚偽公文書作成などの容疑を裏付けるため、厚労省を家宅捜索した。

 特捜部などによると、上村容疑者は2004年4月から証明事務の窓口を担当。同月下旬、証明書発行の決裁手続きが省内で進んでいるように装った稟議書を作成したとされる。

 捜査関係者によると、同容疑者は、過去に同省が別の障害者団体の審査で使った同じ書式の稟議書をコピー。日付を書き換えたほか、途中段階であることを示すため、一部の担当者の押印を消すなどの工作をしていたという。 

 上村容疑者は調べに対し、「凛の会の証明手続きは前任者からの引き継ぎ事項だった。滞るとまずいと思った」などと供述しているという。