ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者郵便割引不正:10年以上前からDM悪用が横行 広告50社以上便乗

2009年05月06日 00時31分41秒 | 障害者の自立
 障害者団体向けの郵便割引制度の悪用が広告・通販業界で10年以上前から横行し、大手企業など50社以上が広告主としてその手口に便乗していたことが毎日新聞の調べで分かった。制度を悪用した郵便法違反事件は、大阪地検特捜部が6日、逮捕した障害者団体会長ら10人を郵便法違反罪で起訴する方針。捜査は違法ダイレクトメール(DM)の発送を黙認した郵便事業会社(日本郵便)側に移る見通しだ。

 特捜部によると、社長らが逮捕された広告会社「新生企業」(現・伸正、大阪市)が07年2月、通販会社「ウイルコ」(石川県白山市)前会長らと共謀し、家電量販会社「ベスト電器」(福岡市)の違法DM約210万通を障害者団体の刊行物と偽装して割引郵送したとされる。

 関係者によると、新生企業はウイルコのほか、福岡市の印刷会社と大阪市の通販会社(民事再生手続き中)も得意先だった。印刷会社は06年秋から2年間で約1350万通を新生側に発注。通販会社は06年半ばから半年間で、約3億円相当を依頼していたという

観賞登山:障害者ら、アケボノツツジに感動--延岡・八本木山 /宮崎

2009年05月06日 00時30分36秒 | 障害者の自立
 ◇ボランティア団体が支援
 延岡市北川町本川地区の大分県境の八本木山(1407メートル)で、ボランティアらが障害者に付き添って登る「第1回アケボノツツジ観賞登山」が3日あった。体を支え合いながら懸命に登った参加者たちを、アケボノツツジのピンク色の群落が山頂で出迎えた。

 「登山機会の少ない身障者らに、原生林に生える町自慢のアケボノツツジを見せたい」と、昨年6月に発足したまちおこしグループ「北川やっちみろ会」(早瀬純一郎会長、96人)が計画した。

 障害者5人とボランティア162人が参加、障害者1人に看護師や保健師を含め12~18人が付き添った。大崩山(1643メートル)や鬼の目山(1491メートル)の雄大な景色を眺めつつ、可憐(かれん)なツツジを観賞しながらの登山となった。休憩時間を含め7時間近く歩いた。

 18歳の時、機械に挟まれ、右手を失った山内文代さん(59)は「みなさんのサポートで素晴らしいアケボノツツジの群生地が見られました。ありがとうございました」と涙を流して喜んでいた。

 過疎と高齢化が進む本川地区では、地域おこしのため、毎朝黄色い旗を掲げる「黄色いハンカチ運動」が5年前に始まり、このグループが今回の登山を企画した。延べ100人が3回の準備登山をして、登山道の手すりや橋などの整備を進めてきた

大分陸上:小雨の中、身体障害者の陸上大会 全国50選手、白熱競技 /大分

2009年05月06日 00時29分20秒 | 障害者の自立
 身体障害者の陸上競技大会「大分陸上2009」(九州身体障害者陸上競技協会・県共催)が4日、大分市西浜の市営陸上競技場で開かれた。北京パラリンピックの日本代表選手から初心者まで、全国から約50人の選手が参加。白熱した競技が展開された。

 大分陸上は、北京パラリンピック日本代表(車いす)の広道純さん(35)が3年前、自ら発起人となり、協賛企業を募って始めた。今年で4回目で「ゴールデンウイークは大分に行く」と、全国の選手の間でも定着してきたという。

 この日は小雨の中、トラック、フィールド計12種目が開催された。19歳以下は、9月に東京都で開催されるユース大会の選考会も兼ねている。広道さんは肩を痛めて欠場したが、解説者として会場を盛り上げた。また、初心者やジュニア選手がトップ選手から直接指導を受ける初心者教室も開催された。

 広道さんは「競技を多くの人に知ってもらい、トップ選手も初心者も楽しめる大会に今後もしていきたい」と話した。【

「障害児教育の母」知って  「筆子・その愛」9日上映会 さいたま

2009年05月06日 00時27分19秒 | 障害者の自立
 「日本の障害児教育の母」と呼ばれる石井筆子(1861~1944)の生涯を描いた映画「筆子・その愛―天使のピアノ」(山田火砂子監督)の上映会が9日、さいたま市民会館おおみや(大宮区下町)小ホールで開かれる。

 筆子は長崎県生まれ。華族女学校(後の女子学習院)の仏語教師時代に出会った津田塾大学の創設者・津田梅子とともに、米国へ派遣された。外国人の接待役を務め、「鹿鳴館の華」と称され、女子教育の普及活動や貧しい家庭の子女への保母教育などに尽力した。

次女と三女が早世し、若くして夫とも死別したが、知的障害のある長女の養育を通して、日本初の知的障害者施設「滝乃川学園」(現在は東京都国立市)創設者・石井亮一と知り合い再婚。知的障害者の福祉や教育に力を注いだ。

 映画は、2007年度に「児童福祉文化賞」(こども未来財団など主催)を受賞。筆子役は女優の常盤貴子さん、亮一役は歌舞伎俳優の市川笑也さんが演じる。筆子は結婚祝いに、天使が刻印されたピアノを実家から贈られた。その「天使のピアノ」は現在も同学園に残されている。

 山田監督自身、重度の知的障害のある娘を持つ。筆子の生き方に感銘を受けて映画化を決意したといい、「社会福祉に携わる人だけでなく、多くの人に見てもらえたらうれしい」としている。

 午後2時開演。当日は山田監督の舞台あいさつを予定。定員約300人。当日券は大人1300円、障害者と60歳以上は1000円。問い合わせは、現代ぷろだくしょんの上映担当(080・3413・7837)。


高校野球:障害者男性が長野日大の試合見学 監督と交流で

2009年05月06日 00時25分42秒 | 障害者の自立
 先天性脳性まひを患う和歌山市砂山南の藤田昇太郎さん(31)が5日、長野市東和田の長野日大高校を訪れ、近くの県営球場であった野球部の公式戦を観戦した。同部の中原英孝監督(63)とは約20年前に知り合い、年2回ほどの文通を続けてきたが、「監督がどんな場所で指導をしているのか見てみたい」との願いを父昇さん(58)がかなえた。昇太郎さんは言葉が不自由なものの観戦のうれしさを全身で表現。中原監督は「こちらも元気をもらった」と話し、試合に快勝した。

 藤田さん一家が毎年夏、休暇を利用して訪れていた兵庫県宝塚市のホテルが、甲子園に出場する長野県勢の宿舎でもあった。当時は松商学園の監督だった中原監督を少年時代の昇太郎さんが出迎え、交流が始まった。

 松商学園時代は2度、甲子園で中原監督を応援し、05年1月に長野日大へ移ってからは、昨年のセンバツで再会を果たした。ただ、選手を指導する普段の中原監督に会いたいとの思いがあり、唯一動かせる左手の小指でキーボードをたたき、手紙を書いてきた。大型連休を前に、昇さんが「監督に会いたいか?」と尋ねると、遠出はままならない昇太郎さんが大きくうなずき、再会が実現した。

 この日、長野日大は春季北信越地区大会の県大会地区予選で飯山に9-5で快勝。中原監督は昇太郎さんに駆け寄り、「おかげで勝てたよ」と両手を握りしめると、昇太郎さんも満面の笑みで応えた。部員からは「ようこそ長野へ」の文字とレギュラー全員のサインが書かれた色紙が贈られた。中原監督は「甲子園へ行くことが、再会の条件だ。張り合いが出る」と気を引き締めていた