障害者団体向けの料金割引制度を悪用した郵便法違反事件で、大阪地検特捜部は8日、広告主になったダイレクトメール(DM)で郵便料金を免れていたとして、同法違反容疑で健康食品通販会社「元気堂本舗」(東京都港区)社長・窪田勝容疑者(65)を逮捕、印刷・通販会社「ウイルコ」元会長・若林和芳被告(57)を再逮捕した。特捜部は、同社を含む3ルートを新たな容疑とし、さらに6人を再逮捕する。不正に発送されたDMは約1610万通で、正規料金との差額は約18億5000万円に上る。
他に再逮捕されるのは、自称障害者団体「白山会」会長・守田義国(69)、広告会社「新生企業」(大阪市西区、現・伸正)社長・宇田敏代(53)、元取締役・阿部徹(55)、自称障害者団体「健康フォーラム」代表・菊田利雄(61)、白山会代表・倉沢邦夫(73)、同会職員・宍戸正明(58)の各被告。若林被告は7日、保釈保証金300万円で保釈されたばかり。特捜部によると、若林被告らは2006~08年、白山会や健康フォーラムの定期刊行物を同封したDMを広告主の顧客に送付し、有償購読者を8割以上とする制度適用の要件を満たさないのに正規料金との差額を免れた疑い。
これらは▽複数の健康食品会社を広告主とし、京都市内の広告会社やウイルコ、新生企業を介して白山会と取引(07年3月~08年9月、約960万通、差額約11億円)▽ウイルコが広告主になり、新生企業を介して白山会と取引(06年8月~07年7月、約100万通、差額約1億3000万円)▽元気堂本舗が広告主で健康フォーラムと直接取引(07年4月~08年12月、約550万通、差額約6億2500万円)――の3ルート。
民間信用調査会社などによると、元気堂本舗は1998年に設立され、資本金は5000万円で従業員は約20人。
一方、特捜部はこの日、ウイルコ本社(石川県白山市)などを捜索した。
他に再逮捕されるのは、自称障害者団体「白山会」会長・守田義国(69)、広告会社「新生企業」(大阪市西区、現・伸正)社長・宇田敏代(53)、元取締役・阿部徹(55)、自称障害者団体「健康フォーラム」代表・菊田利雄(61)、白山会代表・倉沢邦夫(73)、同会職員・宍戸正明(58)の各被告。若林被告は7日、保釈保証金300万円で保釈されたばかり。特捜部によると、若林被告らは2006~08年、白山会や健康フォーラムの定期刊行物を同封したDMを広告主の顧客に送付し、有償購読者を8割以上とする制度適用の要件を満たさないのに正規料金との差額を免れた疑い。
これらは▽複数の健康食品会社を広告主とし、京都市内の広告会社やウイルコ、新生企業を介して白山会と取引(07年3月~08年9月、約960万通、差額約11億円)▽ウイルコが広告主になり、新生企業を介して白山会と取引(06年8月~07年7月、約100万通、差額約1億3000万円)▽元気堂本舗が広告主で健康フォーラムと直接取引(07年4月~08年12月、約550万通、差額約6億2500万円)――の3ルート。
民間信用調査会社などによると、元気堂本舗は1998年に設立され、資本金は5000万円で従業員は約20人。
一方、特捜部はこの日、ウイルコ本社(石川県白山市)などを捜索した。