ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

本町小で福祉を学ぶ授業 障害者の視点でまちを歩く

2010年07月15日 00時55分02秒 | 障害者の自立
 本町小学校(糟谷松夫校長)の4年生93人が7月7日から9日まで、福祉体験プログラム「出会い・発見・まち探検」を受講した。

 障害者といっしょにまちを歩くことで、福祉を自分たちの問題として考えてもらおうというこのプログラム。児童たちが地域に様々な人が暮らしていることを理解し、共に生きていくための力をつけることを狙いとしている。

 当日は、児童5、6人がグループで車椅子利用者、視覚障害者、聴覚障害者や他ボランティアとともに同校周辺の秦野駅、本町四ツ角、秦野市役所などを歩いた。

 児童たちは、教室に戻ってまち歩きでそれぞれ感じたことを発表。「障害者の人たちにとって生活しづらい部分もあると分かった」「車椅子の人にとっては点字ブロックの上は通りにくい。立場によって不便なところは違うと思った」などの感想があがった。

 このプログラムは平成19年度から実施されているもので、今年で3年目。昨年度は「神奈川県バリアフリーまちづくり賞ソフト部門」を受賞している。

タウンニュース

全盲女性が点字訴状、被告の名古屋市も点字答弁

2010年07月15日 00時52分45秒 | 障害者の自立
 障害者自立支援法に基づく名古屋市の認定を不服として、全盲の女性が同市を相手取り、認定処分の取り消しを求める訴訟を起こし、14日、名古屋地裁で第1回口頭弁論が開かれた。


 女性は「他人の手を借りずに訴訟を行いたい」と、自ら点字で訴状を作成。市側も、女性の障害に配慮した同地裁の意向を受け、点訳付きの答弁書を提出しており、双方が点字で主張を交わす異例の訴訟が始まった。

 女性は同市熱田区の針きゅう師梅尾朱美さん(59)。生後10か月で失明し、2006年、同市から同法に基づく障害程度区分を「4」と認定されたが、09年には最も軽い「1」とされたため、十分な福祉サービスが受けられないとして提訴に踏み切った。

 全日本視覚障害者協議会(東京)によると、点字の訴状が裁判所に提出されたのは初めて。同地裁は3月末の提出時はいったん受け取りを保留したが、4月に受理した。梅尾さんらによると、地裁はその後、梅尾さんから点字を平仮名に変換したデータを取り寄せ、印刷した上で点字訴状とともに市に送達する一方、市側には提出する訴訟資料に点訳を付けられるかどうか打診。市は、答弁書については通常の仮名書きのものに点訳を付けることを決めた。今後、提出する準備書面なども点訳するかどうかは、「裁判所や原告と協議して決めたい」としている。

 14日の口頭弁論では、訴状や「請求の棄却を求める」とした市側の答弁書が陳述されたほか、梅尾さんが意見陳述を行い、「点字の訴状を受理し、障害に配慮してくれた裁判所に感謝したい」などと述べた。

(2010年7月14日11時18分 読売新聞)

小川清子さん遺作展:障害者の「居場所」作りに奔走--益田 /島根

2010年07月15日 00時48分34秒 | 障害者の自立
 益田市のNPO法人「息域スペース ポコ・ア・ポコ」理事長として、障害者福祉に取り組み、昨年7月に病死した小川清子さん(享年53歳)=同市遠田町=の遺作展が、同市駅前町の「小さなぎゃらりーうつわ」で開かれている。清子さんが作った陶芸やちぎり絵、田の土で作った地蔵のほか、手書きで発行し続けた「ポコ・ア・ポコ」の機関誌などを展示。31日まで(16日は定休)。

 元保育士の清子さんは、96年ごろから障害者の地域での「居場所」作りに奔走。当時、益田圏域には養護学校も通所施設もなく、「障害のある人も、ない人も一緒に集い、ゆったりと息のつける場に」と98年、同市駅前町に「息域スペース ポコ・ア・ポコ」を開設。07年にがんと分かり、闘病生活を送りつつも、がん患者と家族のサロン「悠サロンあーす」を作り、会報作りにも取り組んだ。

 会場には、がんサロンの会報や友人にあてた手紙、病床でつづったスケッチによる「闘病記」などもあり、清子さんの生きた軌跡が記されている。08年から「ポコ・ア・ポコ」の理事長を務める夫勉さん(59)は「心の片隅に彼女のことを覚えていていただければ」と話す。問い合わせは、うつわ(0856・22・1162)。

毎日新聞 2010年7月14日 地方版

呉に初の重症障害者施設 東広島の社会福祉法人

2010年07月15日 00時46分02秒 | 障害者の自立
 ▽来年秋、定員85人

 社会福祉法人の県リハビリテーション協会(東広島市)は、呉市で初の重症心身障害者向け施設を2011年秋、呉市宮原に開設する。入所・通所者を最大で85人受け入れる。在宅や市外の施設で患者を長年介護してきた家族の願いがかなう。

 宮原13丁目の国道487号沿いの国有地約5300平方メートルに、鉄筋2階建て延べ約3300平方メートルの施設を建設。知的、身体の両面で重い障害のある人を受け入れる。定員は入所62人、短期入所8人、通所15人。建設費約8億2千万円は協会と国、県、市が負担する。

 協会や呉市、江田島市の調査では、利用希望者は入所84人、通所42人。将来は病床を増やすことも検討する。看護師や介護福祉士、保育士などのスタッフは約90人で協会が新規採用する。

 施設の新設をめぐっては、県内の患者の家族でつくるNPO法人TOMの呉支部が約5年前から市や県に要望。市外の施設に入所する患者に面会するため片道約1時間かけて通う家族や、自宅で10年余り介護を続ける人もいるという。

 呉支部の砂古美智子支部長(57)は「患者の親は高齢化し、介護の負担が増している。ようやく光がみえた」と喜ぶ。県リハビリテーション協会の片山義弘会長(84)は「身近な施設で患者が安心して看護や介護を受けられる環境を整え、家族の要望に応えたい」と話している。

中国新聞

メモで投票促した施設長「選挙のたびにやった」

2010年07月15日 00時44分29秒 | 障害者の自立
 山梨県笛吹市の知的障害者授産施設「美咲園」の入所者に参院選で特定の候補者に投票するよう促したとして公選法違反(投票干渉)容疑で逮捕された同施設施設長、前島みき容疑者(49)が、投票した入所者10人に渡したメモの表と裏に「宮川典子」「八代英太」と書かれ、送迎した車など関係先から同様のメモ数十枚が県警に押収されていたことが捜査関係者への取材でわかった。


 調べに対し、前島容疑者は容疑を認め、「選挙のたびにやっていた」と供述しているという。

 県警は参院選の投開票翌日の12日、前島容疑者を6日に逮捕したと正式に発表した。発表によると、前島容疑者は5日午前10時半頃、入所者10人を期日前投票所の八代支所に車で連れて行き、選挙区、比例選いずれも特定候補者の氏名を記載したメモを手渡すなどして、投票に干渉した疑い。

 同施設の理事は、前島容疑者の父で自民党県連副会長の前島茂松県議(笛吹市選挙区、当選9回)。また、前島県議の弟は参院比例選に民主党から出馬した八代英太氏で、前島容疑者はめいにあたる。八代氏の事務所によると、前島容疑者は過去に私設秘書をしていた。

(2010年7月14日13時34分 読売新聞)