◇障害者の自立促進施設で40種を販売
自動ドアを抜けるとパンの香ばしい香りが鼻腔(びこう)を刺激する。白色で統一された店内には、食パンから菓子パンまで約40種類以上のパンが並ぶ。
09年4月にオープンした「パン工房 かしの木」は、身体障害者や知的障害者などの利用者に働く場を提供し自立を促進する施設で、社会福祉法人「やまびこの里福祉会」が経営する。施設利用者は、開店前の店内清掃やパンの袋詰めなどの作業を行っている。
パンを作っているのは施設長の金子健太郎さん(38)。店がオープンする約半年前からパン屋などでパン作りを学んだ。当初は約20種類しかなかったパンも、バリエーションが増えた。
金子さんの一押しは「オールデニッシュ」。1斤500円と手ごろな価格に抑えてある。もう一つのおすすめは、ラスク。デニッシュで作ったラスクなど6種類あり、中でもフランスパンで作った一口サイズのラスクは「食べやすい」と女性に好評だ。
店内で食べることもでき、昼食の時間帯にはパンとコーヒーを片手に歓談する客も多い。出張販売も行っており、那珂署や那珂市役所の職員も常連客。金子さんは「一度足を運んでもらえれば良さがわかる」と話している。
<メモ>
住所は那珂市杉361の4。常磐道那珂インターから車で約8分。JR上菅谷駅からは徒歩約20分。営業時間は午前10時から午後6時まで。日曜日定休。電話予約も可。電話029・295・3247
毎日新聞 2010年7月15日 地方版
自動ドアを抜けるとパンの香ばしい香りが鼻腔(びこう)を刺激する。白色で統一された店内には、食パンから菓子パンまで約40種類以上のパンが並ぶ。
09年4月にオープンした「パン工房 かしの木」は、身体障害者や知的障害者などの利用者に働く場を提供し自立を促進する施設で、社会福祉法人「やまびこの里福祉会」が経営する。施設利用者は、開店前の店内清掃やパンの袋詰めなどの作業を行っている。
パンを作っているのは施設長の金子健太郎さん(38)。店がオープンする約半年前からパン屋などでパン作りを学んだ。当初は約20種類しかなかったパンも、バリエーションが増えた。
金子さんの一押しは「オールデニッシュ」。1斤500円と手ごろな価格に抑えてある。もう一つのおすすめは、ラスク。デニッシュで作ったラスクなど6種類あり、中でもフランスパンで作った一口サイズのラスクは「食べやすい」と女性に好評だ。
店内で食べることもでき、昼食の時間帯にはパンとコーヒーを片手に歓談する客も多い。出張販売も行っており、那珂署や那珂市役所の職員も常連客。金子さんは「一度足を運んでもらえれば良さがわかる」と話している。
<メモ>
住所は那珂市杉361の4。常磐道那珂インターから車で約8分。JR上菅谷駅からは徒歩約20分。営業時間は午前10時から午後6時まで。日曜日定休。電話予約も可。電話029・295・3247
毎日新聞 2010年7月15日 地方版