ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

バスちかサポーター試行錯誤2年 結局「原点回帰」 仙台

2010年07月29日 00時54分34秒 | 障害者の自立
 仙台市交通局は29日、市バスや地下鉄で高齢者や障害者の乗降を助けるボランティア「バスちかサポーター」の募集を2007年度以来、3年ぶりに再開する。市は「制度が機能していない」との批判を受けて、いったん募集を停止、市民への周知方法などを探ってきた。その結果、制度の大きな変更はせず、原点回帰で助け合いの精神の浸透により力を入れることとした。
 再開にあたり、市は比較的時間にゆとりのある学生を中心に登録を呼び掛ける。秋にはキャンペーンも予定し、本年度は新たに約100人の登録を目指す。
 制度は03年度にスタート。07年度には登録者が390人になったが「バスに乗る機会がなく、活動したことがない」「声を掛けても不審者と間違われる」など戸惑いの声が出ていた。市民からも「誰がサポーターなのか分からない」と批判を受けていた。
 募集対象は、中学生以上の市バスや地下鉄利用者。希望者は9月に開く研修会で、車いす利用者や視覚障害者の介助を学び、サポーター証をもらう。登録は1年ごとに更新。現在の登録者数は99人。連絡先は同課022(712)8312。


2010年07月28日水曜日
河北新報

障害持つ子に500円ヘアカット

2010年07月29日 00時52分11秒 | 障害者の自立
秋田の理美容NPO 料金は福祉団体へ

 障害者の子供も、もっと格好良くおしゃれな髪形になってほしい――。秋田市内の理美容師5人が所属するNPO法人「福祉理容美容協会ほわいと」が今月から、障害を持つ子供たちを対象に、500円でカットやシャンプーなどを行う「スマイルワンコインヘアカット」のサービスを始めた。



 「ほわいと」の代表理事の岩見谷真広さん(35)はヘルパー2級の資格を持っており、昨年から市内の養護学校で児童・生徒たちのカットのボランティアを行ってきた。

 身体にマヒを持つ子供たちは首を傾けるのが難しかったり、突然動き出したりしてしまうため、慣れた理美容師でないと難しい。そのため、店でのカットを断られたり、学校内の理髪店や家で短く整えるだけという子どもも多い。岩見谷さんは「多くの子供たちをもっとかっこいい、かわいい髪形にしてあげたい」と、知人と「ほわいと」を設立した。

 岩見谷さんが経営する秋田市中通の「ヘアーメイクサロン赤石」で行うが、ほかの一般客に気兼ねすることなく利用してもらえるよう、サービスには店の休業日を利用する。「お母さんたちには店内でコーヒーを飲んだり、本を読んだりしてゆっくりした時間を過ごしてほしい」と話す岩見谷さん。要望があれば、訪問サービスも受け付ける。

 今年度は市からの助成金30万円を受けて活動するが、ゆくゆくはアロマオイルやBGMにもこだわった有料サービスも展開し、学生以外の障害者などにも利用者を拡大する考え。協力してくれる理容師、美容師も募集している。

 岩見谷さんは「障害者のおしゃれについて考える人が増え、障害の有無にかかわらず、みんながすてきな髪形で明るく元気になれれば」と話す。

 1人当たり500円を徴収するが年度末に障害者福祉団体へ寄付するという。「スマイルワンコインヘアカット」は予約制。予約、問い合わせは「福祉理容美容協会ほわいと」(018・834・4694)。

(2010年7月28日 読売新聞)

点字普及へ指導者養成研修会 来月に京都ライトハウス

2010年07月29日 00時49分13秒 | 障害者の自立
 京都ライトハウス(京都市北区)は8月27、28日に「点字触読サポーター養成研修会」を初めて開催する。中途失明者で点字を読める人が徐々に減っているといい、指導者の養成によって点字の普及を図る。ライトハウスの田中正和事務局次長は「点字が読めれば生活の幅が大きく広がる。普及に力を注ぎたい」としている。

 ライトハウスでは「中途失明者のうち半分は点字の勉強を途中で断念しているのではないか」とみている。CDや携帯型デジタルプレーヤーなどの普及によって、音読による情報を得やすくなったことや、点字触読の正しい指導法が講師に十分行き渡っていないことなどが要因として考えられるという。

 ライトハウス発行の点字情報誌では、読者の減少によって、20年前の最大発行部数の6割程度まで落ち込んだケースもあるといい、点字普及には、正しい指導法の普及が急務として研修会の開催を決めた。

 研修会では、点字指導に定評のある原田良實・名古屋盲人情報文化センター所長が講師を務め、模擬指導などを行う。

 研修会は定員30人。参加費2000円。希望者は30日までに、京都ライトハウス点字普及委員会TEL075(462)4579。

【 2010年07月28日 12時47分 】
京都新聞

神戸高速鉄道・バリアフリー化阻む壁 三セクゆえの特殊事情 /兵庫

2010年07月29日 00時46分01秒 | 障害者の自立
 ◇長期借入金、市の保証裏付け必要→市は早期健全化団体に転落の恐れ

 市民の身近な足といえば、鉄道やバスといった公共交通。神戸市内を東西に貫き、阪急、阪神、山陽、神戸電鉄の私鉄4社を相互乗り入れで結ぶ鉄道会社「神戸高速鉄道」もその一つだ。公共交通の一番の利用者でもある障害者や高齢者、妊婦など「交通弱者」が駅を使いやすくするにはバリアフリー化が不可欠だが、同社の駅ではそれほど進んでいないのが実態だ。背景を探ると、他の鉄道会社とは異なる「特殊な事情」が浮かび上がる。【石川貴教】

 ◇地上まで階段100段超--花隈駅

 神戸市中央区の花隈駅。県庁や元町に近い地下駅で、1日約7000人が乗降する。東西二つの出口があるが、エレベーターなどはなく階段のみ。姫路方面のホームから地上に出るには線路下の渡り通路を通るため、100段以上の階段を上り下りしなければならない。ベビーカーを持ち上げながら階段を上っていた主婦(29)は「階段しかないので不便」と汗をぬぐった。

 花隈駅が開業したのは、神戸高速鉄道が営業を始めた1968(昭和43)年。既に40年以上が経過するが、バリアフリー化には数百億円程度が必要とも言われている。真上に中央幹線が走り、そばには高架化されたJR東海道線があるため、ホームや改札口と地上を結ぶエレベーターを地下に設置するのが難しく、大規模な駅の改修が必要となるからだ。

 同社の路線6駅のうち、完全にバリアフリー化されたのは、今年3月にエレベーターの使用が始まった新開地駅のみ。高速神戸と高速長田の2駅は他社のエレベーターを利用したり、地下街を遠回りすれば地上まで出ることはできるが、花隈を含めた他の3駅は階段を使うしかない。

 駅のバリアフリー化が本格化したのは、00年施行の「交通バリアフリー法」。国や県などが補助制度を設け、事業者のバリアフリー化を促進するのが狙いだ。市も基本構想を策定し、今年を整備目標に同社の高速神戸駅のエレベーター設置などを推進してきた。

 来年以降も国の方針に従い基本構想がまとめられる見通しで、同社の他の駅もバリアフリー化が進む可能性はある。ただ、花隈駅など大規模なバリアフリー化は「第三セクター」という経営形態から、一筋縄ではいかない面がある。地方自治体の財政破綻(はたん)を未然に防ぐため、国が自治体の財政状況をチェックすることを目的とした「自治体財政健全化法」が、09年度に本格施行されたからだ。

 同社は昨年4月に阪急阪神ホールディングス(HD)の子会社となったが、現在も市が株の25%を保有する第三セクター。第三セクターが長期借入金を組む条件として地方自治体が保証を裏付けするようなケースがあれば、自治体財政健全化法の指標の一つ「将来負担比率」(長期の負債額が財政規模の何倍に相当するかを示す)を求める際、市の将来的な負担として上積みされることになる。

 同社の09年度決算で最終(当期)損益は3億4000万円余りの赤字。このような経営状況で、バリアフリー化のために数百億円もかかる長期債務を組むには、市の保証裏付けがなければ難しい。そうなると、市の将来負担比率が悪化するのは必至で、自主的な再建が義務付けられる「早期健全化団体」への転落を避けたい市が、保証の裏付けに応じる可能性は極めて低い。

 神戸高速鉄道のバリアフリー化支援について、市関係者は「金額を考えると手は出せない」という。一方、利用者側の市身体障害者団体連合会は「以前より状況は良くなってきているが、早急に改善してほしい」と訴える。神戸高速鉄道は「昨年の新型インフルエンザの影響もあり、乗降客数が減っている一方、インフラ整備で支出が増えている。花隈駅のようにバリアフリー化するには巨額の費用がかかるケースもあり、苦慮している」と話す。同社の今年度のバリアフリー化予算はゼロだ。

毎日新聞 2010年7月28日 地方版

外出ヘルパー養成へ講座

2010年07月29日 00時43分43秒 | 障害者の自立
 廿日市市身体障害者福祉協会は、障害者の外出を介助するガイドヘルパーの養成に乗り出す。市内のヘルパーは不足気味で、障害者の社会参加の機会を増やすため人員確保が不可欠と判断した。障害者団体自らがヘルパーを養成する試みは全国的にも珍しいという。

 養成講座は9月11日から同25日まで、土、日曜日の5回、同市新宮の市総合健康福祉センターで開く。視覚、知的、全身性障害の3種類の資格ごとに講座があり、各定員30人。福祉施設職員や理学療法士など10人が講師を務める。すべて受講すれば資格を得られる。ガイドヘルパーは障害者自立支援法に基づき、外出時の歩行や車いすでの移動を支援する。

 受講料は1種類の資格で2万5千円。2種類3万円、3種類3万5千円。同協会は「今後も定期的に講座を開きたい」としている。電話0829(32)2023。

中国新聞