ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

70歳まで就労目指すシンポ

2011年01月12日 01時30分37秒 | 障害者の自立
いわゆる「団塊の世代」が来年から65歳に達するなど、高齢化社会が急速に進むなか、70歳まで働ける企業の実現を目指すシンポジウムが11日、東京都内で開かれました。

シンポジウムは、独立行政法人「高齢・障害者雇用支援機構」が東京・港区で開き、企業や行政の関係者、それに仕事を探している高齢者など250人が参加しました。「団塊の世代」の人たちが来年から65歳に達するなど、高齢化社会が急速に進み、労働力の減少も懸念されるとして、国は、70歳でも働ける企業を増やすことを目指しています。シンポジウムでは、すでに70歳以上の雇用を進めている4つの企業が取り組みを発表し、このうち、茨城県日立市の木材の加工会社の社長は「高齢の従業員には若い人に伝統的な技術を継承してもらっている。意欲がある人はいくつになっても戦力になる」と述べました。また、札幌市の食品会社の社長は「若い人から高齢者まで年齢構成のバランスがとれていることが企業にとって大切だ。ただ、事故につながらないよう健康状態のケアが重要だ」と指摘しました。参加した60歳の男性は「定年退職して仕事を探している。なかなか厳しいが、企業側も高齢者の雇用に努力していることがわかり、私も70歳まで働ける職場を見つけたい」と話していました。

 
NHK

心のバリアフリー:有識者に聞く/5止 筑波技術大生・伊藤清貴さん /茨城

2011年01月12日 01時27分36秒 | 障害者の自立
 ◇雇用、門前払いやめて--伊藤清貴さん(20)

 --筑波技術大学は視聴覚障害者が専門技術を学ぶ場ですが、日常で感じるバリアーはありますか?
 大学は(障害を補う字幕や音声案内など)情報保障は十分に配慮されているので問題は少ない。テレビの字幕やインターネットのおかげで、簡単に情報を得ることができるようになった。ただ、大学を一歩出ると、健聴者は電話で緊急連絡をするが、私はできないので不便さを感じる。
 また、アルバイト先を探す時、聴覚障害と明示して応募すると、面接前に断られることが多い。面接で会って、実際に働けるかどうか全体的に見て判断してもらいたい。その際、面接や勤務中に筆談を認めてくれるかどうかが重要だ。聴覚障害者は口話ができるとは限らないことも理解してほしい。少しの配慮でコミュニケーションが可能になり、仕事がやりやすくなる。
 --母語は日本語文法と体系が違う日本手話というが、日本語習得は大変でした?
 私は足りない日本語力を補うために、高校生の時には毎日、新聞のコラムを切り取ってノートに貼って文章の読み書きをした。記事を読んで自分の意見を書いたりすることで日本語学習を続けた。
 --社会に対して今後どのような改革が必要と考えますか。
 ろう者自身が社会問題に関心を向けるために、聾(ろう)学校の小学部の時から職業問題などろう者が抱える社会問題についての授業を受ける機会が必要と思う。また、社会のサポートでは、案内板など事務的な情報は字幕案内でいいが、人と意思疎通するには感情や空間の意味が含まれる日本手話が不可欠なので、健聴者も簡単な知識だけでも手話を学ぶ機会を持ってほしい。
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 ■人物略歴
 ◇いとう・きよたか  愛知県出身。1歳から高校卒業まで岡崎聾学校に通う。現在、筑波技術大産業情報学科電子システムコース2年生。聴覚障害者の両親の間に生まれ、日本手話を母語に日本語を習得した。

毎日新聞 2011年1月11日 地方版

脳の損傷による後天的障害 「高次脳機能障害」講習会

2011年01月12日 01時17分28秒 | 障害者の自立
 交通事故や脳卒中などによる脳損傷で、記憶や思考能力が低下する「高次脳機能障害」(県など主催)についての講習会が18日午後6時半から、佐賀市のアバンセで開かれる。東京で啓発活動などを10年以上続ける会の代表者や、長崎県の支援センター職員が講演する。

 講習会はこれまで、医療の観点で講師を選んできたが、「当事者を支える家族の取り組みも知りたい」という声を受け、初めて「高次脳機能障害者と家族の会」(東京)今井雅子代表を招いた。

 また、病院を拠点に相談や診断、リハビリを行う佐賀県の体制とは異なり、2007年から行政機関の一部に支援センターを設けた長崎県の取り組みについて、長崎県長崎こども・女性・障害者支援センターの小無田秀幸さんが講演。社会的自立を支援する通所事業や、家族会会合の場所提供など支援内容を紹介する。

 参加費は無料。問い合わせは県障害福祉課、電話0952(25)7064。

佐賀新聞

あの日その時:取り押さえ審判・証言録 被告人質問/12 /佐賀

2011年01月12日 01時13分40秒 | 障害者の自立
 ◇けがに気を使う余裕ない  佐賀市で知的障害者の安永健太さん(当時25歳)が警察官に取り押さえられた直後に急死した問題で、県警巡査長、松雪大地被告(30)が特別公務員暴行陵虐傷害罪に問われた審判の第9回公判(昨年12月16日)。松雪被告に対する被告人質問で、被害者参加人の弁護士が尋問した。
 参加弁 バイクと自転車がぶつかった場面は見ていないか。
 被告 (被告に同行した警察官Aの)声とその時の状況で判断した。
 参加弁 止まっていたバイクは見ていたか。
 被告 赤信号で、バイクが停止するのは見た。
 参加弁 そのバイクが赤信号前にどこを走っていたかは。
 被告 見てない。
 参加弁 安永さんが逃げ出すことはあったか。
 被告 私が見る限り、うつぶせで立ち上がってすぐ、バイクの左の位置にあり、逃げ出すそぶりはない。
 参加弁 死体検案書の説明に「(安永さんが)バイクに衝突後、走って逃げた」という記載があるが、このような記載の心当たりは。
 被告 そういう説明はしていない。
 参加弁 安永さんが尻餅をついた時、足を掛けて倒したことは。
 被告 そのようなことはない。
 参加弁 両手錠を掛けたのはなぜか。
 被告 抵抗の度合いが収まらず、自傷、他害を防ぐための最終手段として掛けた。
 参加弁 両手錠がないと押さえられないと考えたか。
 被告 はい。
 参加弁 手錠がないと、逃走すると考えたのではないか。
 被告 道路に出たり、歩道でトラブルになると考えた。
 参加弁 逃走の可能性は考えたか。
 被告 逃走するそぶりがないが、立ち上がったらどういう行動を取るか分からない。場合によっては、逃走する可能性もあったと思う。
 参加弁 逮捕以外に手錠を使ったことは。
 被告 ない。
 参加弁 逮捕以外で手錠を使う教育を受けているか。
 被告 保護でも使える、と教養を受けている。
 参加弁 最初に保護を着手してから、後ろ手の手錠を想定したか。
 被告 はい。
 参加弁 安永さんを制圧するためにロープを使おうとしたことは。
 被告 私は見ていない。
 参加弁 事故のけがを心配して現場に駆け付けたということだが、安永さんのけがの様子について気を使ったり心配したりは。
 被告 激しく暴れる状態で、その余裕はない。
 参加弁 保護時、保護カードというものを作製するか。
 被告 はい。
 参加弁 この件で作製したか。
 被告 はい。
 参加弁 いつか。
 被告 間もなく。当日か後日かは覚えていない。
 参加弁 安永さんを救急車で搬送する時、それまで様子(の変化)に気が付かなかったか。
 被告 安永さんは休んでは肩を大きく振り回していたので、気付かなかった。
 参加弁 その間、何分くらいだったか。
 被告 両手錠を掛けてから(応援の警察官の)Eが来るまでの5分くらいでは。
 参加弁 その間押さえ続けたのか。
 被告 はい。
 参加弁 Eが来てからどう思ったのか。
 被告 状態が大丈夫かと心配した。
 参加弁 どんな行動を。
 被告 他の警官が速やかに脈を取り、気道を確保したので、私は何もしていない。

毎日新聞 2011年1月11日 地方版

「希望の光に向かって」 聴覚障害の32人が成人式

2011年01月12日 01時10分21秒 | 障害者の自立
 大阪府出身で聴覚障害のある新成人のための成人式が9日、大阪市中央区の府谷町福祉センターで開かれた。晴れ着姿の若者ら32人が出席、大人の自覚を新たにしていた。
 大阪聴力障害者協会と大阪市聴言障害者協会の主催。同じ障害のある先輩らが激励、祝福する場として、毎年1月上旬に開いている。
 今年は、新成人を代表して学生の間嶋陵さん(20)=吹田市=と、前川枝里子さん(20)=大阪市中央区=が壇上に上がり、手話で「希望という光に向かって歩いていくとともに人との出会い、つながり、自分を大切にして、前進していくことを誓います」と宣言した。
 大阪聴力障害者協会の大竹浩司会長は「社会生活の中でコミュニケーションの問題が出てくると思うが、自分だけで悩み、我慢するのはよくない。耳の聞こえない仲間をつくり、悩みを打ち明けてください」とエールを送っていた。

大阪日日新聞