いわゆる「団塊の世代」が来年から65歳に達するなど、高齢化社会が急速に進むなか、70歳まで働ける企業の実現を目指すシンポジウムが11日、東京都内で開かれました。
シンポジウムは、独立行政法人「高齢・障害者雇用支援機構」が東京・港区で開き、企業や行政の関係者、それに仕事を探している高齢者など250人が参加しました。「団塊の世代」の人たちが来年から65歳に達するなど、高齢化社会が急速に進み、労働力の減少も懸念されるとして、国は、70歳でも働ける企業を増やすことを目指しています。シンポジウムでは、すでに70歳以上の雇用を進めている4つの企業が取り組みを発表し、このうち、茨城県日立市の木材の加工会社の社長は「高齢の従業員には若い人に伝統的な技術を継承してもらっている。意欲がある人はいくつになっても戦力になる」と述べました。また、札幌市の食品会社の社長は「若い人から高齢者まで年齢構成のバランスがとれていることが企業にとって大切だ。ただ、事故につながらないよう健康状態のケアが重要だ」と指摘しました。参加した60歳の男性は「定年退職して仕事を探している。なかなか厳しいが、企業側も高齢者の雇用に努力していることがわかり、私も70歳まで働ける職場を見つけたい」と話していました。
NHK
シンポジウムは、独立行政法人「高齢・障害者雇用支援機構」が東京・港区で開き、企業や行政の関係者、それに仕事を探している高齢者など250人が参加しました。「団塊の世代」の人たちが来年から65歳に達するなど、高齢化社会が急速に進み、労働力の減少も懸念されるとして、国は、70歳でも働ける企業を増やすことを目指しています。シンポジウムでは、すでに70歳以上の雇用を進めている4つの企業が取り組みを発表し、このうち、茨城県日立市の木材の加工会社の社長は「高齢の従業員には若い人に伝統的な技術を継承してもらっている。意欲がある人はいくつになっても戦力になる」と述べました。また、札幌市の食品会社の社長は「若い人から高齢者まで年齢構成のバランスがとれていることが企業にとって大切だ。ただ、事故につながらないよう健康状態のケアが重要だ」と指摘しました。参加した60歳の男性は「定年退職して仕事を探している。なかなか厳しいが、企業側も高齢者の雇用に努力していることがわかり、私も70歳まで働ける職場を見つけたい」と話していました。
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