県障害者虐待防止対策セミナーが29日、松山市湊町7丁目の市総合コミュニティセンターで開かれ、障害者や家族、県内で障害者支援に携わる関係者ら約450人が参加し、表面化しにくい虐待の実態などを学んだ。
障害者虐待について学び、障害者の権利と尊厳が守られる社会を目指して県が初めて開催した。
毎日新聞社の野沢和弘論説委員が「障害者虐待の現場から」と題して講演。知的障害がある長男との歩みの中で感じた葛藤や悩みについて、具体例を交えながら、さまざまな虐待の形について紹介した。その上で「はっきりとSOSを発信できない障害者が被害に遭っているのが、障害者虐待の問題。本来障害者の代弁をすべき立場の人たちが権利侵害をしていることもある」と問題提起し、「障害者のためと思ってやっていることが権利侵害につながっていることはないか」と呼び掛けた。
愛媛新聞 -
障害者虐待について学び、障害者の権利と尊厳が守られる社会を目指して県が初めて開催した。
毎日新聞社の野沢和弘論説委員が「障害者虐待の現場から」と題して講演。知的障害がある長男との歩みの中で感じた葛藤や悩みについて、具体例を交えながら、さまざまな虐待の形について紹介した。その上で「はっきりとSOSを発信できない障害者が被害に遭っているのが、障害者虐待の問題。本来障害者の代弁をすべき立場の人たちが権利侵害をしていることもある」と問題提起し、「障害者のためと思ってやっていることが権利侵害につながっていることはないか」と呼び掛けた。
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