障害がある人の就労をテーマにした「『働きたい!』あなたのシンポジウム」が22日、新都市ホール(横浜市西区)で開かれ、約400人が訪れた。横浜市健康福祉局の主催。ステージ上で障害者とその上司が体験談を率直に語ると、会場から拍手がわき起こる場面もあった。
働く意欲のある障害者や企業に情報発信する狙いで毎年開催され、7回目。
大学時代に統合失調症を発症した高村瑞喜さん(35)=横浜市栄区在住=は障害者を対象とした職業訓練などを経て2008年に建材商社のジューテック(東京都港区)に就職。営業推進部で会議資料の作成や発送作業などを任されている。「お弁当は1人で食べていたが、上司が弁当を持参して隣に座って話しかけてくれた。薬が居眠りの原因だと分かってもらえて、時間をずらして服薬するようになった」とエピソードを披露した。
昨年には会社の提案で瑕疵(かし)保険募集人など二つの資格も取得。草地壽部長は「できる仕事だけでなく、レベルを上げるお願いもしている。それがクリアできればまたステップアップにつながる」と話した。
最後に高村さんは「区役所で職業訓練の場があることを教えてもらい、今がある。困っている人は支援機関を利用してみて」とも付け加えた。
カナロコ(神奈川新聞)
働く意欲のある障害者や企業に情報発信する狙いで毎年開催され、7回目。
大学時代に統合失調症を発症した高村瑞喜さん(35)=横浜市栄区在住=は障害者を対象とした職業訓練などを経て2008年に建材商社のジューテック(東京都港区)に就職。営業推進部で会議資料の作成や発送作業などを任されている。「お弁当は1人で食べていたが、上司が弁当を持参して隣に座って話しかけてくれた。薬が居眠りの原因だと分かってもらえて、時間をずらして服薬するようになった」とエピソードを披露した。
昨年には会社の提案で瑕疵(かし)保険募集人など二つの資格も取得。草地壽部長は「できる仕事だけでなく、レベルを上げるお願いもしている。それがクリアできればまたステップアップにつながる」と話した。
最後に高村さんは「区役所で職業訓練の場があることを教えてもらい、今がある。困っている人は支援機関を利用してみて」とも付け加えた。
カナロコ(神奈川新聞)