ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

音楽通して親睦

2017年05月26日 23時42分27秒 | 障害者の自立

5月28日(日) チャリティーライブ

 福祉施設や地域作業所の利用者と関係者、地域住民が音楽を通して親睦を図るチャリティーライブ「YES,愛 DO!音楽祭」が5月28日(日)、トッケイセキュリティ平塚総合体育館で開かれる。開演時間は午後0時40分(0時10分開場)。入場無料。

 当日は高浜高等学校から

吹奏楽部と手話コミュニケーション部、進和学園器楽同好会とびっきりレインボーズ、森本ジャズ体操教室など7団体が出演予定。ステージ上で演奏や踊りを披露する。このほか障害者福祉施設等による手作り製品の展示もある。

 同音楽祭は平塚市や市教育委員会、市内4ライオンズクラブなどの後援を受けながら22回目を数える。毎年開かれており、地域に根差したイベントとして知られている。

 問い合わせは平塚なでしこライオンズクラブ事務局【電話】0463・35・6234。

2017年5月25日     タウンニュース


目利きバイヤー厳選 障害者の力作を適正価格で

2017年05月26日 02時07分36秒 | 障害者の自立

 知的障害者らが作った雑貨や衣料品を「価値に見合った価格」で販売する店舗「コズミックマーケット」が、東京・新宿の東急ハンズ新宿店に三十日までの期間限定でオープンした。並んでいるのは、目利きのバイヤーが各地の施設を回ってえりすぐった品々ばかり。一般商品と同等の価格設定で作り手の収入を増やし、生活の自立を支援することを目指す。 (栗原淳)

 ハンズ四階のイベントスペースに、アクセサリーや陶器の小皿、草木染の手拭いなどバラエティーに富んだ千五百点が並ぶ。東京都内をはじめ十五の障害者事業所から、店の代表白岩圭さん(45)=東京都町田市=が取り寄せた。一万円を超える商品もある。

 ガラス玉のような光沢のある七宝焼の飾りが付いたしおりは八百円。白岩さんは「これを作るには、相当な技術が必要。一つ一つ模様が違うので、お気に入りを探すのも楽しい」と説明する。

 白岩さんは、町田市の創業支援施設「町田新産業創造センター」を拠点にするベンチャー企業「ロックス」を経営。途上国の生産者に配慮して適正価格で取引するフェアトレード商品のカタログ販売を始め、二年前から障害者のハンドメード商品も扱うようになった。独立前は大手百貨店などに勤務し、商品の企画開発や買い付けなどを任された。流行をつかんで売れる商品を見分ける眼識を、今に生かしている。「デザインは独創的でクラフト作品はとても精巧に作られている。一般の商品と遜色がなく、売れると直感した」

 障害者事業所の商品は行政の施設やバザーなどに出品の場が限られ、在庫を抱えないよう安価に設定されるケースが多い。販路拡大は福祉事業者共通の願いだ。

 店名は、コズミック(宇宙)のように隔たりのない社会を、という思いを込めたブランド名でもある。「かわいそうだからではなく、価格に見合った価値があるから買ってもらう。障害者は後付けでいい」という白岩さんは、商品の価値を高めるため、素材やデザインの変更などのアドバイスもする。「誰もが得意なことを生かして活躍してほしい」と願いながら。

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「コズミックマーケット」について説明する白岩圭さん

2017年5月25日   東京新聞


健常者のマナー改善へ 障害者の写真入り「共感看板」設置

2017年05月26日 01時56分21秒 | 障害者の自立

 障害者や妊産婦ら向けの駐車スペースの健常者らによる利用を減らそうと、障害者の写真と感謝のメッセージを入れた「共感看板」が二十四日、伊勢崎市内のスーパーに試験導入された。米国で効果が実証された試みで、車いす利用者の高橋宣隆さん(42)=同市=が発足したグループが国内でも広めようと働き掛けた。全国的にも珍しく、高橋さんは「使えずに困っている人がいることを知って」と願う。 

 アイデアを提案したのは、ネット交流サイトのフェイスブック(FB)で昨年七月に発足したバリアフリー研究グループ「バリラボ」。これを食品スーパー「フレッセイ」(本社、前橋市)が快諾し、この日、同社が展開するクラシーズ連取(つなとり)店に設置された。

 公共施設における車いす利用者用の駐車スペースの整備は法律で義務づけられている。ドアを全開にして乗り降りする必要があるため通常より広く駐車スペースを確保。多くは店の入り口近くにある。

 県は二〇〇九年、適正利用を進めるため「思いやり駐車場利用証制度」を始めた。対象は障害者のほか▽妊産婦▽要介護1以上の高齢者▽難病患者-で利用証を交付し、掲示を求めている。協力する県内施設は約八百三十カ所。他に全国三十五府県にも同じ趣旨の駐車場があり、利用証の相互利用を進めている。

 だがマナー違反は後を絶たない。

 バリラボの複数メンバーによると、若者や元気な高齢者が駐車し、利用証の掲示がないケースが目撃されている。思いやり駐車場が使えず、障害者が帰らざるを得ない場合もある。

 高橋さんは「ちょっとだけと軽い気持ちかもしれないが本当に困る人がいる。高齢者なら誰でも駐車できると勘違いしている人もいるかも」と推測する。

 共感看板は二〇一四年ごろ、米国で社会実験として設置され、迷惑駐車が一気に改善する効果があった。障害当事者の写真を見せることで、本当に駐車スペースを必要とする人の存在をマナー違反者に自然に意識させたことが功を奏したとみられる。

 バリラボの会員はFBでつながった国内外の約千人で構成。米国在住のメンバーが情報提供し、日本で導入を働き掛けている。二月には大分県内の病院に初めて設置された。

 クラシーズ連取店には思いやり駐車場が七台分あり、看板は四基設置された。費用約十六万円は同社が負担した。看板は横〇・八メートル、高さ一・一メートル。写真のモデルは高橋さんと、バリラボメンバーで歩行補助器具を使う太田市の飯塚起子(ゆきこ)さん(31)が担当し、「空けてくれててありがとう」など感謝のメッセージを添えた。

 看板の効果が確認されれば、フレッセイの県内店舗で導入を広げる予定。高橋さんは「共感の輪が広がり、県内だけでなく全国に浸透すれば」と期待する。

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セレモニーで「共感看板」の設置を祝う高橋さん(左)と飯塚さん

2017年5月25日   東京新聞


「広報ふくつ」全国一に 障害者との共生27ページ特集が評価

2017年05月26日 01時49分11秒 | 障害者の自立

 福津市が戸別配布している市広報紙「広報ふくつ」が、今年の自治体発行の広報コンクール(日本広報協会主催)広報紙部門(市部)で全国一となる総務大臣賞を受賞した。相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」殺傷事件を機に、市内の三つの障害者福祉事業所を1カ月にわたり密着取材し、27ページに及ぶ特集を掲載した昨年12月1日号が評価された。取材を受けた事業所スタッフも「障害者が地域で暮らしていることを知ってもらういい機会になった」と受賞を共に喜んだ。

 「広報ふくつ」は毎月1日号で特集を組み、昨年12月1日号では「だいじょうぶ!のふくつ魂」とのタイトルで、障害者の人権と共生社会について考えた。「ふくつ」には「福津」に「不屈」の意味をかけた。

 「自分たちは障害のある人たちに本当に目を向けてきただろうか」。広報担当の堀田典宏さん(52)=現在は同市防災安全課長=は、19人が刺殺されるなどした「やまゆり園」の事件に衝撃を受け、福祉担当の部署と話し合い、差別解消を呼び掛ける特集を組むことを決めたという。

 泊まり込み24時間

 堀田さんが取材した事業所にも、事件は影を落としていた。ある事業所の介護スタッフは「ここにいたら怖い思いに遭う?」と利用者に問い掛けられた経験を明かした。「地域にオープンにしてきたのに、防犯対策を強化せざるをえない」。苦悩のまっただ中にある事業所もあった。

 堀田さんは事業所に泊まり込んで24時間密着取材をしたり、障害者と家族100人にアンケートをして差別を受けた経験などを調査したりと、障害者との共生社会をつくるという視点で立体的に取材し、読みやすい特集に仕上げた。

 市民から反響の声

 取材先の一つの「アトリエ夢工房」は、障害者たちが手作りするパンを提供するカフェを併設。特集ではパン生地を丸める利用者といった優しい表情の写真なども数多く掲載した。施設長の小柳雅美さんは「障害者の活動を知ってもらうことが理解につながる」と歓迎。広報紙を見た市民から「福津にこういう事業所があるとは知らなかった。今度パンを買いに行きます」と、反響の電話もあったという。

 堀田さんは「取材すればするほど、自分の理解が浅かったと感じた。障害者の人権を多くの市民が考えるきっかけになればうれしい」と話している。

 受賞作は福津市のホームページで閲覧可能。市広報秘書課=0940(43)8113。

 同コンクールでは県内の他の4市町も入選した。4市町と受賞作は次の通り。

 北九州市=「そうだ、北九州で働こう。」プロジェクト(広報企画部門)▽糸島市=ウェブサイト(市部)▽桂川町=広報けいせん16年10月号(広報紙・町村部)▽福智町=福智まごころ通心(広報企画)

受賞した「広報ふくつ」を手にする福津市職員と障害者福祉事業所のスタッフ

受賞した「広報ふくつ」を手にする福津市職員と障害者福祉事業所のスタッフ

=2017/05/25付 西日本新聞朝刊=


障害者理解や災害対策 鳥取県、6月補正計上へ

2017年05月26日 01時38分47秒 | 障害者の自立

 鳥取県は6月定例会での制定を目指す「あいサポート条例」に関連し、障害者への理解促進や差別解消を図るための事業費を6月補正予算案に盛り込む方針を固めた。昨年10月の鳥取中部地震を踏まえ、福祉避難所の備品購入助成など災害対策も強化する。

 県は条例案に「あいサポート運動」の推進を明文化し、共生社会の実現を目指す考え。関連予算で障害者施策を拡充し、条例の理念を具体化する。

 具体的には、小学生向けパンフレットの作成や公開講座、記念シンポジウムなどを通し、障害の特性や障害者への寄り添い方などを周知。「障がい者差別解消相談支援センター」を県内3カ所に新設し、差別的取り扱いなどがあった場合の相談体制を強化する。

 災害時に要支援者が避難する福祉避難所では、簡易ベッドやたんの吸引器、発電機などが不足しており、市町村に対し購入費を助成。一般の避難所でも聴覚障害者に必要な情報が届かないケースが指摘されたことから、手話通訳用のタブレット端末などを各総合事務所に備蓄する。

日本海新聞    2017年5月25日