ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

五輪・パラ向け 成田空港を使いやすく 障害者など視察

2017年05月29日 03時41分39秒 | 障害者の自立

成田空港の施設を誰もが使いやすいように改善するため、障害のある人たちなどが空港内を視察しました。

成田空港では東京オリンピック・パラリンピックに向けて、障害のある人たちなどが使いやすい施設に改善する新たな委員会を設立し、ことし秋ごろまでに改善策をまとめることにしています。

27日は、車いすの人や聴覚に障害がある人などおよそ20人が成田空港のターミナルを視察しました。
この中で、車いすの人からは、スロープの設置場所を示す案内表示板が小さくてわかりにくいことや、スロープの傾斜が急で長いことから途中に踊り場を設けてほしいといった意見が出されました。
また、聴覚に障害のある人からは、案内カウンターに手話ができるスタッフがいる場合は表示してほしいという要望が出されました。

障害のある人で作るNPO法人の今西正義さんは「法的な基準は満たしていても、見にくい案内板や急な傾斜のスロープなど課題があり、2020年のあとも見据えて基準以上の整備を進めてほしい」と話していました。

5月27日    NHK


障害児支援のファイルを製作 福井の団体、無料配布へ

2017年05月29日 03時29分25秒 | 障害者の自立

 福井市などの発達障害や知的障害のある人の保護者や支援者でつくる団体「にこにこクラブSUNFISH」は、成長の過程や生活の様子を記録するライフサポートファイルと災害時手帳を作った。「成長した子供が親と離れた時も、自分の望む生活をしてほしい」。メンバーで自閉症の子供を持つ母親のこんな思いに他のメンバーも共感し、一年近くをかけて作り上げた。

 ライフサポートファイル「クローバー」はA4判で三十九ページのファイルとじ。医療情報、障害の種類や程度などの福祉情報を記入するほか、意思疎通ができる方法を書き込むページなどもあり、必要な部分を選んで使う。

 災害時手帳「らいと」はA6判で二十六ページ。医療情報などをライフサポートファイルから転記するほか、避難先で周囲の人と意思疎通する助けになるよう、欲しい食べ物や体調などを指をさして伝えることのできるイラスト一覧のページも設けた。

 にこにこクラブは、知的障害や発達障害のある人のための水泳教室や障害者への理解を深めてもらうための講演会などを開いている。大人のメンバー十人ほどで昨年八月から構想を始め、メンバーの子供が通う特別支援学校の教師らのアドバイスも受けながら、今年三月に完成させた。

 こだわったのは「本人の視点」。会長の市岡公子さん(55)によると、ライフサポートファイルは自治体なども製作しているが、家族や支援者が医療や福祉情報の引き継ぎのために記入するタイプが多いという。「本人自身も生活の様子を残すことで、将来、自分がやりたいことを選ぶ手掛かりにしてほしい」との思いから、思い出の写真を貼ったり、買い物の記録を書き込んだりするページも作った。

 内容が分かりやすくなるよう言葉遣いやイラストにも気を配った。言葉遣いは「支援の必要なこと」ではなく「てだすけしてほしいこと」などのように、本人の視点に立った分かりやすい表現を徹底した。災害時手帳のイラストは、避難所などの状況に適した絵をインターネットのフリー素材から探すため、一つのイラストを選ぶのに二、三時間かかったこともあったという。

 市岡さんは「日頃から使ってもらい、障害のある人が一人で生活するようになったり、災害時に保護者と離れ離れになったりした時、少しでも自分らしく生活できる助けになれば」と願っている。

 ライフサポートファイルを千五百冊、災害時手帳を千冊、希望者に無料配布する予定。ハピリン内の市総合ボランティアセンターや福井口腔(こうくう)保健センター(福井市大願寺三)などで受け取れる。

写真

「にこにこクラブSUNFISH」が作ったライフサポートファイル「クローバー」と災害時手帳「らいと」

(問)にこにこクラブSUNFISH=nikoniko.sunfish@gmail.com

2017年5月28日   中日新聞


卓球バレー、スマッシュ応酬 京都で「身体障がい者大会」

2017年05月29日 03時18分54秒 | 障害者の自立

 京都府長岡京市神足の市立スポーツセンターで27日、「市身体障がい者卓球バレー交流大会」があった。乙訓2市1町をはじめ府南部の計8市町から約100人が出場し、卓球台を囲んで熱戦を繰り広げた。

 障害のある人に外出の機会をつくり、交流を深めてもらおうと、市身体障がい者団体連合会が開き、今回で29回目。全京都大会が6月中旬に控えるとあって、選手たちは専門の審判員が立ち会う公式戦の感覚を磨いた。

 6人対6人で対戦。幅30センチのラケットで鉄球入りのピンポン球を打ちあった。ネット際のブロックや鋭いスマッシュの応酬があり、プレーが止まると「落ち着いて」とメンバーたちが声を掛け合って試合に集中していた。

 前回大会で優勝した宇治市のチームに1点差で敗れた向日市のチームの柴田えみ子さん(69)=同市寺戸町=は「気後れせずに戦えた。基本に忠実にプレーを重ねれば、勝てない相手じゃないと思った」と話していた。

熱戦を繰り広げる卓球バレーの選手たち(長岡京市神足・市立スポーツセンター)

2017年05月28日   京都新聞


ユニバーサルデザインによる人間視点の社会づくり

2017年05月29日 03時00分47秒 | 障害者の自立

誰もが利用できる製品・環境目指す―立石信雄オムロン元会長

近年、ユニバーサルデザイン(UD)への関心が高まってきている。UDは、提唱者である米ノースカロライナ州立大学の故ロナルドーメイス氏によって「できるだけ多くの人が利用可能であるように製品、建物、空間をデザインすること」と定義されているが、体格や能力、年齢、性別の違い、障害の有無にかかわらず、誰もが利用できる製品や環境の創造を目指している。身体障害者や高齢者にとっての障壁。(バリアー)を取り除くといった、いわゆるバリアフリーの発想とは異なった概念だ。

UDは企業にとっても顧客満足につながる考え方として、事業や商品への取り組みが増えてきており、経済産業省によるとその市場規模は25年には少なくとも16兆円規模と見込まれている。
 
企業のほか多くの地方自治体においても、UDの取り組みが進められている。例えば、熊本県。私は熊本ユニバーサルデザインシンポジウムに講師としてお招きいただいたことがあるが、「すべての人のためのまちづくり」をテーマに、インターネットでUDのアイデアを募集したり、小学校の授業にUDを取り入れたり、文字通り県を挙げての取り組みが印象的であった。
 
さらに、大学においても千葉大学をはじめUDを授業や研究テーマに取り入れるところが増えてきている。2004年に開学した静岡文化芸術大学は、開学の精神にUDを掲げた国内初の大学で、静岡県、浜松市、地元産業界が協力して運営に当たっており、デザイン学部の共通科目としてUDの授業が組み込まれているとのことだ。
 
このようにUDの考え方が広まってきた背景には、高齢化や身体障害者の増加が大きな要因であるのは間違いないが、さらにグローバル化や技術革新、ライフスタイルや価値観の多様化といったこと背景にある。様々な価値観を持った多様な人々がともに快適に暮らすことができる社会を実現するための、いわば人間視点の発想としてUDが生まれてきたと言える。
 
UD研究の第一人者である英国王立芸術大学のロジャー・コールマン教授によると、様々な歴史や文化、言語、宗教を持つ欧州では、障害者や高齢者に限らず多様な人々のインクルーション(包括)が大きな課題であり、UDもそういった意味を込めてインクルーシブデザインとかデザインーフォー・オールと呼んでいるとのことである。
 
これからの社会では、物質的な豊かさから精神的な豊かさを求める社会的ニーズが高まってくる。UDが単にモノやサービスのデザインにとどまらず、その根底に流れる。人間性尊重の思想として、ますます社会に広まっていくことが、日本経済に活力を与え、社会全体の幸福につながるものと考えている。

■立石信雄(たていし・のぶお)
1936年大阪府生まれ。1959年同志社大学卒業後、立石電機販売に入社。1962年米国コロンビア大学大学院に留学。1965年立石電機(現オムロン)取締役。1995年代表取締役会長。2003年相談役。日本経団連・国際労働委員会委員長、海外事業活動関連協議会(CBCC)会長など歴任。「マネジメントのノーベル賞」といわれるSAM(Society for Advancement of Management)「The Taylor Key Award」受賞。同志社大学名誉文化博士。中国・南開大学、中山大学、復旦大学、上海交通大学各顧問教授、北京大学日本研究センター、華南大学日本研究所各顧問。中国の20以上の国家重点大学で講演している。

<直言!日本と世界の未来>ユニバーサルデザインによる人間視点の社会づくり=誰もが利用できる製品・環境目指す―立石信雄オムロン元会長 

近年、ユニバーサルデザインへの関心が高まってきている。「できるだけ多くの人が利用可能であるように製品、建物、空間をデザインすること」と定義されているが、体格や能力、年齢、性別の違い、障害の有無にかかわらず、誰もが利用できる製品や環境の創造を目指している。

ニフティニュース    2017年05月28日


制服代が原因で母子心中「消費者金融に頼る前に役所に相談を」

2017年05月29日 02時48分16秒 | 障害者の自立

 普通の生活を送っていたのに、気がつけば貧困と呼ばれる状態に陥っている女性が増えている。心の隙間を埋めるために物を買いまくる“買い物依存症”。夫から充分な生活費がもらえず借りてしまう妻。多額な返済に苦しむ奨学金問題など、借金をする理由はさまざまだ。SHELLYがMCを務める『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』の第14回では、借金地獄女子をテーマに当事者が赤裸々に語った。

 女性の貧困問題や人権問題に取り組み『1億総貧困時代』の著者・雨宮処凛さんは、2014年に千葉県銚子市で起こった事件について言及。母親が心中をするつもりで娘を殺したが、母親だけ生き残ったという事件だ。心中の理由は、貧困。雨宮さんが「その家庭はシングルマザーで家賃滞納で立ち退きを迫られていた。借金を重ねていたけど、大きい借金は娘が中学校に入学するときの制服代だったんです」と話すと、番組MCのSHELLYは「制服代ってなんであんなに高いの?」とコメント。千葉県銚子市の事件は、制服代をきっかけに社会福祉協議会からお金を借り入れ、それでも足りずに闇金からお金を借り、生活が破たんしてしまった事件だ(詳細:千葉県銚子市・県営住宅追い出し母子心中事件調査報告書)。

 

 雨宮さんは「民間の借金をすることがおかしい」と指摘。役所に相談すれば、低所得者や高齢者・障害者の生活を支えることを目的とした『生活費福士資金貸付制度』や、離職などにより住居を失った人に就職へ向けた活動をすることを条件に、一定期間家賃相当額を支給する『住居確保給付金』があると紹介した。さらに「公的な制度ではなく民間の消費者金融で借りるのは(公的制度が)宣伝をされていないこと、よっぽどのマニアじゃないと知らないことが原因。これを知っているだけで全然違うのでは」と話した。

 (C)AbemaTV   2017.05.27 (ライター/小林リズム)