ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

知的障害者支援施設 千葉県などから給付金を不正受給

2017年05月21日 15時26分55秒 | 障害者の自立

千葉県松戸市にある知的障害者を支援する施設を運営する社会福祉法人が、実際には行っていない生活介護のサービスを行ったという申請をして、県などから給付金5870万円余りを不正に受け取っていたことがわかりました。

不正に給付金を受け取っていたのは、松戸市にある知的障害者を支援する施設を運営する社会福祉法人、まつど育成会です。

松戸市によりますと、まつど育成会は、おととし4月までの3年間に、施設の利用者7人に実際には行っていない入浴や食事などの介護サービスを行ったという申請をし、国や県、それに松戸市から生活介護給付費合わせて5870万円余りを不正に受け取っていたということで、千葉県は先月、まつど育成会に対して改善勧告を出しました。

これを受けて、支給業務を行う松戸市は今月、不正に受け取った給付金に加算金も加えた、およそ8220万円の返還を請求しました。

まつど育成会の早坂裕実子常務理事は「制度の解釈を誤っていた。給付費を不正に受け取る結果となってしまい、大変申し訳なく思っている」と話していて、来月中に全額を返還するとしています。

5月19日   NHK


人権考える写真展 ホームレス、障害者、戦争…港区で「生きる。」テーマに

2017年05月21日 15時22分26秒 | 障害者の自立

 一線で活躍する写真家が撮影した難民、障害者、ホームレスらの姿を通じて、人権問題を考える企画展「人権という希望」の第二期展示が二十日から、港区芝二の都人権プラザで始まる。七月一日まで。

 「生きる。」をテーマに、フリーカメラマン高松英昭さんが監修。写真家の橋本弘道さん、松沢コウノスケさん、亀山亮さんらの二百十作品を展示している。

 一九九〇年代初めから都内の路上生活者を追い続ける橋本さんは、路上で寝入ったり、雨をしのぐ姿などを紹介した。松沢さんの作品では、群馬県にある知的障害者施設で、入所者の悩みや苦しみ、笑い、怒りなどを表現している。

 亀山さんは、内戦終結直後の二〇〇四年のアフリカ・リベリアで心を病み両親を殺してしまった元兵士や「学校に行ってみたい」と話す少年の写真を出品した。

 都人権啓発センター専門員の林勝一さん(42)は「一目見て心に深く刻まれる写真ばかり。今を生きる人たちの多様性を感じ、人権意識を育んでほしい」と話した。

 入場無料。午前九時半~午後五時半。日曜休館。七月一日午後二時から、出品写真家らによるトークセッションを予定している。問い合わせは同プラザ=電03(6722)0123=へ。

2017年5月20日   東京新聞


障害者にサポートを 高砂でヘルプカード導入

2017年05月21日 15時12分07秒 | 障害者の自立

 兵庫県高砂市は障害などのため、災害や緊急時に周囲の支援を必要とする人がかばんなどに付けられるタグ「ヘルプマーク」と、個人の医療情報などを書いて携帯できるヘルプカードを市役所の障がい・地域福祉課で配っている。普及を進める市障がい者自立支援協議会は「カードを付けている人が困っていたら声を掛けて」と協力を呼び掛けている。

 タグはゴム製で、長方形の赤地に、白い十字とハートマーク。東京都が2012年から配り始めた。ヘルプマークの使用は23の都府県や市町で広がっている(17年度使用開始見込みを含む)。タグの配布は県内では高砂市が初めてで、カードは加古川、神戸市などが導入している。

 高砂市では、臓器に疾患を抱えている人や、身体・知的・精神障害者らを対象に無料配布する。カードには、名前や緊急連絡先、言葉による意思疎通の可否などを記し、周囲の人に必要な支援や配慮を伝える。障害によって苦手な事や、できない事を書く欄もある。

 同協議会の浜口直哉さん(44)は「マークやタグを持つ人を見掛けたら日常生活でも席を譲るなど気に掛けてほしい」と話した。

 市障がい者自立支援協議会TEL079・240・6720

ヘルプマークとカードを利用している光井千春さん(左)=高砂市阿弥陀町南池、あすなろ学園

2017/5/19  神戸新聞NEXT


施設側、争う姿勢=障害者逸失利益訴訟-東京地裁

2017年05月21日 15時07分09秒 | 障害者の自立

 東京都八王子市の障害者施設に入所していた少年=当時(15)=の事故死をめぐり、将来働いて得られたはずの「逸失利益」を含む約8800万円の損害賠償を両親が施設側に求めた訴訟の第1回口頭弁論が19日、東京地裁(田中秀幸裁判長)で開かれ、施設側は争う姿勢を示した。
 訴状によると、重い知的障害があった松沢和真さんは2015年9月、施設を出て行方不明となり、山中で2カ月後に遺体で発見された。施設側は逸失利益の支払いを認めず、慰謝料2000万円のみを遺族に提示した。
 答弁書で施設側は、事故死の責任は争わないとしたが、逸失利益を含む賠償額について「原告の主張は独自の見解に基づく」と主張した。
 松沢さんの両親は法廷で意見陳述し、「収入や障害の程度で賠償額に差をつけるのは納得できない」と訴えた。

(2017/05/19-18:11) 時事通信


Apple Watchは視覚障害者をどうサポートできるか--知っておきたい便利な使い方

2017年05月21日 14時50分35秒 | 障害者の自立

 Global Accessibility Awareness Day(GAAD)をご存じだろうか。デジタル(ウェブ、ソフトウェア、モバイルなど)のアクセシビリティとさまざまな障害を持つユーザーについて話したり、考えたり、学んだりする日だ。2017年は5月18日が設定されており、第6回目を迎えた。

 この日を受けてアップルは、新たなアクセシビリティのウェブサイトを公開。電動車いすの男性が、森の中でSiriを使ってFaceTimeでコミュニケーションしたり、ハシボソキツツキと交流したりするビデオなども公開している。また、YouTubeのApple Japanチャネルでも動画を公開している。

 また5月18日は、世界各国のApple StoreでiPhoneやiPadに備わっているアクセシビリティを活用するための無料セッションが行われた。通常でも行っているものだが、普段よりもセッションの数を増やしたという。

Apple Storeで学べるアクセシビリティの活用セッション

 一口に障害といっても、目や耳などの身体だけでなく、認識障害、学習障害などさまざまだ。学習への意識を維持するためのiPhoneやiPadを使った学習支援ツールの紹介セッションなどもある。「Today at Apple」から探したり申し込んだりできる。<iframe class="teads-resize" style="height: 0px !important; width: 100% !important; min-height: 0px !important; margin: 0px; display: block !important; border-image: none; padding: 0px !important;"></iframe>

 Apple Ginzaでは、アクセシビリティを学ぶセッション「視覚に障害がある方のためのApple Watchの基本」が行われた。ズーム機能や画面を読み上げる機能「VoiceOver」など、Apple Watchには視覚に障害を持つ人に役立つ技術が組み込まれている。

 ここでは、実際にセッションで学んだいくつかの機能を紹介しよう。なお、Apple WatchのOSは「watchOS 3」以降、iPhoneは「iOS10」以降を使用している。

まずは設定環境を整える

 iPhoneから「Watch」アプリを開き、「一般」-「アクセシビリティ」を開くと、メニューが出てくる。VoiceOverは、ジェスチャーで操作する画面読み上げ機能だ。

 ズーム機能をオンにすると、指でタップしたりデジタルクラウン(リュウズ)を操作して、画面を上下に動かしながら元のサイズの最大15倍まで拡大できる。

 一口に視覚障害といっても、色覚、全盲、弱視、ロービジョンなどさまざまな状態がある。各個人の状態に合わせた設定をしていく必要がある。

 グレイスケールは、色がない画面のほうが見やすい人のためのもの。設定するとすべてに適用され、ホーム画面やアプリケーションなども、モノクロ表示に変わる。

 このほかにも、文字を太くしたり、ホーム画面のアイコンの動きなど、画面の一部の要素がよりシンプルにする「視差効果を減らす」、Apple Watchの背景の透明度を下げることで画面のコントラストを上げて見やすくする「透明度を減らす」といった機能がある。

 Siriは、視覚障害者だけでなく、一般の人も知っておくと便利な機能だ。まずは、iPhoneの「設定」-「Siri」から「“Hey Siri”を許可」をオンにしておく。すると、ホームボタンを押さなくても、「Hey Siri」と呼びかければSiriが起動するようになる。

 iPhoneを伏せておいたり、iPhoneと離れた状態にあってもApple Watchに「Hey Siri」と呼びかけることでSiriが起動する。もしくは、デジタルクラウンを長押しすればSiriが起動する。

 たとえばカップ麺を食べるとき、「Hey siri、3分測って」と話しかけるとタイマーが設定され、席から離れていてもApple Watchが3分たったことを知らせてくれる。

 これを応用して、メッセージの作成や返信、メールの返信などができる。iPhoneなら音声だけでメールを新規作成することも可能だ。

 ちなみに、「何ができるの?」と話しかけると、できることをSiri自身が説明してくれる。

 長めの文章をSiriで入力するときのコツは、句読点をつける場所で一拍おいて話すことだという。そうすることで長い文章も、話ことばも文章もかなりの確度で入力できて使いやすくなるという。

読み上げ機能「VoiceOver」の使い方

 iPhoneから「Watch」アプリを開き、「一般」-「アクセシビリティ」-「VoiceOver」を開いてオンにすると、画面上の項目を読み上げてくれるようになる。

 たとえば、待受画面の状態で時間の部分を1回タップすると時刻を読み上げてくれる。日付をタップすれば、日付を読み上げる──といった具合だ。

 Apple Watchの待受画面をミッキーマウスやミニーマウスにしておくと、通常のSiriとは異なるかわいらしい声で読み上げてくれるので、試してみるといいだろう。

 なお、この機能を利用するにあたり注意しておきたいのは、Apple Watch本体から音が出ることだ。たとえばiPhoneをカバンに収納したままでも、Apple Watchを操作してメールやメッセージを読み上げられるが、周囲に聞こえてしまうのでプライバシーや周囲の状態に注意したい。なお、iPhoneの場合は、イヤホンやヘッドホンなどをしていれば周囲に聞こえることはない。

 VoiceOverは、Siriで簡単にオン/オフを設定可能だ。「VoiceOverをオン」「VoiceOverをオフ」と言えば、その通りに設定してくれる。都度、iPhoneから設定しなおさなくても済むので便利だ。

 また、「VoiceOver」の項目で「Tapicタイム」をオンにしておくと、バイブレーションで時刻を知ることができる。画面全体を一度手で覆い、ディスプレイが暗くなった状態で画面をダブルタップする。すると、時刻を長い振動と短い振動で教えてくれる。

 たとえば11時16分だった場合、長い振動が1回、短い振動が1回で「11時」を表す。続いて長い振動が1回、短い振動が6回で「16分」を表す、といった具合だ。

 少し慣れが必要かもしれないが、何度か経験するうちに分かるようになる。また、分だけを知りたいときは、トリプルタップすると同様の方法で知らせてくれる。

 目に障害を持つ人は、時間の感覚がずれてしまうことがあるという。確認の頻度が高いときは、トリプルタップにするなど、ダブルタップと使い分けることでより便利に使えるようになる。

意外な“iPhoneを探す”の使い方

 Apple Ginzaには、目に障害を持つスタッフがいる。視野が95%欠けている状態でiPhoneやApple Watchを使っているという。今回のセッションでは、リアルな利用者としてさまざまなことを教えてくれた。

 視覚障害を持つ人が、うっかりiPhoneを床に落としてしまうと、どこにあるかすぐに分からず大変なことがある。そんなときに役立つのがApple Watchを操作し、iPhoneから音を出すことでiPhoneを探せる機能だ。

 Apple Watchの画面を下から上へスワイプすると「コントロールセンター」が起動する。バッテリの残量の確認や機内モード、消音といった設定を簡単に行える。

 その中にあるiPhoneマークをタップするとiPhoneがある場所を音で知らせてくれる。ちなみに、長押しするとiPhoneのフラッシュライトを光らせながら同様の音が鳴る。

 なお、自宅の1階と2階など、同じWi-Fiネットワークにいるときは、Bluetoothがつながらない距離でも使える。

 視覚障害者の中には、風呂から上がるときに家族に知らせたり、なにか家で困ったことがあったときの手段としてこの機能を使っている人もいるという。使い方次第で、iPhoneが子機のようにもなる。

 なお、iPhoneとApple Watchが離れているときは、文字版の上に赤いアイコンが表示され「接続されていません」と言われて探せなくなる。逆に言えば、オフィスや店の外に出てこのアイコンが表示されていたら、iPhoneはバッグの中にしまったのではなく、オフィスや店の中に置き忘れてきたと気づける。筆者も自宅や外出先でよく使用する機能だ。

いざというときのために知っておきたい「SOS」

 Apple Watchのサイドボタンを長押しすると、「電源オフ」と並んで「緊急SOS」(メディカルIDを設定していれば3つ)が表示される。緊急時の番号がとっさに浮かばなくても、緊急電話をかけられる。日本では、「警察」「海上保安庁」「火事、救急車、救急」の3つが初期設定で表示され、それらをタップするとかけられるしくみ。

 また、サイドボタンをそのまま押し続けるとカウントダウンが始まり、警告音が鳴り自動的に緊急通報用番号にかかかるという。

 iPhoneの「ヘルスケア」アプリで「メディカルID」を作成すると、緊急連絡先を設定できる。緊急SOSを利用したときに、家族などを設定した相手に利用したというメッセージが通知されるという。

視覚障害に役立つiPhoneアプリ

 このほか、iPhoneアプリで便利なものの一つが、カメラで映した被写体の名前がわかる「Aipoly Vision」という。テキストの読み上げ機能などは有料。

 視覚障害者にとって、食事のとき、口に入れるまでなにか分からないのは怖いことだ。このアプリを使うと、何があるかを読み上げてくれる。目の前のお皿に何が入っているかを確認するときに便利だという。

 試しにMacBookを何度か撮影してみると、「ノートパソコン」「ノートパソコンあるいはエンベロープ(封筒)」と表示された。形から推測するものとしては、意外と正しい判断なのではないかと感じる。

 今回は、主にセッションで紹介された機能やアプリの使い方を紹介してきたが、まださまざまな使い方があるという。Apple Watchは、主に通知ツールとして受け身で使用している人が多いかもしれない。しかし、実は使い方によっては生活をサポートする強力なツールとして利用できるのだ。

 視覚障害者の方が語った「小さい世界でいろいろなことができ、iPhoneを子機のように使える。使ってみたらiPhone持つより人生変わるかな、というぐらい安全になった」と言葉が印象的だった。

2017年05月19日   CNET Japan