ゴエモンのつぶやき

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感覚過敏、悩み共有 松山で発達障害者らが交流会

2018年03月28日 10時38分41秒 | 障害者の自立

 「周りの音がすべて耳に入ってくる」「暑さや寒さを感じにくい」―。発達障害者の中には、光や音などの特定の刺激を過剰に受けたり、反応が著しく鈍くなったりする人がいる。こういった感覚過敏と発達障害の関連性について、当事者らが話し合う交流会が18日、松山市若草町の市総合福祉センターであった。

 【症状学び、改善策議論】

 感覚過敏・鈍麻は五感をはじめ、運動に関わる固有感覚や平衡感覚が敏感または鈍感で、生活に大きな支障が出ている場合を指す。発達障害ならば必ずしも感覚過敏があるとは言えず、感覚過敏があっても発達障害ではないケースもある。特性や症状は千差万別という。

 会は高機能自閉症、アスペルガー症候群などの子どもがいる保護者らでつくるダンボクラブ(田中輝和会長)が主催。当事者の家族や支援者も含めた約30人が四つのグループに分かれ、「感覚過敏・鈍麻で考えられるもの」などのテーマに沿って意見を出し合った。

 参加者が挙げたのは「目から情報を拾いすぎる」「柔らかい素材の服しか着られない」「疲れに気が付かないまま過ごし、突然体調を崩してしまう」といった日々の悩みや不安。周囲に理解してもらえないつらさを吐露する人もいた。改善策の議論では、「刺激に集中しないよう、深呼吸して気持ちを切り替えてみては」などと提案した。

 田中会長による講話もあり、感覚過敏は自分では認識しづらいため、まずはストレスや不安を感じる刺激を把握することが重要と説明。具体的な対応方法として▽刺激を取り除く▽サングラスやマスク、ヘッドホンを使うといった独自のルールを決める▽感覚統合療法を受ける―などを紹介した。

 就労に関しては「一般就労では人事担当者らが感覚過敏を知らなくて当たり前。どうしても合わない時は部署異動やテレワークなどの検討を」とアドバイス。特性や配慮の方法を周囲に伝え、支援者に助けてもらうことも必要だとした上で「自分に合った仕事を見つけてほしい」と語った。

 学習障害(LD)と診断を受けている市内の20代女性は聴覚と味覚が敏感だといい「これまで感覚過敏を学ぶ機会がなかった。対応策を知ることができ、参加して良かった」と話した。

感覚過敏・鈍麻の症状や改善方法を話し合う参加者

2018年3月27日(火)(愛媛新聞)


入所者への傷害容疑で再逮捕の障害者施設職員

2018年03月28日 10時28分57秒 | 障害者の自立

嫌疑不十分で不起訴に 大阪地検堺支部

 大阪地検堺支部は、大阪府和泉市の障害者支援施設「太平」で入所者の男性を骨折させたとして、傷害の疑いで再逮捕された施設職員(26)=別の傷害罪で起訴=を嫌疑不十分で不起訴処分にした。26日付。理由は明らかにしていない。

 大阪府警は、平成28年2月に施設内で当時63歳だった男性を暴行し、あごの骨を折ったとして、今年2月に再逮捕していた。

2018.3.27   産経ニュース


開いた扉・旧優生保護法を問う  法が差別生んだ

2018年03月28日 10時11分39秒 | 障害者の自立

 全身の力をふりしぼり、声を出す。単語をひとつひとつゆっくりとつなぎ、丁寧に伝えようとする。

 生後まもなく脳性まひになり、手足などに重い障害が残った福田文恵さん(57)=富山市=は、思い出すのもつらい10代の体験を詳細に語り始めた。

 富山県内の養護学校に通い、初潮は高校2年の時に迎えた。障害の軽い女性たちは「おめでとう」と言われたが、自分を祝ってくれる職員はいなかった。「生理の始末をできないなら子宮を摘出すれば」。逆に看護師から生涯忘れようのない言葉を投げつけられ、「重度障害者にとって、生理は邪魔なもの」と思った。