ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

的狙いやすい筒に改良 視覚障害者スポーツ吹矢

2019年02月10日 15時28分47秒 | 障害者の自立

 松本市スポーツウエルネス吹矢協会と県工業技術総合センターが、目が不自由でも楽しめるスポーツ吹矢の筒を開発した。同吹矢協会が昨年つくった赤外線センサーを利用した筒の改良版で、的に近づくほど音が大きくなるようにするなど、格段に狙いが付けやすくなったという。

 スポーツ吹矢は筒に込めた矢を息で飛ばして的を狙う競技。松本視覚障害者福祉協会が高齢の視覚障害者のスポーツとして注目し、吹矢協会に用具の制作を依頼していた。

 改良前の用具は、吹矢協会員の竹内明宏さんらが昨年六月頃に完成させた。的の上部に赤外線発光器を、筒に赤外線センサーとブザーを取り付けた。筒が的の中心を向くと音が鳴る。

 ただ、ブザーの音量がほぼ一定のため筒の向きが分かりにくい課題があった。動作を制御する電子基板も縦五センチ、幅七センチと大きく、筒からコードを延ばして接続していたためコードが脚に絡まる恐れもあった。

 改良版は、吹矢協会が用具の開発で元気づくり支援金優良事例に選ばれたのがきっかけ。開発を知った県センターが昨年十二月に改良を打診した。

 県センター環境・情報技術部門の小口京吾さんが手掛けた。的の発光器はそのまま利用し、筒が的の中心に向くに従って音が大きくなるように工夫。ブザーもイヤホンに替え、複数人でも同時に競技しやすくなった。基板も小型化して筒に取り付け、取り回しも向上した。

 発光器と筒に取り付けるセンサーなどは計一万円弱で制作できるという。吹矢協会の鈴木健一会長(71)は「やっと理想の形になって、ありがたい。視覚障害者のスポーツの幅を広げるため、日本スポーツ吹矢協会の公認用具に申請したい」と話した。

改良した筒を構える松本市スポーツウエルネス吹矢協会の鈴木会長

2019年2月9日          中日新聞


障害者スポーツに挑戦 宇和島・三間中の生徒

2019年02月10日 15時03分08秒 | 障害者の自立

ボッチャなど4種目

 障害者スポーツや世代を問わず楽しめるニュースポーツの体験会が5日、宇和島市三間町戸雁の三間町国民体育館であり、隣接する三間中学校の1年生50人が初挑戦の種目に取り組んだ。

 カーリングにヒントを得た「カローリング」、パラリンピック種目の「ボッチャ」、ひもでつないだ2個のボールをはしごに引っかかるように投げる「ラダーゲッター」、「フライングディスク」の計4種目。普及活動を行う県障がい者スポーツ地域コーディネーターの西田千景さんらが講師を務めた。

 西田さんらにルールを教わった生徒たちは順番に種目を体験。カローリングでは、チームに分かれて車輪付きの円盤「ジェットローラー」をポイントゾーンに向けて滑らせ、的への近さで得点を競った。狙いとは違う場所に転がっていくローラーに時折苦笑いを浮かべながらも、友達と声を掛け合いながら夢中になっていた。

 参加した女子生徒は「ローラーの扱いに慣れず的の真ん中に入れるのは難しかったけど、とても楽しいスポーツだと思った」と話していた。

狙いを定めて「カローリング」のジェットローラーを転がす三間中生

2019年2月9日(土)(愛媛新聞)


就労移行支援事業所に通っている障害者ドットコムのライター4人に聞いてみた

2019年02月10日 14時52分44秒 | 障害者の自立

「就労移行支援」というサービスを皆さんはご存知ですか?

就労移行支援とは、主に障害をもつ就職希望者に対して障害にあわせた応募書類作成のサポートや訓練、実習を通して就職活動を支援する福祉サービスです。詳しくは「就労移行支援」で検索するか、コラム「就労移行支援事業所に通ってみて思ったこと〜2018年を振り返って」などを参考にして下さい。

今回は就労移行支援事業所に通所している4名の障害者ドットコムライターにお話を聞いてみました。

質問①自分の障害について思うこと
質問②就職活動への不安
質問③コメント、メッセージ

ヒロシ(双極性障害/20代男性)

①私は自分の障害をハンディキャップだと感じています。気分が良くなったとしても躁なのかどうか常に疑わなければなりませんし、躁でない時は基本的に鬱状態になってしまいます。どれくらいの気分から躁状態なのか線引きが難しいです。躁状態になり、気分がいいからといって良いことばかりというわけでもありません。躁状態は人を傷つけるようなことを言ったり、イライラしたり、最悪警察のお世話になることもあります。というわけで私は躁にも鬱にもメリットが感じられませんでした。 

②配慮が不安です。私は自分でも出来る限り対策していますが、鬱や躁になる可能性があります。働いても配慮がないと長期就労に繋がらないと思います。 

③生きる事は簡単なことではありません。生きているだけで凄いことなのです。みなさん健常者や障害者に限らず生きづらさを感じていると思いますが、なんとか生き延びていきましょう。
   

舞台装置(LD-書字障害・広汎性発達障害/20代男性

①私にとって自身の障害は邪魔な物という認識が強いです。私はLDという障害を持っており、その中でも私の場合、文字を書くことが非常に苦手です。文字を書くことが苦手だという事はあまり理解されません。見た目では分からない為、学校や役所は文字が書けて当然という態度で接してきます。また私の経験上、この特性が有利に働くことはありませんでした。文字が書けないと一般的な学校の勉強にも健常者よりも時間がかかってしまいます。その為、私にとってこの障害は枷でしかありません。唯一この障害で良かった事は障害を通して沢山の人に出会った事です。その出会いは私の人生において最高の宝だと思います。

②まず大きな所では、自身の障害が非常に大きなハンデになるかも知れないという不安があります。そしてもう一つは、自分の将来に対しての漠然とした不安です。前者の不安は就労移行支援のサービスを利用し、支援者の方と一緒に自身の障害がハンデになりにくい仕事を探して行く中で少しずつ薄れてきました。後者の方は残念ながら、このご時世どうにもならないと思います。

③私の短い人生の中で最も役に立ったのは人との繋がりです。20年そこらの蓄積でもこんなにも役に立つのであれば、長く生きればもっと役に立つ物になると思います。ですので皆さんも人との繋がりや周りの人を大切にしてください。きっとそれは、あなたの人生をより良いものにすると思います。 

機械仕掛けのマリオネット(双極性障害/40代男性)

①自分の障害については気分安定薬で落ち着いた症状なっており、仕事の内容によっては武器にもなるかと思っています。ただ、双極性障害はうつ病よりも認知と理解をされているようには思えません。

②必要な配慮と不必要な配慮があり障害者だからといって十把ひとからげの配慮は必要ないと思っています。例えば障害者だからといって単純なルーチンワークばかりを与えられると、会社への満足度が下がるでしょう。そういうところから再び病んでいったりすると思っています。大切なのは必要な合理的配慮を施して頂き、健常者と同じ仕事をさせて頂くのが一番良いと思っています。

③厳しいことを言わせて頂くと、合理的な配慮を履き違えた障害者が散見されることです。障害者の法定雇用率はありますが、障害者のために会社がわざわざ業務を作ったりする義務はありません。合理的な配慮とは何かを改めて考えてみてはいかがでしょうか?

ハイパーアクティブキッド(うつ病・ADHD傾向/40代男性)

①ADHDに関しては今まで個性だと思っていた部分で、周囲の人もそういう認識だったと思います。うつ病に関しては何度も繰り返したことで苦労しましたが、ADHD傾向が背景にあることが大きな原因の一つとある程度分かってたことで、しっかり対策がとれれば良いかと思います。うつ病が精神障害の疾患に該当し、様々な制度を利用するために障害者手帳をいただきましたが、元々自分は健常者という認識だったので、障害者枠の賃金水準など、障害者を取り巻く社会的環境の違いに驚くことが多いです。例えば、会社で眼鏡やコンタクトを利用する方は多いと思いますが、それを理由に雇用条件や人事評価に違いがあったりはしないと思います。「障害」という一括りだけで同じように扱わず、その多様性に目を向けていただきたいです。就労移行支援事業所に通うことで障害を持つ方に出会う機会が増えましたが、それぞれの個性や可能性はまさに千差万別だという事を肌に感じています。

②障害を持っているというイメージが長期的なキャリアキャリア形成にどのように影響するか気になります。配慮を求めすぎるとその反面誰かに負担がかかる事もあると思いますので、自分で取れる対策と助けを求めるバランス感覚を適切に持てるかが心配です。また、自分の傾向を把握し、様々な対策を取ってはいるものの、またうつが再発してしまわないか。してしまった場合にどう被害を最小限に抑えられるか正直心配です。
 
③訪日外国人や外国人雇用など、最近では多様性やダイバーシティという言葉をよく耳にします。その中に障害を持つ方々の多様性も皆様の頭の中に入っているとよりよい社会になっていくのではないかと、願っています。あらゆる立場の人がそれぞれの多様性と能力を発揮させ、全体の経済が潤うことへの根拠として、「比較優位」という経済学の概念が最近気になっています。
これが全てではないですが私はこの概念に少し勇気付けられました。

参考文献

リカードが発見した貿易の大原理 「比較優位」|出世ナビ|NIKKEI STYLE
https://style.nikkei.com

 障害者ドットコムニュース編集部

「福祉をもっとわかりやすく!使いやすく!楽しく!」をモットーに、
障害・病気をもつ方の仕事や暮らしに関する最新ニュースやコラムなどを発信していきます。


スタートランプ活用して 聴覚障害を抱える仙台の生徒訴え「公平な勝負を」

2019年02月10日 14時28分28秒 | 障害者の自立

 聴覚障害を抱えながら陸上競技に励む生徒が、光の色で出走を合図するスタートランプの活用を訴えている。宮城県聴覚支援学校(仙台市)中学部3年の長谷川翔大さん(15)。一般生徒との競走で出遅れた体験を踏まえ、「後輩に同じ思いをさせたくない」と普及に期待する。

 ランプは選手の足元に置いて使用する。赤色が「位置について」、黄色で「よーい」、白色で「スタート」のサイン。ピストルでの合図と連動し、時間差がない。
 ランプは聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」などで使われている。国内では2017年5月に秋田市内で初めて使われた。日本聴覚障害者陸上競技協会が2台を所有している。
 長谷川さんは生まれつき耳がほとんど聞こえず、障害2級の障害者手帳を持つ。角田市の自宅を離れて学校の寮で暮らし、陸上部に所属する。18年には東北地区ろう学校体育大会の男子200メートルで大会新で優勝し、宮城の総合優勝に貢献した。
 健常者との競走ではピストル音が聞こえにくく、不利になることもある。18年6月の仙台市中学校総合体育大会で長谷川さんは100メートルに出場したが、出遅れて悔しい思いをした。
 ランプの存在は、時折指導してもらっている仙台大の職員佐々木琢磨さん(25)から教えてもらった。協会に依頼してランプを借り、翌月あった県中学校総合体育大会で使用してもらった。その結果、長谷川さんは準決勝に進み、100メートルで11秒88の自己ベストを記録した。
 長谷川さんは「周囲がざわざわしていると、補聴器を着けても合図が聞こえない。ランプは見るだけでよくて集中できる」と話し、「頑張っている後輩のためにもランプを使ってほしい」と望む。
 佐々木さんは17年、トルコであったデフリンピックの400メートルリレーで優勝した経験もある。「豊かな国と貧しい国の選手で格差があるため、世界大会では選手が補聴器を着けず、ランプを使っている。同じ条件で勝負するのにランプは必要だ」と強調した。

色で合図を知らせるスタートランプ(日本聴覚障害者陸上競技協会提供)

2019年02月09日          河北新報


愛知県聴覚障害者協会青年部からのPRです

2019年02月10日 14時15分44秒 | 障害者の自立

愛知県聴覚障害者協会青年部からのPRです。
2月17日㈰13時~15時まで、知立市身体障害者センターにて「ボッチャを体験しよう!」というスポーツ企画が開催されます。
興味のある方がいらっしゃいましたら、是非参加してみてください✨
申し込み方法はチラシをご覧下さい。
私ももちろん参加しますので、どうぞよろしくお願い致します!

2019/2/9       中島 竜二 ブログ