ゴエモンのつぶやき

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北海道健誠社、障害者がクリーニング支える

2019年02月13日 14時26分36秒 | 障害者の自立

クリーニング業の北海道健誠社(北海道東神楽町)は訪日外国人客に沸くホテルの需要をつかみ事業を拡大している。人手不足の懸念があるなかで経営を支えているのが、障害を持つ従業員だ。27年前に受け入れを始め、今や工場部門の半数を占める。北海道北部では同社をモデルに、障害者雇用への理解を高めようとする動きが出ている。

「○○君、風邪ひいてないか!」。創業者の瀧野喜市会長は、工場で働く知的障害や耳の聞こえない人たちへ声をかけたり肩をたたいたりコミュニケーションを怠らない。難聴で片目を失明し苦労した父親の教えもあり「誰もが仲良く働ける会社」を目指してきた。

町内にある工場4カ所で働く障害者は現在55人。仕分けや洗濯、出荷などの業務を担う。離職は少なく定着率は90%以上。小児まひを患う重度障害者ながらボイラー技士1級を取得した人もいる。瀧野会長は「黙々と働く彼らに助けられている」と語る。人手不足のなか今後も健常者、障害者をバランスよく採用していく方針だ。

経営理念は「人にも環境にも優しく」。建設廃材や間伐材を原料に木質バイオマスを活用し、ボイラー・発電システムを2007年に導入、工場の全電源をまかなう。大量の熱エネルギーを必要とするクリーニング業で、燃料価格に振り回されなくなった。

こうした経営努力で旭川周辺だけでなく、ニセコ地区や占冠村にあるホテル向けの受注を順調につかんでいる。ベッド周りやタオル、衣類など、契約するホテルや病院は約600件。業績はここ数年、順調に拡大し2019年5月期の売上高は7%増の14億円になる見通しだ。

障害者が支える健誠社の経営は道北で一つのモデルとなりつつある。一般社団法人、北海道中小企業家同友会道北あさひかわ支部(旭川市)は1月下旬、健誠社など旭川周辺にある企業や社会福祉法人、計12事業所を旭川高等支援学校(旭川市)に招き知的、身体障害のある高校1、2年生との交流会を開いた。

健誠社はインターン(就業体験)を希望する高校生向けに会社の概要を説明。保護者や教師を含む約90人が耳を傾けた。「たとえ計算が苦手でも、働く意欲があれば社会に貢献できる。人材を生かせるかは経営者の知恵次第」と瀧野会長は指摘する。

もっとも健誠社のように積極的に障害者を雇用する企業はまだ少ない。同友会あさひかわ支部加盟の約770社のうち、障害者を実際雇っている企業は約15社にとどまる。同支部障がい者就労委員会の亀海聡さんは「会社にとって重い負担になるとの先入観を払拭し、障害者が活躍できる社会への一歩にしたい」と話している。

健誠社は健常者、障害者をバランスよく採用している(北海道東神楽町の工場)

健誠社は健常者、障害者をバランスよく採用している(北海道東神楽町の工場)

2019/2/13       日本経済新聞


グーグルは聴覚障害者向けアプリの提供で、アクセシビリティの向上に挑む

2019年02月13日 14時07分57秒 | 障害者の自立

グーグルが聴覚障害者向けのアプリ2種を公開した。音声をテキスト化したり、音声信号からノイズを除去したりするこれらのアプリ。将来はGPSやGoogleアシスタントとの連動などで進化し、より多くの人たちのアクセシビリティ向上に貢献していく可能性も秘めている。

グーグルがAndroid端末向けに2種類のアプリをリリースした。メールに即座に返信したり、大量にたまった写真の整理ができるわけではないが、グーグルの助けを最も必要としているコミュニティのためにつくられたアプリだ。

「Live Transcribe」と「Sound Amplifier」は、世界で4億6,000万人(地球人口の5パーセント超に相当する)に上る聴覚障害者を対象にしている。Live Transcribeはマイクから拾った周囲の音声をテキスト化してくれるアプリだ。Sound Amplifierでは、音声信号からノイズを除去して、会話を聴き取りやすくすることができる。前者はクラウドベースなので使用するにはネット接続が必要になるが、音声やテキストデータがサーヴァーにアップロードされることはないという。

1月に行われたメディア向けの発表会では、Live Transcribeを使って実際にグーグルのスタッフの発話を文字起こしするデモンストレーションが行われた。また、Sound Amplifierの必要性を理解してもらうために、会場には難聴の状態を体験できるシミュレーターも置かれていた。ヘッドフォンを装着すると聴力が低下するのだが、Sound Amplifierを起動してヴォリュームや周囲の環境音、音声の明確さ、左右の耳のどちらに音を集中させるかといった要素を調整することで、会話の聞こえ方が大きく改善することが体験できた。

音声を文字化する手段に誰でもアクセス可能に

発表会では、1歳のときに聴力を完全に失ったグーグルの研究者ドミトリー・カニエフスキーが、Live Transcribeを使って同僚と普通に会話する様子も紹介された。同僚の発言はリアルタイムで文字情報に変換され、カニエフスキーのスマートフォンの画面に表示されていく(会場の観客からも見えるように、彼の携帯は大きなスクリーンにつながっていた)。

 Live Transcribeは会話の内容すべてを正確に拾えたわけではなかった(カニエフスキーに強いなまりがあることも影響したのかもしれない)。それでも、例えば「唐辛子(chili)」と「肌寒い(chilly)」といった紛らわしい発音の単語を文脈に合わせて聞き分けることはできていた。

カニエフスキーは、会話をリアルタイムで文字情報化するための手段は通常は非常に高価であることを説明した上で、このアプリがあれば文字化を可能にするテクノロジーに誰でも簡単にアクセスできるようになると語った。なお、グーグルはこれらのアプリの開発でワシントンD.C.にある聴覚障害者のための教育機関ギャローデット大学と協力し、定期的にフィードバックを得てきたという。

Sound Amplifierが初公開されたのは昨年5月の開発者向けカンファレンス「Google I/O」だが、どちらのアプリも今後はAndroid端末向けに広く提供される。プロダクトマネージャーのブライアン・ケムラーは、「聴力に問題を抱えるユーザーにまったく新しい環境を用意できると考えています」と話す。「単に機能性が向上するのではなく、アクセシビリティを主目的としたシステムを構築したのです」

いずれも無料で提供

一方で、Live TranscribeもSound AmplifierもスマートフォンのOSに組み込まれた機能ではなく、アプリとしてつくられた。これに関しては、目的が端末内部のシステムではなく、外部世界を対象にしたアクセシビリティである点を念頭に置くべきだろう。

また、いずれのアプリも無料だが、システム要件といった制限はある。Sound AmplifierはOSが最新版の「Android 9 Pie」でないとダウンロードできない。Live Transcribeはグーグルの「Pixel 3」には標準でインストールされているが、それ以外はベータ版での提供となる。また、Live Transcribeはネット接続がないと機能しないが、Sound Amplifierはデヴァイス側で完結しているため、ネットのない環境でも使うことができる。

 

モバイルOSの世界でグーグルの唯一の競合であるアップルは、すでに視覚障害者や聴覚障害者向けにさまざまな機能を採用しており、その大半は「iOS」や「macOS」に標準搭載されている。最高経営責任者(CEO)のティム・クックは過去に、アクセシビリティは「人権の一部」と発言したこともあり、ここからもアップルがいかにこの分野に力を入れているかがわかる。

具体的には、画面の読み上げ機能「VoiceOver」、複数の種類の振動やLEDライトの点滅による着信通知、画面上の仮想ホームボタン「AssistiveTouch」への機能割り当てといったものだ。なお、2010年から提供の始まった「FaceTime」はアクセシビリティの改善を目的に開発された機能ではないが、これを利用すれば手話での“通話”が可能になるため、聴覚障害者コミュニティでは非常に重宝されているという。

環境に応じた自動最適化も可能に?

テキサスA&M大学准教授で、組み込みシステムと信号処理を研究するルーズベヒ・ジャファリは、グーグルの新しいアプリを「非常に優れたアイデア」と評価する。ジャファリは手の形を識別することで手話の自動通訳を可能にするウェアラブルデヴァイスの開発に携わった経歴をもつが、補聴器など聴覚障害者向けの介助器具は多くがボタン電池で稼働しており、スマートフォンのような処理能力はないと指摘する。

「グーグルはエッジコンピューティングと最先端のセンサーを使ったシステムを既存のデヴァイスで実現させたのです。新しいシステムが開発されても、たとえ50ドルでも追加費用は払えないというユーザーはいます。その点、スマートフォンは性能が急速に向上しているだけでなく、普及率も高まっています」

 ジャファリはさらに、こうしたアプリが状況に応じて自動で設定などを最適化できるようになる日も遠くないと予想する。

「(スマートフォンは)GPS機能で位置判断ができます。よく行くスターバックスの店舗でそこに合わせたノイズキャンセリングの設定を1回すれば、次にその店に行ったときはアプリが自動的にその設定を選んでくれるでしょう。これはロケットを飛ばすようなとんでもない技術というわけではありませんが、実現に向けては十分な調整が必要になります」

Sound Amplifierには現時点ではそこまでの機能性はない。「Google アシスタント」ともまだ連携していないため、音声コマンドで操作することもできないが、グーグルのケムラーは「将来的には必ずこうしたことにも挑戦する」と話す。機械学習という点からは難しい課題もあるだろうが、実現すれば、障害者支援を目的に開発されたアプリがさらに便利になるだろう。

2019.02.12        WIRED.jp


知的障害者チーム フューチャーズ本格始動

2019年02月13日 13時44分31秒 | 障害者の自立

鹿児島ユナイテッドの知的障がい者サッカーチーム、フューチャーズが11日、来年の全国障害者スポーツ大会に向け本格始動した。
 初の対外試合を行った鹿児島ユナイテッドフューチャーズ。1対1の同点で迎えた前半終了間際、フューチャーズが鮮やかなゴールで勝ち越す。その後、追いつかれ引き分けとなったが、西眞一総監督は「全国障害者スポーツ大会に結び付けていける期待を持てた試合だった」と前向きに話した。原良田龍彦主将も「かごしま国体で一つでも上を目指し、4年後のカタールのW杯を目指していきたい」と意気込んだ。
 全国障害者スポーツ大会の知的障がい者サッカーは来年10月、霧島市で行われる。

知的障害者チーム フューチャーズ本格始動

2019.02.12       日テレNEWS24


聴覚障害、精神科に入院50年 転機は1人の手話通訳者

2019年02月13日 13時15分20秒 | 障害者の自立

 聴覚障害者に対する差別や偏見で、精神科病院に入院を迫られたとみられる人たちの存在が明らかになってきました。入院中の支えが乏しく孤立し、退院後の行き先も見つからず、人生の大半を病院で過ごした人もいます。専門家は、旧優生保護法の下で障害のある人が不妊手術を強いられた問題とのつながりも指摘します。

 兵庫県洲本市にある特別養護老人ホーム「淡路ふくろうの郷(さと)」。全国でも珍しい聴覚障害のあるお年寄りを積極的に受け入れている施設だ。定員は70人。うち7割の人に聴覚障害がある。職員全員が手話を使うことができる。

手話通じず拘束されたことも

 入居者の竹辺正晴さん(83)は約50年間、精神科の病院にいた。外出もままならなかったが、ふくろうの郷に来て、釣り、海水浴、墓参りもできるようになった。竹辺さんは「みんな友達です」と手話で説明してくれた。

 施設や竹辺さんによると、神戸市に生まれ、ろう学校に通ったのは中学1年まで。15歳で働き始め、靴工場などで働いた。「バカ」と言われたり、障害をののしられたり。「何度もケンカをした」という。傷害事件をきっかけに、20代で精神科のある病院に入った。だが、病院では手話が通じず孤立した。言うことを聞かないと、保護室に1週間入れられたこともある。手足と腰を縛られて、拘束されたという。

写真・図版

自分の生い立ちについて手話で説明する竹辺正晴さん(右)と、話を聞く大矢暹さん

2019年2月12日        朝日新聞


秋葉原で障がい者のための就職・転職フェア『SMILE』3/24開催

2019年02月13日 11時46分36秒 | 障害者の自立

入場無料・入退場自由/20新卒・第2新卒・中途対象

障がい者のための就職・転職フェア「スマイル」事務局は、20新卒・第2新卒・中途を対象とした障がい者のための就職・転職フェア『SMILE』(場所:秋葉原コンベンションホール)を2019年3月24日(日)に開催いたします。

障がい者採用に積極的な企業が集結。様々な企業の採用担当者に仕事内容や障がいの配慮など直接相談できるまたとないチャンス。学生(20新卒)及び転職者向けの採用情報は公式サイトにて一部公開しております。

障がい者のための就職・転職フェア『SMILE

公式サイトhttps://www.smile-fair.com/

公式Twitterhttps://twitter.com/smile_shushoku

■開催概要

日時 : 2019年3月24日(日)12:00~17:00(受付開始11:30/最終受付16:00)

会場 : 秋葉原コンベンションホール

     *電車でお越しの方

      ・JR「秋葉原駅電気街口 徒歩1分

      ・銀座線「末広町駅」1番出口 徒歩3分

      ・日比谷線秋葉原駅」3番出口 徒歩4分

      ・つくばエクスプレス秋葉原駅」A1出口 徒歩3分

     *お車でお越しの方

      ・地下に112台収容の有料駐車場を完備しています。

地図 : http://www.akibahall.jp/data/access.html

対象 : 20新卒・第二新卒・中途、

     障害者手帳をお持ちの方・申請中の方・申請予定の方

持ち物: 履歴書および職務経歴書(推奨)、障害者手帳(お持ちの方)

■おすすめポイント

・入場無料、入退場自由、服装自由

・手話通訳者・要約筆記者が待機。休憩スペース有。

・プロのキャリアコンサルタントによるキャリア相談コーナー設置(相談無料)

・本フェア公式サイトより事前予約の上、当日1ブース以上訪問された方全員に

 QUOカード1,000円分プレゼント

 ※ QUOカードは当日13時15分以降のお渡しとなります。

・当日3ブース以上ご訪問の方には、素敵なプレゼントをご用意!

ぜひ事前予約のうえ、お気軽にお越しください(当日来場も可)。

2019/02/12         アットプレス