ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者スポーツ 支援しよう 強化、海外派遣に活用

2019年02月11日 11時30分11秒 | 障害者の自立

県協会が募金呼び掛け

 長崎県障害者スポーツ協会(土岐達志会長)は、障害者スポーツの普及・強化、パラリンピックなど国際舞台での活躍が期待される選手を支援するための募金活動に取り組んでいる。3月末まで。
 2014年に本県で開かれた全国障害者スポーツ大会「長崎がんばらんば大会」を機に、障害がある人のスポーツを通じた社会参画推進に加え、競技力も向上。昨年12月のJALホノルル・マラソン車いす男子でV6を達成した副島正純(ソシオSOEJIMA)をはじめ、日本パラ陸連の強化育成指定を受ける車いす陸上男子の木村勇聖(県協会)ら、2020年東京パラリンピックを目指す選手も増えてきた。
 強化や海外派遣への助成は同協会の自主財源で補っている。同協会は不足している自主財源を増やそうと、2年前から県共同募金会の制度を活用。この取り組みは今年で3回目となる。
 問い合わせや募金希望者は長崎市茂里町3の24、県障害者スポーツ協会(電095.894.9686)へ。

県障害者スポーツ協会が募金を呼び掛けるチラシ
 
2019/2/10       ©株式会社長崎新聞社

障害者のもどかしさを疑似体験 雇用拡大急務

2019年02月11日 11時14分47秒 | 障害者の自立

山形の市民グループの講座が話題に

 知的障害者や発達障害者が陥りやすい混乱や緊張、もどかしさを知ってもらおうと、山形県の市民グループが作った疑似体験メニューが福祉関係者の間で関心を集めている。結成から約2年半で開いた体験講座は東北を中心に60回以上。中央省庁や自治体の障害者雇用水増し問題を受け、知的障害者らの雇用拡大が急務となる中、グループはさらに受講が広がることを期待している。(山形総局・吉川ルノ)

<メニュー8種>
 疑似体験メニューを作ったのは、県内各地の知的障害者の家族らが2016年7月に結成した「花笠ほーぷ隊」。現在は特別支援学校の職員らも加わり、22人で活動している。
 体験メニューは全8種類。スライドで課題や手順を上映しながら進める。例えばダウン症などで指先の動きが不自由な人の感覚を体験するメニュー。2枚重ねの軍手をはめ、チャック付きビニール袋に入った硬貨を封筒に移すといった課題が設定される。
 高齢者や身体障害者の感覚を疑似体験するメニューでは、視野を狭め、視力を低下させるゴーグルや体を動きにくくする重りなどを装着する方法が普及しているが、知的障害や発達障害に特有の「感じ方」は再現が難しく、一般的な手法は確立されていない。

<理解が不可欠>
 ほーぷ隊の古沢薫代表(58)は「知的障害、発達障害をテーマにした体験講座は珍しく、これまでに社会福祉協議会の研修会などで青森、宮城、埼玉各県で出前講座を開いた」と言う。
 古沢代表の次男(26)は重度の知的障害を伴う自閉症だ。疑似体験メニューが必要な理由について、古沢さんは「知的障害や発達障害の特性は外見上理解しづらい。共生社会の実現には少数の専門家より多数の理解ある市民の存在が不可欠」と説明する。
 昨年発覚した障害者雇用水増し問題を受け、全国の行政機関では身体障害者に限っていた募集対象を知的障害者、精神障害者にも広げる動きが進む。古沢代表は「この機会に一人でも多くの行政職員に体験してほしい」と願っている。

2枚重ねの軍手を両手にはめて手先の不自由さを疑似体験する受講者

2019年02月10日         河北新報


障害者雇用促進法改正へ 公務部門へチェック機能 厚労省の権限を強化

2019年02月11日 11時08分32秒 | 障害者の自立

 中央省庁による障害者雇用水増し問題を受け、政府は障害者雇用促進法の改正案を通常国会に提出する準備を進めている。厚生労働省が他の省庁や自治体に立ち入り調査するなど、チェック機能を強めることや、障害者手帳の写しなど法定雇用率の算出に関わる書類の保存の義務付けなどが盛り込まれる見込みだ。

  水増し問題を巡っては昨年10月22日、第三者検証委員会(委員長・松井巌元福岡高検検事長)による検証結果が報告された。政府は翌23日の関係閣僚会議で、再発防止策や雇用確保策をまとめた「公務部門における障害者雇用に関する基本方針」を決定した。
 
2019年2月10日        毎日新聞

心と心 感性引き出す

2019年02月11日 10時59分26秒 | 障害者の自立

15日から富田林で障害者絵画展

 講師・広海さん「少しでも理解深めて」

  富田林市の社会福祉法人「富翔会(とんしょうかい)」が運営する施設に通所する障害者約20人が15日から、同市本町のきらめきファクトリーで初めて展覧会を開く。女性講師から熱心な指導を受け、障害者は豊かな感性で個性的な絵画を描けるようになった。女性講師は「繊細な感覚を持った障害者の、魂やエネルギーのこもった作品をぜひ見てほしい」と話している。(新田修)

 講師は藤井寺市出身の広海充南子(ひろみみなこ)さん(36)。京都造形芸術大学でデザインを専攻した後、芸術を学ぶために海外留学した。2006年頃、ロンドンで障害者らが制作した優れた芸術「アールブリュット」の展覧会を見て、「こんな枠にとらわれないアートがあるなんて」と衝撃を受けた。

 帰国後、障害者と一緒に制作したいと思い、07年に絵画講師として富翔会の職員になった。障害者に紙とペンを渡し、自由に描いてもらおうとしたが、当初は集中力が続かず、紙に絵を描くことを理解できなかった人もいたという。

 「彼らの心情への理解が足りないのでは」。これまで、障害者と関わったことのなかった広海さんは、そう考え、勉強してヘルパーの資格を取り、障害者のトイレや食事の介助などをして少しずつ信頼関係を構築していった。

 画用紙のほかに、筆圧が強い人には丈夫なベニヤ板の上に描いてもらうようにするなど工夫。広海さんは絵画制作の指導ができるようになった。

 重度の知的障害を持つ田中ますみさん(48)は大きな変化があった一人だ。絵画に取り組み始めると、奇声を発する癖がなくなった。何度も円をなぞって描いたり、曲線を幾重にも重ねたりする作品が魅力で、母の弘子さん(72)は「娘にこんな才能があったとは驚いた」という。

 門田賢一さん(46)は、「ハッピーくん」という独自のキャラクターを描き、障害者アートの作品展で入賞。絵画に没頭するようになると、ほかの人ともめなくなったという。

 今回、広海さんは「多くの人に評価してもらい、達成感を味わってもらうことが彼らの成長につながる」と考え、絵画展を開くことを決定。近年は障害者を虐待する事案などが各地で相次いでおり、広海さんは「絵画展を通して障害者への理解が少しでも深まれば」と期待する。

 午前10時~午後7時(最終日は正午まで)。展示は20日までで、入場無料。

 問い合わせは、富翔会(0721・20・5288)。

02/10      読売新聞


聴覚・言語機能に障害のある人がスムーズに119番 携帯アプリを新年度導入

2019年02月11日 10時52分55秒 | 障害者の自立

 仙台市は新年度、聴覚や言語機能に障害のある人がスムーズに119番できる携帯電話のアプリを導入する。2020年東京五輪・パラリンピックなどを機に、多くの障害者が市を訪れることが予想されるため、円滑で迅速な救急通報に役立てる。
 新年度の一般会計当初予算案に関連経費約696万円を計上した。「救急か火災か」「自宅か外出先か」をアプリ内で選び、自らの位置情報を確認した上で通報する仕組み。チャットで市消防局指令課と連絡でき、言葉が不自由でも症状などを伝えられる。
 10月ごろに導入する予定。アプリをインストールする前に、名前や住所など基本情報の登録が必要となる。通報と同時に市消防局に基本情報や位置情報などが入る。位置情報を基に救急車は現場に向かう。
 総務省消防庁によると、18年6月現在、東北では十和田市や盛岡市、山形市など13の消防本部で同様のシステムを導入している。アプリはこれら自治体でも利用でき、従来型の携帯電話にもインストールできる。
 通報時の多言語対応ができるシステムも4月にも導入する見通し。英語など主要言語で通報があった場合、提携先の電話通訳業者につなぎ、同時通訳してもらう。関連経費約28万円を計上した。
 市は訪日外国人旅行者(インバウンド)の誘致を推進しており、救急通報のバリアフリー(障壁除去)が求められていた。
 市消防局の担当者は「119番は誰にでも使いやすくなければならない。両システムの導入で、障害者や外国人の通報に迅速に応え、現場に向かえることができる」と強調する。

2019年02月10日       河北新報