聴覚に障害がある人とない人が一緒に活動する手話劇団「は~とふる・はんど」(東京都渋谷区)の第18回公演「ふたり・で」が23、24日、三越劇場(東京都中央区日本橋室町1)で行われる。公演には、視覚と聴覚に障害を持つさいたま市のマッサージ師、桜井洋子さん(62)がパートナーの盲導犬「スカイ」(雌8歳)とともに出演する。同劇団によると、現役の盲導犬が舞台に立つのは、世界でも珍しいという。
毎日新聞 2019年2月22日
聴覚に障害がある人とない人が一緒に活動する手話劇団「は~とふる・はんど」(東京都渋谷区)の第18回公演「ふたり・で」が23、24日、三越劇場(東京都中央区日本橋室町1)で行われる。公演には、視覚と聴覚に障害を持つさいたま市のマッサージ師、桜井洋子さん(62)がパートナーの盲導犬「スカイ」(雌8歳)とともに出演する。同劇団によると、現役の盲導犬が舞台に立つのは、世界でも珍しいという。
毎日新聞 2019年2月22日
愛知県安城市で2013年、重度の知的障害があった鶴田早亨(はやと)さん(当時28歳)が障害者支援施設を抜け出して死亡した事故を巡り、遺族が施設を運営する社会福祉法人に約7200万円の賠償を求めた訴訟の判決で、名古屋地裁(末吉幹和裁判長)は22日、施設側に過失はないとして請求を棄却した。遺族側は控訴する方針。
鶴田さんは就労困難だったが遺族側は賠償請求に当たって「命の価値は法の下で平等」と訴え、将来働いて得られたはずの「逸失利益」について、全年齢の男女の平均賃金をベースに算定するよう求めていた。しかし、判決はこの点に関する判断を示さなかった。
判決によると、鶴田さんは13年3月に施設を抜け出し、近くの商業施設で陳列されたドーナツを大量に口に詰め込んで窒息死した。
遺族側は、入所者が中から開けられない扉を開けたままにして、鶴田さんを見ていなかったとして施設側の安全配慮義務違反を主張した。判決は、出入り業者が扉を開けた可能性を指摘し、職員が目を離して、出て行くのに気づかなかったことに過失があったとは言えないと結論づけた。
原告で鶴田さんの兄明日香さん(39)は「ぼうぜんとしている。障害者は(施設から)出て行っても仕方ないと言われたようだ」と憤った。代理人の中谷雄二弁護士は「非常識な判決。入所者の命の安全を守るのは施設の一番の義務」と語った。
毎日新聞 2019年2月22日