ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

死亡3件は聴覚障害者=3種踏切での事故-運輸安全委

2019年02月27日 18時06分35秒 | 障害者の自立

 遮断機のない「第3種踏切」で2014年度以降に起きた死亡事故6件のうち3件は、歩行中の聴覚障害者が列車と衝突していたことが26日、運輸安全委員会の調査で分かった。運輸安全委は列車の接近に気付けなかった可能性を指摘した。

 運輸安全委の報告書によると、JR九州日田彦山線の3種踏切(福岡県川崎町)で14年10月3日、女性=当時(71)=が普通列車にはねられ死亡した。女性は耳が全く聞こえず、警報機が作動中に踏切に進入していた。日傘を差し、つばの広い帽子をかぶっていた上、警報機の点滅が太陽光で反射し見えにくかった可能性があるとされた。

 16年11月10日にはJR東日本小海線(長野県佐久市)で、女性=同(81)=が列車とぶつかり死亡。両耳に聴覚障害があり、事故の約2年前に身体障害者3級の認定を受けていた。当日は麦わら帽子をかぶっていたという。

 松浦鉄道西九州線の踏切(長崎県佐世保市)では17年3月23日、聴覚障害2級の女性=同(67)=がはねられ死亡した。現場では1996年と03年にも歩行者と列車の衝突事故が起きていた。


視覚障害者向け眼鏡が最優秀 四国の独創ビジネスコンテスト

2019年02月27日 17時59分31秒 | 障害者の自立

「四国アライアンス」を構成する地方銀行4行による独創的なビジネスプランを持つ起業家の発掘や事業化支援に向けたコンテストで視覚障害者向け眼鏡を提案した「Raise the Flag」(高松市)が最優秀賞を受賞した。小型カメラで障害物や段差を検知し、音や振動で知らせる眼鏡で東京パラリンピックが開かれる2020年の発売を目指す。

コンテストはアライアンスを構成する阿波銀行百十四銀行伊予銀行四国銀行が共同開催した。四国4県を代表する8プランの中から選んだ。4行では今後、外部機関とも連携し、視覚障害者向け眼鏡の事業化に向けた経営支援を進める。

2019/2/27      日本経済新聞


中・高校生が体験を通じ障害者支援や復興に意欲示す!

2019年02月27日 17時35分56秒 | 障害者の自立

 国際協力機構(JICA、北岡伸一理事長)は23日、東京都新宿区のJICA地球ひろばで、開発途上国の現状や日本との関係について理解を深めるための「国際協力中・高校生エッセイコンテスト」の表彰式を開催した。

 席上、北岡理事長は「持続可能な社会のあり方に向けて、平和や環境の重要性を訴える作品が多かった。引き続き自分のことであると考えて、主体的に活動に参加してほしい」とし、入賞者一人ひとりに賞状を手渡した。続いて脚本家の小山内美江子さん、尾木直樹法政大特任教授、女優でエッセイストの星野知子さんが祝辞と審査講評を述べた。
 最優秀賞のうち、国際協力機構理事長賞・中学生の部の瀬川大地さん(江戸川区立松江第五中学校)は、「海を渡った車いす-外の世界を知らない友達へ」と題して、自ら使わなくなった車いすを海外に送るNPOの活動を通じて交流したタイの子どもの現状を紹介。車いすが届いても学校が遠く、通うのが難しいという状況を知り、「海外の障害児がどうしたら学校に通えるのかを考えるようになった。将来は海外で障害児を助ける仕事に就きたい」と、発展途上国でバリアフリーを広げる活動に意欲を示した。
 同じく高校生の部の齋藤真緒さん(福島工業高等専門学校)は、大地震からの復旧・復興の最中にあるネパールへのボランティア留学の体験を紹介。「現地に行き、現地の人たちの声を聞かなければ気づけなかった」と、“行動すること”の重要性を認識したとし、故郷・大熊町の復興に向けた取り組みとして、地元の建物に絵を描くボランティアなどを紹介。「これから生きていく中で、常に外の世界へ動き出したい」との決意表明を語った。

建設通信新聞        2月27日


障害者アスリートの魅力伝える 函館で写真展

2019年02月27日 16時55分52秒 | 障害者の自立

 病気やけがを乗り越えて競技に打ち込む障害者アスリートたち。その魅力を伝える「障害のあるアスリート写真展」が北海道函館市で開かれている。細くなった脚、義足、術後の傷……。ハンディと思われがちな障害が、レンズを通して力強さを放っている。

 撮影したのは、札幌市を拠点に活動する写真家の佐々木育弥さん(34)。「多様な個性を認め、支え合っていく社会を願い、あえて障害を可視化した」

 紹介しているのは、フィギュアスケートやクロスカントリー、ブラインドサッカー、陸上競技、ウィルチェアーラグビーフェンシングなどで活躍する10人のアスリート。それぞれ、ポートレート、競技道具、道具を持った姿、障害の部位の4枚をセットにして展示。障害をもった時期や理由、スポーツとの出会いや夢なども紹介している。

 ノルディックスキーの新田のんのさん(22)は、先天性小児がんにより両下肢機能障害となった。雪上で自由に動けることに魅せられ、スキーの世界へ。昨冬は平昌パラリンピックに初出場を果たした。座ったままで滑るシットスキーを子どもたちにも広めていきたいと夢を抱く。

 パラクライミングの猪飼嘉司さん(49)はオートバイ事故で脊髄(せきずい)を損傷し、下半身まひに。クライミングに興味はあったが、「自分の障害では厳しい」と遠ざけていた。それでも、高さ15メートルのクライミングウォールを目にしてから、登りたいという衝動が抑えきれず、挑戦を始めた。

 写真はいずれもカラーだが、白黒フィルムにこだわったポートレート写真にも取り組む佐々木さんは「今回も、モノクロと同じ効果をねらった」という。アスリートの鍛え抜いた筋肉美や、競技と向き合う真剣な表情をより鮮明に浮かび上がらせるため、背景を黒くし、被写体には黒い布をまとってもらった。

 佐々木さんは「わたし自身、障害者スポーツにネガティブな先入観を持っていたが、今回の撮影で選手の強さや鋭さを写し取ることができた」と話す。

 障害者アスリートの撮影をコーディネートしたボランティア団体事務局の鹿野牧子さん(46)は、来年2月に北海道で開かれる知的障害者たちの「スペシャルオリンピックス」冬季全国大会もPR。「写真をきっかけに、障害者と健常者の心のバリアフリーが進んでほしい」と来場を呼びかけている。

写真・図版

障害者アスリートの魅力を伝える写真展

 写真展は函館市本町のシエスタハコダテ3階で、3月8日まで。入場無料。

2019年2月27日         朝日新聞社


千葉でパラリンピック委員会・高橋秀文氏講演

2019年02月27日 16時48分49秒 | 障害者の自立

「障害者スポーツ」言葉なくしたい

■共生社会の実現訴える

 2020東京五輪・パラリンピックを控え、千葉市中央区で26日、パラスポーツへの理解を深めようと、日本パラリンピック委員会の高橋秀文副委員長が「『共生社会』実現への道」と題して講演を行った。

 高橋氏は東京ガス入社後、平成27年4月に日本障がい者スポーツ協会常務理事・日本パラリンピック委員会副委員長に就任した。

 講演ではパラスポーツの基本理念や意義、競技などを紹介。パラスポーツについて「障害者スポーツという言葉をできるだけなくしたい。何か暗い感じがする。パラリンピックの世界は全く違う。もう一つのスポーツだ」と語った。

 さらに「障害の有無や男女、年齢、国籍に関係なく、みんなが一人一人、個性を発揮して生き生きと生きられる社会が共生社会だ。障害も1つの個性であり、『みんな違って、みんないい社会』を続けていかなければならない」と強調。講演の最後に「2の22乗」という言葉を掲げ、「1人が2人にパラリンピックを見に行こうと伝え、22回繰り返せれば419万人になり、全競技会場が間違いなく満員になる」と訴えた。

2019.2.27      産経ニュース