悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

062 草も木も雪に

2005-09-21 05:10:00 | 新古今集

 地球温暖化の気配もない時代だから、雪が降るといったら、だいたいは豪雪と考えていい。空気もきれいだし、嗅覚も、現代人とは比較にならないくらい鋭かった。そういう状況を想像しながら、かすかな春へのいざないを読む。
【略注】○まがへたる=(紛ふ)見間違えるほどの。
    ○雪もよに=雪の中に。「もよ」は希用らしく、「源氏物語」に用例を見る程度とか。
    「も」「よ」ともに感動助詞か、と小学版の注。
    ○源通具=悠 051 (09月05日条)既出。


短歌写真042 バルトロの

2005-09-21 05:05:00 | 短歌写真

 世界第二の高峰はK2。8611m。その裾からバルトロ氷河 the Baltoro Glacier が伸びる。1954年にイタリア隊が初登頂してからは、長いあいだ誰も寄せ付けなかったが、ついに77年、日本隊が登頂に成功した。そのときの記録映画、「白き氷河の果てに」を、美術館の隣の文学館で見た。静かな感動の初見。
 この写真は文学館入口の水場。右下の角錐が山を表意している。