070 幼子を偲ぶ 2005-09-30 04:05:00 | 新古今集 詞書に、「秋のころ、をさなき子に後れたる人に」とあって、幼い子を亡くした人への慰めの歌である。幼児の詠い込みは初。【略注】○別れけんなごりの=(幼いわが子を)亡くして、悲しい涙が残っている。 ○置きや添ふらん=(顔の涙に)置き添えるかのような。 ○藤原賢子(けんし)=山城守宣孝と紫式部の娘。大弐三位が通用。
短歌写真2005-0930 涼秋の 2005-09-30 04:00:00 | 短歌写真 尾瀬の至仏山(2228m、写真右)。一昨年のこのころの撮影。夜のうちの下界の雨が、朝の至仏では初雪になっていた。遥かな尾瀬は、銀座並み。でもそれは夏のこと。ちょっと時期をはずすと、かなり快適だ。 読み:薄衣=うすぎぬ。