悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

100 お言葉が少なく

2005-11-09 05:15:00 | 新古今集

 私の依拠本では「題知らず」だが、西本願寺本『伊勢集』には、「人[男]の返事せざりければ、楓を折りて、時雨のする日」の詞書がある。(小学版) 初めのうちは熱心に文を寄越してくれ、自分も丁寧に返し文をしていた。それなのに、しだいに男からの便りが間遠になり、文章も通り一遍のものになって、言葉数も少なくなった。もしや心変わりでは? せめてこの楓を眺めて、心「変えで」あらまほし・・・。というのが、悠山人の解釈。どの歌もそうだが、どうあがいても原歌の格調には、遥かに及ばない。
 ひらかなy100:おことばが すくなくなって しぐれまで
          よそよそしくて さびしくなるわ
 ひらかなs1241:ことのはの うつろふだにも あるものを
          いとどしぐれの ふりまさるらん

旋頭歌写真002 やうやうに

2005-11-09 05:10:00 | 旋頭歌写真
2005-1109-yss002
やうやうに百歌を詠み気も冽らかに
空晴れてかのコクリコの店に食せる   悠山人

○旋頭歌写真、詠む。
○約四か月半で、千二百首余り。そのなかから、気ままに選んだ百首。ほぼ同時進行で、文字どおり「曲り形(なり)にも」、読み詠み進んで来た。自身と読者と goo に乾杯!
【写真】実写を上下にコピー。35階のフランス料理店で。

□やうやうに
 ももうたをよみ きもきよらかに
  そらはれて かのコクリコの みせにしょくせる