悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

紫式部集053 わが身さえ

2006-06-06 06:25:00 | 紫式部集
2006-0606-yms053
わが身さえ果敢ない命と知りながら
さらに哀れな朝顔と露   悠山人

○紫式部集、詠む。
○略注=このごろ、疫病で死ぬ人が多い、と詞書。人の命のはかなさは、十分に分かっている。でも、朝顔と露が争って消えるのを見ると、いっそうせつない。
 ¶消えぬま(間)=命のあるあいだ。
□紫053:きえぬまの みをもしるしる あさがほの
      つゆとあらそふ よをなげくかな
□悠053:わがみさえ はかないいのちと しりながら
      さらにあわれな あさがおとつゆ
☆秋霜烈日追記(image101金鶏草(05月23日)の記事関連)。朝日新聞・人脈記は「秋霜烈日のバッジ」シリーズを連載中。

短歌写真163 平らけき

2006-06-06 00:20:00 | 短歌写真

2006-0606-yts163
平らけき下総行けば梅雨前に
早や美しき扶桑花の見ゆ  悠山人

○短歌写真、詠む。
○通称は英語訛りのハイビスカス。中国では扶桑花
。朱槿.。日本で訛って仏桑花(華)。
□たひらけき しもふさゆけば つゆまへに
  はやうるはしき ふさうくゎのみゆ
*now streaming : Artist=The Burney Ensemble|Track=BACH - Sonata in G*
 http://65.19.173.132:4086