2006-0621-yms065
遺されたふで跡などを読むほどに
永らえる人はいないのですよ 悠山人
○紫式部集、詠む。
○略注=題詞はない。平王クは、前歌からの贈答相手を、<『新古今集』詞書では「ゆかりなる人」とあることから、小少将の君の従兄と結婚した藤原為盛女ではないか>、との説を紹介する。平王ク歌番号127。
¶かつは=それなのに。他方では。on the other hand。
□紫065:たれかよに ながらへてみむ かきとめし
あとはきえせぬ かたみなれども
□悠065:のこされた ふであとなどを よむほどに
ながらえるひとは いないのですよ
遺されたふで跡などを読むほどに
永らえる人はいないのですよ 悠山人
○紫式部集、詠む。
○略注=題詞はない。平王クは、前歌からの贈答相手を、<『新古今集』詞書では「ゆかりなる人」とあることから、小少将の君の従兄と結婚した藤原為盛女ではないか>、との説を紹介する。平王ク歌番号127。
¶かつは=それなのに。他方では。on the other hand。
□紫065:たれかよに ながらへてみむ かきとめし
あとはきえせぬ かたみなれども
□悠065:のこされた ふであとなどを よむほどに
ながらえるひとは いないのですよ