ジグソーパズル jigsaw puzzle

神楽木 晴(かぐらぎ ハルト) は
部屋で
執事の小林と
ジグソーパズルを組み立てる
パズルの絵は 確か
めぐりん(西留めぐみ) だった

ハルトは 確か
久し振りと言っていたから
少年の頃は 親や小林たちと
楽しく組み立てていたのではないか

そのパネルやピースを見て
私は ずっと昔のことなど
いろいろ思い出した

娘たちが まだ家にいた頃
いつの頃からかは不明だが
家族四人で
ジグソーパズルを作っていた

仕事からの帰宅後
あるいは 休みの日など
4人で あるいは 3人で
あれこれ工夫しながら
少しずつパネルを埋めていった

広いパネルや中位のパネル
10日間から１ヶ月間など
要した時間は様々だけど
出来上がった時は
本当にうれしかったなあ

ただ それらのパネルは
震災後 引っ越し先には
掲示するスペースもないし
子どもたちも 別に
要望もしなかったので
私は
ちょっぴり残念だったけど
一枚を残して 全て処分した

(2016.9.13 以前住んでいた部屋)
私にとって このジグソーパズルは
私ら家族が 前の家で
楽しく過ごした証でもある

Ps2018.5.29
今夜のTVドラマ「花のち晴れ」を見て

子どもたちが 大学に進学した後は
私は 仕事がらみで 7,8年間
B5 のパネルを 作ったりした

真竹(マダケ) のタケノコ

タケノコ掘りは
こちらでは
ゴールデンウィーク頃に終わる

だから
春先から初夏にかけて
掘りたてのタケノコを買い
タケノコ料理を美味しくいただく

ところが
今日 縁側を見たら
タケノコが 三本置いてある

モウソウチクの筍ではない

真竹(マダケ) のタケノコだ

懐かしさが湧いてきた

実家に住んでいた頃
我ら兄弟が
歩いて15分位の畑に
真竹が沢山生えていて
毎年 筍が顔を出し
日毎にグングン伸びていた

筍を何本か折り取ると
紐でくくって担いで帰った

母に渡すと
さっそく真竹の筍料理を
作ってくれた

筍の味噌炒めで
故郷では
ひこずりと言っているが
竹の香りと
身のシャキシャキ感が
好きで 家族みんなで
たくさん食べた

ひこずりを作ってくれた母も
3年前に亡くなったが
今日 真竹を見て
五月の終わりの頃を
懐かしく想い出した

今も あの畑には
真竹の筍が
きっとニョキニョキと
何本も伸びていることだろう

Ps2018.5.28