梔子(クチナシ)の花
( 公園に咲くクチナシの花 6/8 )
散歩で立ち寄る公園で
白い花が目についた
あぁ、クチナシの花だな
自転車置いて
マスクを外して近づくと
甘いほのかな香りがしてくる
強すぎず 弱すぎず
自己主張は控えめで
優しく甘い香りを
あたりに漂わせる梔子(クチナシ)
わりと大きめの花だが
グチャとしていて
八重のような少し厚めの花びら
梅雨の合間の青空の中
真白く柔らかい花を
ひっそりと開いて
互いを引き立たせる
クチナシは
梔子とか口無しとか書く
その謂れは
果実が熟しても割れないことから
「口無し」が転じて名付けられた
とも言われているそうだ
梔子は
秋に黄紅色の果実をつけ その実は
染料や料理の色付けなどに使われ
生薬の「山梔子(さんさし)」として
薬用にも活用されているそうだ
(飲食店「庄屋」のカレンダーから)
公園の隅に花咲く梔子は
曇り空でも白く浮き出て
白川の蛙 🐸
隅にいて俯きながらも
梔子と知る白と香りで
ps 2021.6.8 草案 6.13 草稿
控えめな自己主張
その香りは 仄かに甘く
真白き花も やや俯き加減に
くしゃしくゃと
可憐で清楚な花 クチナシ
さながら 大和撫子の仲間か
ここまで書いて
渡哲也(さん)の歌
「くちなしの花」を思い出した
作詞は 水木かおる
作曲は 遠藤実
先程ネットで聞いて
懐かしかった
昔の恋人を慕う哀切な歌だった
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